ロシアW杯【9日目】〜モスクワ1日観光〜
こんにちは。タッキーです。
遅くなってしまい本当に申し訳ないです。
帰国してから時間が経ってしまい、もはやW杯が終わってしまいましたが、過去を辿りつつ書いていきます。
今回の旅で基本的にどんな環境でも生きていけることがわかりましたが、相変わらず「胃袋だけは鎖国主義」のロシア旅行9日目です。ずっと下痢だった…
今回は6月26日のことについてです。
⚫️モスクワ観光
今回最長の30時間の寝台列車の旅とワールドクラスに優しかったロシア人の同乗者2人に別れを告げ、早朝のモスクワへとやって来ました。
この日は試合も何もく中日となる中継点で、今回の旅の中で唯一モスクワを丸一日観光できる日です。初日は時間なくてなんだかんだ観光らしい観光はできなかったので…。
おそらく最も多くの写真を撮ったのもこの日だと思います。
ということでカザンスキー駅に到着。初日にすでに一度来たことはあるので周辺の環境はなんとなく把握済み。
次の目的地、ヴォルゴグラードへの出発駅もこの駅なので、結局ココに戻ってこなくてはなりません。ということで、今回なんとカザンスキー駅内にあるホテルを予約しました。本当に乗り場まで目と鼻の先です。自分でいうのもアレですが、ここだけは本当に「俺やるじゃん!」と思いました。
ホテルに一度行きいろいろ確認したところ、チェックインは14時からとのことでした。一回シャワー浴びたかったけどまあそれはしゃあないということでとりあえず荷物だけ預けて観光しに行くことに。
それにしても、このホテルの受付が僕がロシア今まで見た中でも一番と言ってもいいレベルの超塩対応でした(笑)。僕は基本そういうのに対してなんとも思いませんが、心配になるレベルの愛想のなさでした(笑)。
荷物を預ける場所も、「じゃあここどうぞ」と中まで通されたのは受付のすぐ横の会議室みたいな普通の部屋でした(鍵閉まってない)。おいおい大丈夫なのかこれと思いましたがまあ仕方なく預けました(笑)。まず僕が普通に入れる時点でおかしいと思うのですが…。
まあそれは忘れて気を取り直して、楽しみだったモスクワ観光の始まり始まりです。
とりあえずめちゃ腹減ってたので、駅構内のどこにでもありそうなファストフード店的な店で腹ごしらえです。なんだかなんだ初めてボルシチを食べます。
地元のロシア人に聞いたら「え?あそこのボルシチ食べたの?あんなの本当のボルシチとは言わないよ(笑)」と言われそうな感じですが、そういうもんでも日本から来た僕からしたらウマいと思うもんです。今度から富士そばで美味しそうにソバを食べる外国人は馬鹿にできません。いやその光景見たことないけど。というより富士そばはウマい。
余談が多くなりすぎましたが、今回はせっかくモスクワにきたということで、初めてメトロに乗ることに。
とりあえず「赤の広場」の最寄駅、「チアトラリナヤ駅」まで行くことにします。
券売機でチケットを買います。日本と違って距離は関係なく値段は一律一回分55ルーブルで、「一回券」「二回券」…「一日券」という乗る回数に応じて値段が変わる買い方です。二回券なら110ルーブルということですね。非常にわかりやすくてありがたかったです。
今回は何回か乗るかなあと思ってせっかくなので一日券を買いました。それでも210ルーブルです。安い。あとどうでもいいけど手がすごい乾燥してる。
あとエスカレーターが相当長いです。どうやらこれはサンクト・ペテルブルクなどのメトロでも同じようです。
⚫️「赤の広場」到着
ということで着きました。赤の広場です。目の前にはこんなモニュメントが。場所的にもおそらくここが最も多くの記念写真が撮られたモニュメントだと思います。とりあえず景気づけに一発撮りました。
W杯のこの時期だけなのかはわかりませんが、入り口で厳しい持ち物チェックが行われています。
ここがモスクワのかの有名な赤の広場です。この僕でさえも、ボリショイ劇場とともに名前だけは知っていたほどの有名な観光地です。
頭の悪い感想ですが、思ったより赤いし、何よりめちゃめちゃ広いです。
こっちにきて思ったことの一つなんですが、いろんなところにやたら〝広場〟が多いです。そしてそれの一つ一つがやたら広いです。さすがロシア。
そのため、今回のような世界規模のイベントが行われた際、多くの人を受け入れる場所が必要であったり、大規模な特設会場を作る必要があったとしても、なんの問題もなさそうです。
人の多さの割に道が狭くてゴミゴミしている日本は、どうやってオリンピックの時に世界中からやってくる多くの人たちを受け入れるんだろう…と率直に思ってしまいました。
まあそれはさておき、赤の広場、定番の観光地ですが本当に美しいです。絵画のようです。ここであれば、どんな人が撮っても美しい写真を撮ることができると思いました。
なんだか面白そうな集団がいました。これがいわゆるコサックダンス…!
こちらが赤の広場内にある「聖ワシリイ聖堂」です。僕個人的にこの建物大好きです。この毒々しい色使いがたまらないです。目に入る景色は「どれだけ綺麗か」より、「どれだけ独創的か」の方が僕にとっての琴線に触れるかどうかのポイントです。
ただ中には入りませんでした。すごい行列でしたし、ここまで「大聖堂」と言われるものの内部にいくつか入ってきましたが、大体中は同じだったように感じたので、それよりクレムリンの中に入りたいと思いました。
やはりモスクワ一番の観光地とだけあって、いろいろな国の方々が歩き回ってました。
その日モスクワで試合が行われるフランス代表とデンマーク代表のサポーターを中心に、ブラジル代表、コロンビア代表、ドイツ代表、アルゼンチン代表、そして激レアなアイスランド代表のサポーターまで…。
手っ取り早くいろんな国のサポーターに会いたいなら、ここにくるのが一番だと思います。
一通りぐるっと赤の広場を回った後、「レーニン廟」を見に行きました。これは、あのロシアの革命家、ウラジミール・レーニンの霊廟です。
と知ったかぶったのですが、最初はとりあえず「クレムリンの中に入ろ〜」と思って、赤の広場のはしっこにあった行列に並んでみただけで、それをレーニン廟だとは思ってませんでした。
というかそもそも最初はどれが「赤の広場」で、どれが「聖ワシリイ大聖堂」でどれが「クレムリン」なのかも全然わかってませんでした…。
それにしてもすごい行列でした。1時間くらい並んだかな?入り口でまた持ち物検査が行われました。ここに入ってくる時もしたのに(泣)。
ずっと「クレムリンの中に入れる行列だろう」と思ってワクワクしながら並び続け、いざ順番がきて中へ案内されるとレーニンの綺麗な遺体が突然現れたのでビックリでした。ただ、それを見ようと思って来たわけではなかったぶんむしろインパクトは特大でした。
レーニン廟へと続く道には、これまでのロシアに関わる多くの偉人の墓らしきものがたくさんありました。
中は本当に荘厳な空気で、写真を撮るどころか喋ることさえも許されないほどでした。すぐ外の赤の広場の多国籍な賑やかさがウソのように「しん…」としており、ヒンヤリとしていてどこか恐怖さえ感じる空気感でした。
間違いなく僕が今回訪れた場所の中で最も緊張を感じた空間です。
そんな中奥へ進められると、約100年前に亡くなったとは思えない、信じられないほど綺麗な状態のレーニンが真ん中に眠っていました。
もちろん写真はありませんが、様々な国から来た人たちがそれを驚きと感嘆の目で見ていました。
レーニン廟はその建物だけなので、あっという間に外に出ました。順路を進められると普通にまた赤の広場に出て、そこから次はクレムリン内部へ入れると思っていた僕は「ありゃ?これで終わり?」と思ってしまいました。
切り替えて今度はクレムリンの入り口を探して赤の広場を脱出します。その途中、トイレに行こうと思ったらめちゃめちゃ可愛い光景に遭遇してしまいました…。
天使かよ…。
赤の広場を出て、警備員に教えられたクレムリンの入り口の方角へ行くと、その日フランスとグループF首位決戦を行うデンマークサポーターが大集結し、決起集会を行ってました。
みんなでビール片手に街中に響き渡るほどの大声でチャントを歌っていたのですが、すごい迫力でした。こういう光景が普通に街中で見られるのも、W杯ならではだと思います。
この光景をみた時の感覚と嬉しさは今でも手にとるように思い出せますし、ロシアでの「忘れられない光景」ベスト4に入るほどの心に残るものでした。
近くの広場には、このようなモニュメントがたくさんありました。今回の開催都市や歴代優勝国についてですね。イタリア…涙
近くの階段を下ると、こんな綺麗な光景が。馬の銅像と噴水です。街中の一場面を切りとった光景がいちいち綺麗です。今回の旅は、まあまあ良いカメラ持ってきていて良かったと実感する場面が多かったです。ここでフランスサポーターのおじちゃんに声をかけられて写真を撮りました。
近くにあったジェラート屋さんでジェラートを買って食べながらブラブラします。個人的にこの辺の雰囲気はすごく好きでした。天気が良かったのも幸運です。あと手が乾燥しています。
この辺りは目の前の光景も全て綺麗で人も多く賑やかで、「天気の良い休日」感 があり、本当にお気に入りの場所でした。またロシアに来たとしても訪れたいです。その時も天気が良ければいいなあ。
突然激しい眠気に襲われ、このあと1時間くらい芝生で休憩しました。
めちゃめちゃ気持ちよくてそのまま夜まで寝ていたくなりましたが、クレムリンの中に入ろうと思っていたことを思い出し、重い腰をあげました。
入り口は分かったもののチケット売り場がわからなく、しばらく歩き回っていましたが、たまたま出会った親切な日本人の夫婦の方に教えていただき、無事チケットを購入できました。
⚫️クレムリン内部へ
いざクレムリン内部へ。
想像していたものと違い、 中はかなり広く、まるで一つの街のような広さでした。
いたるところに武器の展示物があり、アーセナルファンからすればたまらない感じでした。特に2枚目(笑)。
フォトスポットにもなっている、超巨大な砲台です。
正面に構えていた獅子はなぜか「FXで5000万溶かした」みたいな顔をしていました。
中には大きな広場を中心にいくつかの大聖堂がドンと構えており、今まで見たことないような光景が広がっていました。(逆光で暗かったため明度を上げたらなんかすごい感じの写真になってしまったことは秘密です)。
ここには様々な形の大聖堂が集まっていました。
細長い大聖堂です。
面白い形をした大聖堂です。
スタンダードな大聖堂です。
「文化」です。
もちろんできる限り建物の内部には入りました。というのも、どうやらチケットには何種類かあって、僕が買ったのは一部入ることのできない建物もあるチケットでした。
後から確認したのですが、全ての建物に入るチケットを買うための場所にはとんでもない行列が並んでいました。ただそこまで長時間回るわけでもないですし、僕的にはこのチケットでちょうど良かったです。ちなみにチケット販売所の12番に並んで買いました。
たまらない雰囲気です。
ここにも人が集まっていたのですが、どうやら超巨大な鐘の一部分がゴソっと外れていてフォトスポット化しているようです。なんだかよくわからないけどすげえ…。
かなりの時間が経過したので、外に出るためにクレムリン内を歩き始めます。本当に綺麗な道です。
ということで赤の広場に戻りました。まさかここだけでこんなに時間を使うとは思いませんでした。
⚫️さよなら赤の広場
夕方の聖ワシリイ大聖堂をパシャっと撮った後、暑さからの疲れと空腹により「もう歩きたくないマン」になっていたので、とりあえず早めの晩御飯を食べることにして赤の広場を脱出しました。
予め調べておいて行こうと思っていたお店があったので、そこに向かい歩き始めます。
1日目に歩いて感動したあの通り(名前がわからない)を再び歩いていきます。相変わらず賑やか。
そのお店までかなりの距離があったのですが、ご存知の通りこの時の僕は「もう一歩も歩きたくないマン」になっていたので、結局ふと目に留まった近場のお店で食べることにしました。コロナビールがうまい!!
今回食べたものはこちらです。おいしいサラダにどうやらボルシチではなさそうなスープ、そしてロシアの水餃子・ペリメニです。あれ?よく考えたらこの前エカテリンブルクで食べたやつペリメニじゃなかった…?あれはなんだったんだ…。
それはともかくペリメニ美味しすぎてロシアにいる間ことあるごとに食べてました。
最後に食べたこのロールキャベツのようなものもめっちゃ美味しかったです。何食べても美味いし、意外と日本人の舌にあってるのかな?
朝から観光していてこの後もう何もする気が起きなかったので、メトロに乗ってホテルまで戻りました。どうでもいいですが、このホテル受付から部屋まで異常に距離があり、このまま牢獄に連れていかれるのかと思いました。
中はめっちゃ綺麗でいい部屋でした!ただなぜかエカテリンブルクのホテルが恋しくなる…(笑)。あのアットホーム感…。
とまあこんな感じでシャワー浴びた後ビール飲みながらアルゼンチンvsナイジェリア観てたら案の定終了間際のロホの「お前なんでそこにいんだ!?」的な劇的ゴールを見逃しました!今回の最大の敵はいつだって眠気です!
次はヴォルゴグラードへ向かう寝台列車に揺られる10日目のことを書きます。遅くなってるのにここまで付き合っていただきありがとうございます。最後までちゃんと書きます。
人並みの言葉だけど…
「よくやった」「十分頑張った」なんて今の日本代表には言うべきではないのかもしれません。
ベスト8より上に行くことが目標だったのだと思うし、それに値したチームだと思います。
世界3位のベルギーの本気の本気を引き出し、あと一歩のところまで追い詰めたことが何よりの証拠です。
今回は今までより近い席だったので、コンパニの鬼の形相、ルカクの拳を何度も地面に叩きつけながら喜ぶ姿、プレミアでは見たことないようなデ・ブライネの緊張が解けた後のはしゃぐ姿。全部この目で見ました。
勝ち負けが全ての世界なので、もちろん結果を検証しなければなりません。ベスト8に値したチームだったと考えるのならば、「何が足りなくて、どうすればよかった」のかを4年後に向けて考えなければなりません。
でも一旦それは後にして、伝えたいです。
本当に人並みの言葉で申し訳ないです。安っぽいし、もうすでにニュースやネットで何度も見た言葉だと思います。
でも、とりあえず今は、どれだけ心の中を探っても、「ありがとう」という気持ちしか出てこないです。
目の前で起きていることを観て、こんなに胸が熱くなったのは産まれて初めてです。こんなに感情が高ぶったのは初めてです。こんなに誰かの努力に夢を託したのは初めてです。
あの90分間ずっと夢を見ているような感覚でした。日本がベスト8に行く瞬間を見られるかもしれない。それを目の前で見た、歴史の証人になれるかもしれない。
日本の素晴らしい2ゴールの瞬間は、隣の席の日本から来たブラジル人、目の前の席の試合を楽しみにきたロシア人、後ろの席の見ず知らずの日本人。みんなで抱き合って喜びました。
「お互い共通の好きなものがある」たったそれだけでこんなに心を通わせることができるなんて思いませんでした。
そして、遠いロシアの地で、人生で忘れられないような、かけがえのないこんな経験ができるとは夢にも思ってませんでした。
こんな人生で初めての感情、初めての経験を与えてくれたのは紛れもない、ピッチ上にいた日本代表のメンバーの面々です。
ありがとう。そしてまた4年後!
その時は僕らも昨日をもっと超えるような声援を送りたいと思っています!
そしてまだロシアの旅はわずかに残っているので、精一杯楽しんできます!
ロシアW杯【8日目】〜知っとこ!ロシアの朝ごはん〜
こんにちは。たっきーです。
「これはさすがに普通の水だな」と思って買った水が十中八九「炭酸水」である謎がいまだに解けない8日目のロシアです。ロシア語読めねえ…
8日目は丸一日移動デーです。もう慣れっこです。
特にこの「エカテリンブルクーモスクワ」間の移動が今回最長の30時間なんです…もはや想像できない長さです。
例によって、寝台列車でのこと以外も今回は書いていきます。
ちょっとわかりにくいので、ここから日付も書いていきます。これは6月25日のことです。
⚫️3度目の寝台列車
サランスクに続いて思い出に残る街となったエカテリンブルクに別れを告げ、3度目にして最長の30時間が待ち受ける寝台列車に意気揚々と乗り込みました。
今思い出しても実感するのですが、この時の部屋が一緒だったロシア人の2人がほんっっっっっっとにいい人たちでした。ていうかロシア人みんな基本優しいです!!
今回の部屋には僕以外に3人のロシア人の方がいました。そのうち2人は知人同士(多分親子)で、もう1人はちょっと心配になるくらい酒好きなおいちゃんでした。
その2人が本当に優しくて、最初会った時から色々と気遣ってくれました…。その2人も英語はあまり喋られなくてほとんど言葉は通じなかったのですが、本当に困ったときはGoogleに頼ればよかったので、そこまで不便はありませんでした。
しかし、寝台列車は走っている時のほとんどの時間がネットが通じず、タイミングを図ってネットを使わなければ結局なんて言ったかわからずじまいでした(笑)。あれ?やっぱ不便だった…
とは言え、言葉は通じずとも「思いやる気持ち」は目に見えるのでそこまで問題はなかったです!!いいこと言った!!
一方、酒好きのおいちゃんはというと、ずっとビール片手に車内を歩き回ってました…。一本飲み干したかと思えば、マジックのようにもう一本出現させ、次々と飲んでいく様はもはや痛快でした。忘れてたけどこれぞロシア人。
一番笑ったのは、出会ってすぐに「みんなで乾杯しよう」とビールを配ってくれたのですが、乾杯して2秒後くらいに普通に僕のビールを持ってどこかへ消えていったことです。意味不明だったけどめっちゃ笑いました。
仕方なく僕はおいちゃんが置き去りにしていった可哀想なビールを飲むことにしました。これもこれでウマイ。
しかも一回いなくなって戻ってきたかと思えば、額から血を流して戻ってきたり、違う部屋を見たら普通に全然知らない人とまたビール飲んでたりと、とにかくロシアンパワー全開のおいちゃんでした。いやこれがロシアンパワーなのかはわからんけども…
あと終始「酔っ払いの教科書」みたいな喋り方でした。言葉はわからなくてもそういう部分は世界共通。
あとの2人はどちらかというと真面目な感じで、酔っ払いおいちゃんの終わらないトークにやれやれと思いながら楽しそうに付き合ってる感じでした。
そんなこんなで観戦の疲れからかすぐに眠ったのですが、朝起きると優しい二人が「一緒に食べよう」となんと朝ごはんを恵んでくれました。優しすぎる…。
なんやこの愛に満ち溢れた朝ごはん…。あまりにハートフルな光景に、僕の頭の中で「知っとこ!〜世界の朝ごはん〜」のBGMが流れ始めました。
おそらく最初から同乗者に分けてあげようと思っていたのか、トマト・キュウリ・超ウマいハム・そしてパンをたらふく持ってきていました。
どれもたまらなく美味しかったです…素朴なメニューでしたが長旅で疲れ始めた僕の胃袋を満たすには十分でした。
そして驚きだったのが、このカップ麺です!!
どうやらロシアのカップ麺のようですが(たぶんパスタ)、これがめっちゃウマいんです。
のちに僕はこれをたくさん食べることになるのですが、値段もスーパーで買えば一つ30ルーブルほどと安く、作ろうと思えば水でも作れるので、色々と重宝します。もっと早く知りたかった!!
たくさんご馳走になったことにお礼を言ったあとは、しばらく外の景色を眺めながらお話ししました。
どうやら男性の方はサッカー好きで、マンチェスター・ユナイテッドのファンのようです。そして、これからモスクワに行ってセルビアvsブラジルを観るんだと言っていました。羨ましい限り…
ちなみに夜もご馳走させてもらいました。ほぼおんなじメニューでこの時はインスタントのスープもいただきました。これはクノールのやつみたいな感じです。
その後もビールとかお菓子とか色々もらいました。食料が尽きていた僕からしたら本当にありがたかったです。
お礼にあげた柿ピーは「美味しい美味しい」と言って食べてくれました。また、カップヌードルのシーフード味もあげたら喜んでました。
途中1時間ほど止まったニジニ・ノヴゴロドでは、集まった人たちでサッカーをしました。「旅」って感じ…。
このように長時間の寝台列車では、時々大きな駅で長い時間止まり、そこで降りてみんな休憩します。
なんとそこでセネガル人とユニフォーム交換しました!!向こうから持ちかけられて、どうやらタグがついていて新品のようだったので、この際交換してみよ〜ってことで予備の日本代表ユニフォームと交換しました。
しかし新品なのになぜか香辛料みたいな匂いがしました…さすがセネガル。
ちなみに今着てます。
酔っ払いのおいちゃんは「試合を観る!」てっことでここで降りていきました。大丈夫かな…
そんなこんなであっという間に30時間経過し、モスクワに到着。めちゃめちゃお世話になった2人に別れを告げ、朝の街に繰り出すのでした。今回の旅、毎回ほんとに同じ部屋の人に恵まれてる…。
⚫️ロシアでのタクシー事情
話は変わってロシアの交通事情についての小ネタです。
モスクワにはメトロが張り巡らされていますが、それ以外の地方都市ではタクシーでの移動は必須です。
これも例のコミュニティの村上さんが書いた「ロシアワールドカップへの行き方」であらかじめ学んでいたことなのですが、ロシアではタクシーの「配車アプリ」がめちゃ役に立ちます。
なぜ配車アプリが役に立つかというと、普通にその辺で捕まえたり、空港や駅前で「タクシー?」と向こうから声をかけてくるやつなどに乗ってしまうと、ボッタくられてしまう場合があるからです。
その点、アプリを使えばその距離に応じた料金があらかじめ表示され、基本的にそれより高くなることはないので安心です。
また、アプリには後からドライバーを評価する機能もあるので、ドライバーもちゃんとしています。
僕は参考にした通り、「Yandex taxi」と「Gett taxi」という2つのアプリを日本でインストールし、いざロシアに来ました。
・使い方
他にも色々応用があると思いますが、とりあえず一番スタンダードな使い方について紹介します。どっちのアプリも使い方はだいたい同じです。
登録はあらかじめしておきます。最初にタクシーを呼びたい場所でアプリを起動し、行き先を入力or地図上でタップします。
するとこのようにGPSと連動して自分の場所が示され、その周囲にいるタクシーが表示されます。これは「Gett taxi」の画面です。
スタートを押すと、近くのタクシーですぐこれるやつを探し始め、見つかったら、そのお知らせ共にそのタクシーの色・運転手の名前・どのくらいの時間で来るか・そして料金などが表示されます。
そして目の前に来たら、あとは乗るだけです。車の色やドライバーの名前が表示されているのでよっぽどのことがない限り乗る車は間違えないと思います。
そんなこと言いながら実は一回思いっきり全然違うタクシーに乗ってしまいました(笑)。その時は明らかに進んでる方向が違ったのですぐ声をかけて元の場所に戻って降りました。ごめんなさい本当のドライバーさん…
でも本当にちゃんと目の前にくるのでビックリします。到着したらそのお知らせも表示されるのですが、最悪目の前に来ずにどこにタクシーがいるかわからない場合でも、チャットや電話で連絡が取れるので大丈夫です。
乗ってる間はこんな感じの画面です。グーグルマップと同じですね。ちゃんと行き先へ向かっているか、ちょくちょくスマホを見ながら確認するといいかもしれません。
そして無事到着すると、あとはお金を払って終わりです。支払い方法はキャッシュかカードで選べます。
カードだと、あらかじめ登録時にカード情報を入力しておくと、そこから支払われるのでだいぶ楽です。
全ての車ではありませんが、物によっては「Yandex taxi」とか「Gett taxi」とかわかりやすく書いてあるので安心です。
さあこれであなたもいつロシアに来ても大丈夫ですね!ってなんだこれ。
賛否両論のポーランド戦/日本サッカーの今までにない形を見せた残り10分(後編)
この前の続きです。
こちらが前編です↓
前回は西野監督の考え抜かれたあの策、そしてあの展開が「面白い」と言えるということに重きを置いて書きました。今回はもう少し細かい部分の理由で「自分が【B】派であるということ」を書いていきます。
⚫️計3試合のグループリーグという特殊な戦い方
今回A派の人たちは、「決勝トーナメント進出」という「結果」に対して「面白味のないボールまわし」という「過程」を踏んで突破したことに不満があるようですが、
それなら、日本がここまでコロンビア、セネガル相手に1勝1分という戦前の予想を大きく超える好成績を残したという「過程」は無視されてよいのでしょうか?
「最後の3試合目のたったラスト10分に勝つためにパス回しをしたこと」は、その大きな2つの「過程」全てが無意味になるほど、ひどいものでしょうか?僕はそうは思いません。
なぜかというと、W杯のグループリーグというのは、3試合合計の結果が評価されるからです。
選手も監督も目先の1試合の勝利を目指しているわけではありません。3試合合わせた結果で、決勝トーナメント進出に値するかどうかが決められる世界です。その3試合目で、あの様な「他方の結果を気にしつつ時間稼ぎをする」という展開は、自然な流れであり、サッカー界では当たり前にあることです。
決してそれが良いか悪いかという話ではなく、W杯のGL3戦目という試合の終盤に行われたあの展開を見て、ショックを受けるような人たちは、単純にサッカーをあまり知らない方たちなんだろうなと僕は思います。
選手たちは常に「ロマン」のためにプレーしているわけではありません。
極論で言えば、根本的な部分では選手たちは「観客の気持ち」なんてどうでもいいと思います。
それが勝負の世界ですし、実際にあの人が死ぬレベルの暑さのピッチに立ってボロボロになりながら闘った選手たちが「勝ちたい」という気持ちから選んだ策に外野がどうこういうのはある意味ナンセンスだと僕は思います。
そもそもあのパスまわしの展開も、最初の2試合での結果があってこその展開です。あの時日本代表は、自分たちの力で「残り10分パスまわし出来る権利」を勝ち取ったのです。
⚫️お金を払っている人たちも喜んでいるという事実
次はAの6についてです。
TwitterなどのSNSを見ていると「観客はお金を払って観に来ているのに…」という意見が多かったです。
もちろん実際お金を払って現地に観に来て怒った人たちもいると思います。
では実際にお金を手間をかけて現地に観に来た僕の意見を言わせてもらいますが、僕は大満足でした。なぜなら「日本が決勝トーナメント進出を決める瞬間を生で見ることができた」からです。そんなこと人生でもそうそうありません。
周りを見回しても、不満そうな日本のサポーターは僕が見た限りではいませんでしたし、むしろ日本が決勝トーナメント進出を決めて抱き合って喜んでいる人、涙を流して喜んでいる人ばかりでした。
お金と手間をかけてわざわざこの遠いロシアの地まで観に来た人たちは、むしろ「どんな形でもいいから決勝トーナメント進出するところが見たかった人たち」だと思います。
だから、日本でテレビで見ている人たちが「お金を払って観に来ている人達が〜」という心配はしなくていいです。
実際あの時ブーイングをしていたのは、単純に「ショー」として楽しみに来たロシア人サポーターと、もう結果なんてどうでもいいポーランドサポーターでした。僕が見た限りでは。
そのため、その単純に楽しみにきたロシア人サポーターたちには、申し訳ないと思ってもおかしくないでしょうね。でも、日本代表は別にロシア人のために闘ってるわけではないですよね?
【必ずしも「面白い試合」だけが人を喜ばせるわけではない】という面はサッカーの魅力の一つだと思いますし、そのレアなケースを実際に生で観ることが出来て僕は大満足でした。W杯の舞台で日本代表がそれをやりきるところなんて、なかなかないですよそんなの。貴重な経験でした。
⚫️「子供たちが〜」という人たちへ
今回の件で特に多かったのは
①「試合を観ていた子供たちにどう説明するの?」
②「子供たちの夢を壊さないで!」
という意見です。Aの7の意見ですね。
これについてもハッキリ言います。
①まず、あらゆることについて説明するのは親や周りの大人の責任ですし、そんなこといちいち日本代表に聞いてこないでください。
②そんな程度で壊れるほどの夢なら絶対に叶わないですし、その時点で諦めたほうがいいです。
もうこの二つが全てですが…。
①については、このままです。日本代表はただ自分たちがやるべきことをやっただけですので、そのことをどう説明するかはどう考えても親の責任です。これも極論ですが、日本代表は子供たちのために闘ってるわけではありません。自分たちのために闘っているのです。頑張って言葉を選んで説明してください。
日本の子供たちが海外の同年代の子たちに比べて「自分で考える力」が劣っているとよく言われるのは、この「決まり文句」のせいじゃないでしょうか?
次に②についてです。ここまで何度も話している通り、サッカーにおいてあの様な展開はよくある事であり、ああいう側面もあります。これは確実に断言できますが、もし本気でプロサッカー選手になることが夢なら、ああいう側面を受け入れずにその夢を叶えるのは絶対にムリです。100%ムリです。
本気でプロサッカー選手になりたいなら、むしろ少しずつでいいので伝えていかなければならない部分です。
これらはBの7に関連づけられます。
「観る人を楽しませるサッカー」だけがサッカーの全てではないです。
ああいうことを受け入れて、時に実行もできる憎たらしさも身に付けなければならないです。それを避けて夢が実現するほどプロの世界は甘くありません。
実際に夢を叶えてプロになっている人たちは、みんなそれを受け入れた人たちです。
岩政大樹氏の意見↓
前園真聖氏の意見↓
遠藤保仁選手の意見↓
このように、本当に夢を叶えてプロになった選手たちの多くがこの日本の戦い方に理解を示していることが何よりの証拠です。
子供たちの夢を壊しているのは、選手たちではなく、①や②の様な甘っちょろいことばかり言っている大人である自分たち張本人なんだといい加減気づきましょう。
まあここまでは将来プロサッカー選手に「本気の本気でなりたい、ぜっっったいなりたい」と思っている子供向けの考え方です。
もし「まあなれたらいいや〜」くらいの子供があの展開をみてショックを受けていたのであれば、さっき言ったように、『必ずしも「面白い試合」だけが人を喜ばせるわけではないんだよ』と優しく教えてあげればいいだけの話です。
⚫️他国の結果に全てを委ねたことについて
最後に、Aの8についてです。
今回あった批判的な意見の中で、これを理由にしているものはむしろめちゃくちゃ理解できます。かなり筋が通った意見です。他のただの感情論とは全く違います。
あの時多くの選択肢があった中で、「日本が一点取る」ということより「セネガルが点を取れない」という、いわゆる不確実性のある他方の結果に全てを委ねたことについて疑問の念を感じた人は多いと思います。
しかしどうでしょう。僕はあれを完全な「他力本願の大博打」とは思いません。
あの息詰まる状況で、「日本がこのまま点を取りに攻めにいって反対に一点取られる、もしくはイエローカードを一枚もらうというリスク」と、「セネガルが一点とるリスク」を一瞬の判断で天秤にかけ、後者の方が低いと即時に判断し、長谷部を投入し時間稼ぎをするという決断を下した西野監督。
これを「他力本願」と呼べるでしょうか。間違いなくギリギリの状況であの判断を下したのは西野監督本人です。
言ってしまえば、あのスタメンを選んだ時点でこういうことも起きる可能性はあるという想定はある程度最初からしていたと思います。
そしてそうなった場合「セネガルが一点取るリスクの方が低いだろう」ということもあらかじめ考えていたのではないのでしょうか。
あのスタメンを選んだのも今後勝ち抜いたことを考えて絶対に不可欠な柴崎・酒井宏樹・吉田・長友以外の主力温存の意味を含めてのものであり、その選択をした場合、終盤にああなることも致し方ないことだと最初から考えていた様に見えます。
じゃないとあんな冷静な判断即時にできないです。長谷部をスタメンから外したのも、「終盤で時間稼ぎをする可能性もある」ということを試合前から考えていたためではないのでしょうか。
僕もスタジアムで観ていたときは「これが最善策なのだろうか。」と思う節は間違いなくありました。
しかし帰って冷静になって考えてみれば、あの状況で二つの事象を天秤にかけたとき、暑さで疲労困憊している日本が無理に攻めにいってカウンターを食らったり不用意なファールをしてしまうというリスクの方が高かったと思いました。
その判断はあらかじめ頭に入れていないとできないことだと思います。ポーランド戦はいろんな意味でのギャンブラー・西野監督の勝利でした。
以上で全てになります。
長ったらしくてまとまってない部分もあったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これは本当に難しいことですが、サッカーは観る人によって感じ方が異なるので「これが絶対正しい」なんてものはありません。
ただ、一つ言いたいのは、日本代表は夢のない闘い方をしたわけではありません。残り90分まだW杯で日本代表が観られるという夢を与えるための最善の戦い方をしたのだと僕は思います。
そして今回の件の様な事が起きたとき、多くの人がそれぞれの意見を持ち寄って議論する事が間違いなく今後の日本サッカーの未来のためになると思います。
とりあえず、運命の一戦・日本vsベルギーも観戦予定なので思いっきり楽しんできます!!そして日本に帰ります。帰りたくない…
ではまた。
賛否両論のポーランド戦/日本サッカーの今までにない形を見せた残り10分(前編)
こんにちは。たっきーです。
今回はここまでの旅行の日記のような内容とは違います。
昨日の試合で色々あって、いても立ってもいられずに自分の意見を書きたくなったので、こうして書き始めた次第です。
昨日6月28日、ロシアW杯GL第3戦・日本vsポーランドが行われ、日本代表は敗れながらも大会のレギュレーションに助けられ決勝トーナメント進出を決めました。もちろん僕もこの試合現地で観ました。
そして試合終了後から日本国内を含め、海外メディアなどあらゆるところで賛否両論を巻き起こしているのが、「日本代表が残り約10分間をボール回しをして時間稼ぎをしたこと」です。今回はその10分間に焦点を当てた内容です。
日本代表が今までの試合で、時間稼ぎに近いことをしたことはもちろんありますが、このW杯という大舞台でここまで露骨に時間を稼ぐためにボールをまわし続けたのは、僕が試合を見てきた限りでは初めてなんじゃないかと思います。
そのため、それを生で見た瞬間は間違いなく驚きと困惑はありました。その時のブーイングと言ったら、耳をつんざくほどのレベルでした。スタジアムを離れ冷静になった今いろいろな考えが浮かんできています。
もちろんあれを観てどう感じるかは「人それぞれ」で、重要なのはこれを機に多くの人がそれぞれの意見を持って議論をすることです。
しかし僕は、たまに【「人ぞれぞれ」という言葉は思考を停止させることもある】と考えてしまうほどのひねくれ者なので、今回は敢えて完全に片方の立場に立って意見を述べていきたいと思います。
とか言いながら、自分の意見を述べる際に「人それぞれ」という言葉を使ってしまいそうなジレンマもありますが…あーこの言葉本当難しい。
こんなこと自分で言うのもおかしいですが、戦術分析や選手の細かいプレーの分析が苦手というかまだ未熟な僕にとっては、今回のことや「誤審の捉え方」の時のように、「ピッチ上で起きたことをサポーターがどう捉えるか」というテーマが本領発揮のカテゴリーなので、気合い入れて書きます。
⚫️まず立場をハッキリとさせる
フェアプレーポイントについてや、今回日本が時間稼ぎをすることになった経緯、試合の大まかな流れについては多くのメディアなどで目にする機会も多いと思うので敢えてここでは省きます。
1つ、大幅に変更があったスタメンについて触れておくと、キャンプ地のカザンを含めかなりの暑さになっているロシアの地で、コンディション等も考えた上でさらにチャレンジの意味も含めて選んだスタメンがあのメンバーだったのだと思います。
しかし結果ここまでいい形できていたメンバーに変更を加えたことは、裏目にでることになりました。試合終盤にあのパス回しをしなければならなくなったのも、それによる部分がかなり大きかったと思います。これにより、西野監督は「1つ目のギャンブル」に負けることになりました。
本題に入り、まず今回の件について大きく2つの立場に分けるとこんな感じだと思います。
まあすでにお気づきだと思いますが、僕は完全にBの立場で、今回日本代表がやったことに対して何の問題もないと感じています。
今回は基本的に【A】側の意見の1つ1つに焦点を当てながらという流れで自分の意見を述べていきます。
まず最初に確認しておきたいのは、僕が今回のブログで使う「勝つ」「勝った」という言葉は、単純に「試合に勝った、負けた」の話ではなく、
「勝った」=「決勝トーナメントに進出した」
という意味で使いますのでそれを頭に入れておいて欲しいです。なぜなら、後からも述べますが、W杯の最初の3試合は一発勝負のトーナメントとは異なる小規模のリーグ戦という特別な形で、「目の前の1試合を勝つこと」より、「3試合トータルでの結果」の方がより重要視されるためです。
では早速意見を述べていきます。
⚫️何もルールに反してないという事実
まずAの2の意見についてですが、これは「何をもって正々堂々というのか」という面から考えるとまた「人それぞれ」という厄介な結論になってきますが…(笑)。
僕自身の意見でいえば、ルールに反していなければなんの問題もないと思います。
そもそもスポーツですから、ルール内のことであればハッキリ言って何をしても問題はないんです。これはBの4に関連づけられる僕の意見です。
例えばこれが、「ウラで結果に対して賭けが行われていて、それをピッチ上の選手や監督も知っていた」などの事があれば、これは「八百長」にあたりますし、ルールに反するので絶対にあってはならないです。
また、例えば「日本の選手がドーピングをして試合に出ていた」のであれば絶対にあってはならないし、僕も責めまくります。
今回日本がやったことは全て「ルール範囲内のこと」なのです。そういうルールが与えられえた上で、目の前にグループリーグ突破のチャンスがやってきて、それに沿って任務を実行しただけ。ここになんの問題があるのでしょうか。
もし何か文句を言うのでれば、こんな他国の細かい結果に影響されてしまうようなレギュレーションをつくったFIFAに文句を言うべきです。日本は与えられたルールを最大限に活用して決勝トーナメント進出という結果を勝ち得ただけのことです。
こういう意見には大概、「いやルールに反してないのはわかってる。でもそんなん夢がないし、サッカーはエンターテイメントなんだから最後まで全力を尽くすべき」という今回最もよく見かける意見がぶつけられてきます。次はその辺に対して意見を述べていきます。
⚫️最低な試合は絶対にしてはいけないのかーゴールを奪うことだけが「勝つための方法」ではないということ
次はAの3.4についてです。
これに関してはあまり議論の余地がないします。はい、確かにあの最後の10分間は面白くなかったです。それは現地で観ていて僕も感じていたので間違いないです。面白かったか面白くなかったかで言えば絶対に面白くなかったですし、間違いなく「クソ」試合でした。「最低な」試合です。
ただしそれは、「あの10分間だけ切り取る」そして「サッカーとはお互いが攻めあうという展開が面白いものなんだ」という2つの大前提が存在する上での意見です。
まあサッカーの試合を観る上では「お互いが攻め合わないと面白くない」という風に考える人が99.99%だと思いますし、シンプルにあの「10分間のただのパス回し」だけに面白さを見出している人がいればそれは相当な変態かドMです。
ただ、その背景について色々踏まえた上で考えると、一概にあれが「面白くないもの」であるとは言えなくなってくると僕は考えます。
僕にもあれが「クソ」で「最低なもの」だという認識はあります。ただ、
「最低の試合」=「してはいけないもの」
という風に考えないから今こういう風にブログを書いているわけです。
もうこの辺についてはハッキリ言いますが、「サッカーの試合をたくさん観ている人」ほどこういう考えに至ると思います。なぜなら、サッカーにおいてこれはよくあることで、単なる「勝つための手段」の1つにすぎないからです。
「攻撃してゴールを奪う」ということは勝つために「最低限必要なこと」に過ぎず、それ以外の「勝つための方法」は極端に言えば100個くらいあります。
突然アナログになってすみません…とりあえず自分の言いたいことを紙にまとめてみました。
つまりは、「攻撃してゴールを奪いにいく」ことも「時間稼ぎをする」ということも、どちらも「勝つための方法」という意味では全く同じ類のことなのです。これはBの6にあたる僕の意見です。
今回西野監督は、あの状況になり、様々な「勝ち方」が思い浮かんだ中で、苦しい思いの中、ギリギリの判断として「ボールをまわして時間稼ぎをする」という選択肢を選びました。
僕はその考えに至った経緯まで想像して、この展開は「面白い」と感じました。
そういう意味で、あれはエンターテインメント性のある出来事です。
もう言ってしまえばこれが全てで、今回最も言いたかったことです。そして何度も言いますが、この「想像力」に関しては「サッカーの試合をたくさん観ること」でしか養えないと思います。この部分はBの8に関連します。
別にたくさん試合を観る人が偉いとは思いません。ただ、そういう根拠なしにただ目の前で見せられているものが面白くないという理由だけで、まるで日本代表が「闘うことを放棄したクソのような展開をしているだけ」という風に安直に判断して無闇に批判するのには、どうにも納得がいきませんでした。
ある意味では、あの時日本代表は色々な可能性、色々な思惑と闘っていたのです。
僕はそれが理解できる人間でよかったと心から思いました。
⚫️「アンチフットボール」とはなにか
もうほとんど片付けてしまいましたが、Aの5.6についても述べます。
サッカーにおける「エンターテインメント性」「何をもって楽しいと思うか」というものは難しく、これこそ「人それぞれ」と言ってしまえばそれで終わりですが、多くの人は「攻撃の展開がたくさんあって、ゴールが入る試合」が面白いと感じます。そのせいで今回のような批判に晒されてるわけです。
ただ、僕は昔からモウリーニョの「ゴール前にバスを留めるサッカー」も全然アリだと思うクチで、スペイン代表のシャビがよく全世界に向けて言っていた「これはアンチ・フットボールだ、面白くない」だの何だのの意見も「うるさいな笑」としか思わなかった人間です。
そのため、自分の中に「これが面白いサッカーだよね〜」というものは存在していたとしても、それ以外のサッカーを否定しようなんて一度も思ったことはありません。
そういう人には、『あなたが思う「サッカー」が「サッカーのすべて」じゃないんだよ』と言いたいです。
「自由な戦術とプレーがあり、色々な思惑や事象が存在する」それこそがサッカーの魅力の1つであり、これだけ世界の多くの国で長く親しまれる理由の1つです。
「アンチ・フットボール」とはなんでしょうか?そもそもサッカーに「絶対こうあるべき」なんて決まりなどない時点で、それは成り立たないと僕は考えます。
その事実に基づいて考えると、今回西野監督が選んだ戦い方は必ずしも不正解ではないと言えますし、「エンターテインメント性」を見つけ出そうと思えばいくらでもできると思います。
「なにをもって楽しいと思うのか」という選択肢をたくさんもっている人ほど、サッカーの奥深さをより知ることができると思います。
「サッカーの奥深さなんて知らなくていい」「そんなのどうでもいい」っていう人はそれはそれでいいと思いますし、別に僕はこれを押し付けようなんて思っていません。もし押し付けられていると感じたらすみません。
とりあえず一番言いたいことは言えたし、また長くなりそうなので分けてきます。日本は今多分遅い時間でしょうし…(笑)。一旦更新しなきゃ!
言いたいことがあまりまとまってなくて読みにくてすみません。次はもっと細かい部分で、自分の意見を述べていきます。
こちらが後編です↓
ロシアW杯【7日目】〜vsセネガル、さよならウラルの街〜
こんにちは。タッキーです。
アルバロ・モラタと同じく背中の痛みが億劫なロシアW杯旅行7日目は、いよいよGL第2戦のセネガル戦当日です。
合計4日間滞在したエカテリンブルクも今日が最終日で、最大の目的が待ってます。
⚫️チェックアウト~スタジアムまで散歩
3泊もして本当にお世話になったホテルに別れを告げ、時間もあるので荷物を持ってスタジアムまで散歩がてら歩いていくことに。
それにしても僕の泊まったホテルはテレビがちょっと古すぎる以外、最高でした!!郊外にあるものの、フロントの方もすごく優しく、部屋も綺麗でご飯も美味しかったです。
チェックアウトの際には、一番お世話になった「イブラヒムさん」も少し名残惜しそうでした…(勝手に思ってる)。
みなさん、エカテリンブルクに泊まるときはぜひ「Bolshoy Ural na Stachek Hotel」へ!!似てる名前のホテルもいっぱいあるから間違えないで!!目の前にめちゃデカいスーパーもあるよ!!
てな感じで、ホテルを出るといきなり散歩してたロシア人親子に写真をお願いされました!今日は幸先がいいね。
大通りに出ると、この前はトラムに乗ったので、今日はトロリーバスに乗ってみようと思い、荷物を担いで乗り込みました。チケットはトラムとおんなじ感じでもちろんタダです。
5秒くらいで終点に着いてしまって「なんだこれ」と思って、普通にトラムに乗り換えました。まあ経験。
その日はなぜか頭が冴え、「どうせ試合終わったら駅まで行くんだから、荷物スタジアムに預けるより駅に預けておいたほうが楽じゃね!?」と天才的発想が湧き出て、先に一旦駅の方へ行くことにしました。
駅前のお店の入り口で「一旦座ろうかな~」とか考えていると、怪しいセネガル人サポーターに声をかけられました。ここにきて初めてセネガル人サポーターと絡む!今までどこにいたんだ!!
「日本人じゃん!写真撮ろうぜ!」的な絡みかと思ったら、普通にセネガルカラーのブレスレットを売りつけられました。「400ルーブルでいいよ」って言われたけど、誰も欲しいとは言ってない。
まあでもせっかくだからいいかと思って財布を覗き込みましたが、300ルーブルとあと大きいお札しかなかった…。「300ルーブルじゃダメ?」と交渉したところ「オッケー」ってことで買いました。まあ300ルーブルでも高いけどな。日本円で500円くらいです。
そのあと「今日はお互い頑張ろうね」ってことで写真とってバイバイ。
つけてみたらめっちゃユルユルやんこれ!!誰の腕基準で作ってんだよ!!まあわかってたしこれも旅の醍醐味!!
駅の前のお店で一旦座ってブログを書くことにしました。ちょうどお腹も減っていたので、これを頼みました。あまり知らなかったのですが、ロシアでは実は餃子が有名らしく、スーパーや飲食店などいたるところで売ってました。
*ペリメニと呼ばれる水餃子で、ロシアの身近な郷土料理の1つのようです。
ということでせっかくなので食べてみた!ウマかった!!まあ餃子はいつどこで食べてもウマい!!
しっかり休憩したところで駅に荷物を預け、イゼット川沿いをスタジアム方面に向けてトボトボとまた歩き始めます。
めっちゃ天気いい…なんやこの綺麗な建物。絵みたい!!
川岸でアコーディオンを演奏するおじいちゃんです。和やかな休日の雰囲気とマッチした素敵な演奏でした。
この日は日曜日ってことで日本人やセネガル人だけなく、中心地は普通に地元のロシア人もたくさんいてとても賑やかでした。まあそりゃそうか。
トイレに行きたくてショッピングモールに入ると、こんな仕様に!!高まる!!
試合当日ということもあって、この日は本当に人が多くて賑やかでした。
超イカしたセネガル人サポーターがいました。なんかインタビューとか受けてたけど何者?
スタジアム近くに来ると、ここにも「FAN ID センター」が。おいおいFIFAはどこまで手厚くサポートしてくれるんだよ!!
⚫️スタジアム到着
日本人・セネガル人・ロシア人の大群に流されながら休日の賑やかな通りを歩き、テンションを徐々に高まらせつついよいよスタジアムに到着です。
出ました。第二戦の地、「セントラル・スタジアム」です!!
もう100回くらい画像見てましたし、周知の事実でしたが、それにしてもやっぱり生で見ると迫力がすごいです、この仮設スタンド。いや飛び出しすぎ。
まるで通常のスタジアムの後ろ側に巨大ジャングルジムが増設してくっつけられてるかのようでした。語彙力…
例によっていろんな人と写真をとりつつ、記念カップを手に入れるためビールを買いつつ、いよいよスタジアム内部へ。
これはスタジアム内に入ってすぐの写真なのですが、このスタジアムのことを知らない人にこの写真を見せても、「サッカースタジアムの中の写真」ってことはわからないでしょうね…ってくらい異様な光景です。
席に到着しました!コロンビア戦より近い!これは高まる!!
そしてサポーターも、コロンビア戦の時と打って変わって、今度は逆に6割くらいが日本サポーターでした。驚いたのは、地元のロシア人サポーターもかなり多かったことです。ゴール裏の恐怖の仮説スタンドがロシア人専用のエリアで、そこにほとんどのロシア人サポーターが座っていました。
僕の席はちょうどその仮説スタンドの前のエリアの最後列で、後ろを振り向けばすぐ絶壁の仮説スタンドでした。
ちなみに日本の有名なサポーターの方がハチマキを配る活動をしているようで、頭に「必勝」とか「日本」とか書いたハチマキを巻いているロシア人の方もたくさんいらっしゃいました。
今回はたくさん集まった日本サポーターも全く閉塞感がなく、第二戦をこういう風に迎えられるということに皆喜びを感じているかのようでした。セネガルサポーター、地元のロシアサポーターも含めて皆が嬉しそうな表情をしており、第二戦にして「あぁW杯だ」という実感をさらに強く抱くことになりました。
試合はみなさんご存知の通り、最高のテンションと内容で強敵・セネガル相手に引き分けの結果でした!「勝てる内容だった」という声も多いみたいですが、僕個人は十分すぎる結果だと思います。
前半日本の攻めるゴール側だったのですが、目の前で乾のゴールが決まったときの嬉しさとスタジアム全体の盛り上がりといったら、言葉では表せられないくらいでした。
気になって試合中に何度か後ろを振り返ってみましたが、仮説スタンドはこんな感じです。
最初セネガルの先制点が決まった時、ロシア人が大喜びしていたので、「あれ?今日はロシア人はみんなセネガルを応援してるのかな…?」と思いましたが、そのあと日本のゴールが決まった時も同じように喜んでいました(笑)。
どちらを応援しに来たとかではなく、純粋に地元で行われる「W杯」というショーを楽しむために彼らは来てるんだ、と理解してなんだか嬉しい気持ちになりました。
実際、試合が終わったあと、何人かのロシア人に「最高のゲームだった」と楽しそうな笑顔で言われました。今日の試合を楽しみにして観に来たロシア人の方々にこんな風に言われて、日本代表のことが誇らしくて嬉しくてなんとも言えない高揚感に包まれました。
セネガルサポーターにも、「ナイスゲームだった。共に決勝トーナメントにいこう」と言われ、嬉しくなっちゃいました。さっきから嬉しくなってばっかり!!
ただ、それは初戦コロンビアに勝った時とはまた違う色々な嬉しさでした。
サッカーの試合を観てるといろいろな形で喜ぶことがありますが、この日は本当にシンプルに良い内容のサッカーをして、楽しい気分になりましたね、うん。
そんな夢のような気分の中、ふと現実に戻りスタジアムの中から仮説スタンドをみると、やっぱり異常でした(笑)。なんだこのスタジアムから仮説スタンドまで幅の狭さ…
夢のような時間が終わり、実は次のモスクワ行きの寝台列車まで時間がそんなにないので、急いで現実に戻ります。
タクシーはおそらく捕まらないと思ったので、早歩きで駅まで行くことにしました。その間もたくさんのロシアサポーターに声をかけられ、いい気分でルンルンでした。
駅まで歩いていた途中、ふと横をみると家族と一緒に5歳くらいの可愛いロシア人の男の子が歩いていたので、声をかけて腕につけていた日本代表のリストバンドをあげました。
渡した時はちょっと驚いた顔をしたましたが、その後は嬉しそうに腕につけてはしゃいでいました。そんな姿みたらこっちも嬉しくなるよう…
その後なんとその子の美人なお母さんから「ありがとう!!」と頬にキスをされ(やばい)、お返しにロシアW杯のキーホルダーをもらいました。今回の旅で1番の思い出になったかも…(笑)。
その後記念写真を撮って、その家族とはお別れしました。首からFAN IDをぶら下げていたので、おそらく日本の試合を観た帰りだと思いますが、その後嬉しそうにリストバンドをつけて家族と手を繋いで帰る姿に、なんだかこっちも癒されました。
ていうか、ロシアの子供いちいち可愛すぎんだよ!!なにこれ!!
とかそんなことしてたら時間がマジでギリギリになってきたので、めちゃ焦ってそっからダッシュで駅まで向かいました。いやいやモスクワまでの無料寝台列車乗り過ごしたらマジでシャレにならん。
汗だくで急いで荷物を受け取って、駅員さんにチケットを見せて「この列車は何番ホームですか!?」と聞いたら、なぜかすごい余裕そうな顔をして「ふんふん」とじっくりチケットをみていたので、「おいこいつ正気か」とか思ってたら…
「このチケットに書いてる時間はモスクワ時間だから後2時間あるよ🎵」
とドッキリ大成功の時みたいな顔で言われて魂が抜けました。ごめんなさい正気じゃないのは僕でした。
てか、チケットもエカテリンブルクの時間で書いてよ!!笑
とか思いましたがまあいいやと思ってその後は駅の休憩所でコロンビアvsポーランドをゆっくり観ましたとさ。おしまいおしまい。
まあオフザケはこの辺にして、サランスク同様、エカテリンブルクも一生心に残る最高の街になりました。いやほんとに最高!!!
次はモスクワまで怒涛の30時間移動じゃいっ!!かかってこいや!!
ロシアW杯【6日目】〜クオリティよりコミュニティ〜
こんにちは。タッキーです。
ロシア人にあげようと思っていた日本のお菓子の半分くらいを結局自分で食べてしまって後悔している6日目です。
前日丸一日エカテリンブルク観光で疲れてグッスリ眠れました。ていうかグッスリ眠れなかった日が人生で今までそんなにないので1日観光したとかそんなのあまり関係ない気がします。
この日は夜まで特にすることなく、用事の時間までずっと溜めていたブログを書いたり今までのW杯のハイライトを見たりしてホテルの部屋でまったりしていました。
その夜の用事というのが、「日本人の現地コミュニティでの飲み会」です!!でました!!
⚫️日本人現地観戦コミュニティなるもの
ここにきて初めていうのですが、今回の旅行を始めるにおいて、僕は村上アシシさんという方が運営する、「日本人現地観戦コミュニティ」なるものに加入しました。
これは形としてはFacebookのグループに入ることで、同じ現地観戦の方や運営の方々から様々な情報をいただき、みんなで助け合って役立てていこうというものです。
もちろんW杯を見に行くことはおろか、海外旅行すら初めての僕なので、わからないことと言ったら山のようにあります。
基本的にそういうのは「まあなんとかなるか!」で済ませるタイプなのですが、「いやでも入るに越したことはないよね」と僕の中の天使が囁いたので入ることにしました。
…という成り行きだったのですが、今考えれば、本当に入っていて良かったです!!マジで役立つ情報しかないです!!
例えばどんなことが役立ったかといえば…
・モスクワやサンクトペテルブルクなどの大都市を始め、日本戦が行われる各地のおみやげ屋さんや美味しいお店の情報
・各地のスタジアムの荷物置き場の有無やセキュリティの厳しさについて
・各地の公共交通機関について、「この街はW杯の間スタジアムまでのトラムが走っていない」など
もちろん現地に早乗りした方もいるので、そういう方々が実際に経験した上で提供する「新鮮な情報」は本当に役立ちます。てかそんなの役立たないワケがない(笑)。
さらに有名サッカーライターの方などもそのグループに入っているので、日本代表を始めとしたロシアW杯の様々なニュースや情報をすぐに手に入れることができるのも嬉しい部分です。
その中でも特にありがたいと感じたのが、この「日本人同士での現地での飲み会」でした。
一人旅が好きな僕ですが、なんだかんだ長期の旅行になると、日本人と喋りたいなとも思ってきます。ちょうどそう思い始めた頃だったので、本当にありがたい機会でした。
ちなみにこの会はサランスク、エカテリンブルク、ヴォルゴグラードと日本代表の試合が行われる各地で毎回行われています。
サランスクの方は締め切りに間に合わなかったので参加できませんでしたが、今回のエカテリンブルク、そしてヴォルゴグラードの会に参加させていただくことになりました。
いずれも大人数の会です。サランスクはなんと100人規模で集まったそうです。今回のエカテリンブルクの会は70人ほどでした(たぶん)。
グループ自体の規模は300人ほどです。これほどのグループを運営していただくだけでなく、大規模な飲み会の運営までしていただいた村上さんには感謝の気持ちしかないです。ありがとうございました。
本題の飲み会自体は、すごく楽しかったです。もちろん全員知らない方々でしたが、いろんな話を聞くことができました。もちろんサッカーに関わる仕事をされている方も多く、他ではあまり言えないような貴重なお話も聞くことができました。
中でも時間をかけてお喋りさせて頂いた2人の会社員の方々には、楽しい時間を過ごさせて頂いたので感謝してます。帰りにしっかりLINE交換しました(笑)。
そして料理もめっちゃ美味しかったです。こっちにきて初めてまともなロシア料理を食べた気がします。
そして途中の記念撮影のタイミングで外に出た際には、みんなで集まって日本のチャントを歌ったりして大盛り上がりでした。道を歩いていたロシア人の方々も皆足を止めて写真を撮ったり、一緒にチャントを歌ったりして、その場は急にスタジアムの一角に様変わりしました。本当にその瞬間にいてよかったです。
その出来事も、僕の今回の旅の中の「W杯の醍醐味を感じたシーン」の1ページとして思い出に刻まれました。
ロシアという遠い地で普段馴染みのある日本の方々に会うというのも、また新鮮で楽しいものですね…
旅のクオリティを極めるよう努力するのも大事ですが、こういう出来事がたくさん増えるように努めていくことのほうが思い出に残る旅行にするためには重要なことなのかもしれないですね。
帰りは夜のイゼット川沿いを歩いて帰りました。相変わらず綺麗です。夜9時だけど若干明るい。
イゼット川沿いのこの広場はこの時間は若者が集まる場所になってました。
なぜかモンスターボール。
なんだこの建物は。綺麗すぎかよ。
てな感じでホテルに着いて、ドイツvsスウェーデンを寝っ転がって観てたら(これが悪い)お約束通りいつの間にか寝てて、トニ・クロースの劇的スーパーゴールを見逃しました!!もう慣れた!!!笑
なんか久しぶりにまともな内容のブログになりました(笑)。次はいよいよセネガル戦についてです!!(もう遅い)