tackieのフットボールブログ⚽️

ライター志望です。サッカーについて感じたことを書きます。プレミア・アーセナル・イングランド代表好きですが、なんでも書きます。

なんでもランキングその②個人的カッコいいユニフォームランキング(代表チーム編)

こんにちは。タッキーです。

 

先日、2018年ロシアW杯に挑む日本代表の新しいユニフォームが発表されました。

 

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W杯イヤーのユニフォームはいつもより売れますし、何かとメディアなどに露出することも多いです。ということで今回かなりワクワクしながら発表を待っていました。

 

正直色合いとかデザインは全体的にそんなに悪くないと思います。前回のよりはかなりいいです。ただ…

 

点線いる?

 

2010南アフリカW杯の時の胸元のレッドーカードや2012年のど真ん中の一本線など、ここ最近のアディダスは全体的には悪くないのになぜか余計なアクセントを1個入れることでなんか微妙な感じになることが多いです。今回も例に漏れずなんか惜しい感じです。あとフォントが読みにくいです。

 

まあ、毎回のことながら次第に慣れていくでしょうし、3年後くらいには「あん時のユニフォームかっこよかったくない?」ってなると思うのでそんなに心配する必要もないでしょう。

 

ちなみに他のアディダス社の今回発表されたユニフォームなのですが…

 

スペイン

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【ドイツ】

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アルゼンチン

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完全に個人的な意見ですが、全体的にダサいです。

 

スペイン・ドイツは余計な模様がいらない気がします。スペインの方は「スペイン第2共和政時代」の国旗のカラーを想起させるとして国内から反発の声が上がっているらしいです。

 

なんか最近のアディダスではひとつ何かしらの模様を入れるのがトレンドになっているのでしょうか。個人的にはナイキのシンプルさが凄く好きなので見習ってほしい気もします。2006年あたりのアディダスのデザインはカッコよくて好きだったのでもったいないです。

 

そしてアルゼンチン… 薄くね?

 

 

ということで今回は日本代表の新ユニフォーム発表を記念して、個人的カッコいいユニフォームランキングを発表します。全部まとめると多いので、今回は代表チームのユニフォームに限ります。

 

クラブチームのユニフォームと違って、W杯という大舞台で日の目を見るので、そんなにサッカーを見ない人でも「ちょっと見たことある!」と思うのではないのでしょうか。では10位からいきます。

 

 

第10位 ロシア 2010−2011 ホーム アディダス

 

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 個人的にこの色合いが好きで、あと金色との相性もいいです。ロシアは毎回シックで大人なデザインのイメージですが、この時は珍しい細い横棒のデザインが良い意味でアクセントになっています。あと、この頃はまだアルシャビンがいるっていうのがポイント高いです(笑)

 

 

第9位 アルゼンチン 2010 ホーム アディダス

 

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 毎回特に大きく変わることはないアルゼンチンのユニフォームですが、この時は代名詞の白と水色のストライプの幅が細すぎず太すぎず、個人的に1番良い比率だと思います。そしてここ数年はアディダスの三本線が若干見にくい時もあったのですが、この時は凄く見やすく、全体的にシンプルでバランスのいいデザインの印象です。2006年のホームと迷いましたが、よりシンプルなこっちにしました。

 ただこのユニフォームを身にまとって出場した2010南アフリカW杯では準々決勝でドイツに一蹴されベスト8で敗退しました。

 

 

第8位 日本 2002−2003 ホーム アディダス

 

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 日本の歴史に残る自国開催の時のこのユニフォームは、贔屓目なしでも歴代の代表ユニフォームの中で最もカッコいいと思います。ここ最近のような「余計なアクセント」がなく、かなりシンプルなデザインです。そして今ほど色合いも暗くないです。まあ、「良い結果を残した時のユニフォームはカッコよく見える」というのもあるでしょうが。

 

 

第7位 イングランド 2011−2012 アウェイ 【アンブロ】

 

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 初のアウェイユニフォームです。元々2007年からナイキの傘下になっていたアンブロですが、2012年に経営資源の見直しからナイキが売却したことにより、すっかりサッカー界では見る姿が減ってしまいました。

 まだアンブロがサプライヤーだった時代のこのイングランド代表のユニフォームは、色の違う襟とボタンがオシャレで、質感もサッカー着っぽくないので、普通に普段着としてもイケます。ちなみに2枚目の写真は私物です(笑)

 

 

第6位 クロアチア 2016 アウェイ 【ナイキ】

 

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 基本的にクラブチームのユニフォームとは違い、代表チームのユニフォームは「大衆に受けるデザインである必要がある」「国旗の色を使った一色のデザインになりがち」などの理由から、比較的シンプルなデザインになりやすい傾向があります。 

 そういう意味では、クロアチアのユニフォームは強いです。なぜなら「そもそも国旗がオシャレだから」です。このユニフォームも例に漏れず、アウェイながらクロアチアのトレードマークである国旗のチェック模様がうっすらデザインされており、他にないオシャレなアウェイユニフォームとなっています。

 

 

第5位 イタリア 2006 ホーム 【プーマ】

 

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 まずデザインどうこうより写真のメンバーが豪華すぎて涙が出そうです。この時のイタリアは本当に強く、2006年ドイツW杯で優勝した時の記念すべきユニフォームがコレです。あのジダン頭突き事件の試合ですね。

 伝統のアッズーリの青に脇の黒の模様と金色のネームがアクセントになっており、そして優勝したということによりさらに格式の高いユニフォームになったという印象です。ちなみにこの2枚目も私物です。

 

 

第4位 ドイツ 2008−2009 アウェイ 【アディダス

 

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 個人的にはドイツはいつもアウェイの方がカッコいいです。この年のものは赤と黒のツートンカラーという部分は例年通りでしたが、デザインが珍しいです。そしていつもの赤・黒に金を加えることでより高級感・重厚感が増しています。

 また、デザインの都合上、エンブレムが真ん中に来ているということで、その上にあるそれまでのW杯とEUROのそれぞれの優勝回数である3つの星がより存在感を光らせています。

 ミランもそうですが、やっぱり赤と黒」という配色は強そうに見えますね。この時のドイツも見事EURO2008の決勝まで進みました。ちなみにこの時のドイツはホームユニフォームも割とカッコいいです。

 

 

第3位 フランス 2014 ホーム 【ナイキ】

 

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 2011年にサプライヤーアディダスからナイキに変わったことで年々シンプルになっていっているフランスですが、このユニフォームはまさに「シンプルの極み」であると思います。

 フランスらしいレ・ブルーではなく黒に近い濃い青でより重厚感があります。白い襟も良いアクセントになっており、より大人な印象を与えています。「シンプルイズベスト」を体現したようなユニフォームです。

 

 

第2位 クロアチア 2008−2009 アウェイ 【ナイキ】

 

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 またもやクロアチアのアウェイです。やはり他の国にできないチェック柄という大きな武器を持つクロアチアは強いです。

 なぜまたもアウェイなのかというと、ホームのクロアチアは赤白チェックがメインのデザインであり、ちょっと目がチカチカしてしまうからです。やはりチェック柄はアクセントに徹することでよりオシャレなデザインに仕上がると思います。

 そういう意味でこの時のアウェイユニフォームは、主張しすぎず、それでいてわかりやすい脇に広めの面積でチェック柄があることでよりインパクトの強いデザインになっています。

 

 

第1位 ドイツ 2014 アウェイ 【アディダス

 

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 見事1位に輝いたのは、やはりドイツのアウェイです。それもこの時は決勝でアルゼンチンを下し見事4度目の世界制覇を果たしたブラジルW杯の時のアウェイユニフォームです。メチャカッコいいです。

 いずれクラブ編のランキングの時にわかりますが、個人的にボーダー柄が好きです。2015−2016のレバークーゼンのホーム、今シーズンの鹿島アントラーズも同じような柄ですが、どちらも好きなユニフォームです。

 ちなみに決勝はホームユニフォームでしたが、ブラジルを7−1でボコボコにした準決勝はこのアウェイユニフォームだったので、このユニフォームを見ると吐き気がするというブラジル人は少なくないと思います(笑)

 

 

 

というような結果でした。皆さんが好きな代表ユニフォームはありましたか?

 

個人的に好きなクロアチアとドイツのアウェイが多めになってしまいましたが、それくらいユニフォームって個人のセンスによって好き嫌いが別れますよね。

 

ちなみに今回のランキングをメーカー別に統計すると…

 

アディダス:5

ナイキ:3

プーマ:1

アンブロ:1

 

となりました。代表チームはクラブチームほど様々なメーカーが進出していないため種類自体が少ないというのもありますが、やっぱりアディダス・ナイキの覇権は今でも続いていますね。

 

また、先ほど述べたような「大衆向けのデザインにする必要がある」などの理由の他にも、代表チームのユニフォームのデザインにはUEFAによりある程度の規定が定められています。

 

よって、次回の「クラブチーム編」はより色々なデザインがあってもっと面白くなると思うので、その時までまた楽しみにしていてください。

 

また、今回の新しいユニフォームでぜひ日本代表にもロシアW杯で良い結果を残してもらい、数年後に「あのユニフォームの時は強かったね」と言えるようになればいいですね。

 

今回は以上です。 ではまた。

 

 

「FFP」とは?/サッカー界を変える新ルールは本当に意味があるのか(後編)

前編に引き続きFFPの話です。

前編はこちら↓

tackie23.hatenablog.com

 

 

 

FFPの問題点(PSGの例)

 

PSG(パリ・サンジェルマン)は今夏、まず2億2000万ユーロ(約290億円)という意味のわからない金額でバルセロナからネイマールを獲得しました。もちろんこの移籍金で世界最高額は更新されました。

 

そしてさらに世界中を驚かせたのが、移籍市場閉幕間際にモナコキリアン・ムバッペを1億8000万ユーロ(約236億円)というこれまた天文学的な金額で獲得したことでした。

 

ネイマールといえばもはや説明不要のスーパースターであり、バルセロナでこれから歴史を築いていくと考えられていたので、世界中が驚く移籍でかなり話題になりました。

 

ムバッペは昨季モナコで大ブレイクを果たし、今や若手No. 1と言われる驚異の18歳であり、ヨーロッパ中のビッグクラブが狙う超人気銘柄でした。

 

この2人が同時期に莫大な移籍金で加入するということで、このビッグディールは今夏で一番話題の移籍となり、そしてもちろん「PSGはFFP大丈夫なのか!?」という話になりました。

 

ここからが「抜け道」についての話になるのですが、FFPへの抵触を避けるため、PSGはムバッペを1年間のレンタル移籍という形で獲得し、来シーズンに236億円を支払って買い取りオプションを行使すると発表しました。

 

つまり、「今シーズンからチームの一員になるけど、この1年はまだモナコから借りてるという状態で、移籍金は来夏に支払うから236億円は来シーズンの経費に計上してね〜♪」ということです。

 

このやり方自体はルール違反ではありませんが、「より早く多くのスター選手を獲得したいけどFFPへの抵触は回避したい」という魂胆がミエミエです。

 

そしてなにより18歳の若手選手にこの移籍金は余りに高額すぎます。移籍市場に価格破壊を起こしたと言っても過言ではありません。

 

もちろんムバッペは超有望株であり、今後この移籍金を回収するほどの活躍をする可能性は十分あります。しかし先行投資なら自チームの下部組織のために育成環境にお金を使う方法だって十分有効ですし、それならFFPにも引っかかりません。

 

同じく今夏にムバッペを狙っていたバルセロナレアル・マドリーが訴えかけたこともあり、UEFAは直後からこの移籍について調査を始めることを発表しました。よって、今後PSGに何らかのペナルティが与えられる可能性があります。

 

PSGは2011年にカタールの王族と関わる投資グループの人物が会長に就任し、そのあたりから毎シーズン移籍市場に大金を投じ多くのスター選手を獲得するようになり、徐々に力をつけていきます。

 

UEFAのルールとして、営業収入に関しては金満オーナーの息がかかった関連企業によるスポンサー契約などにおいて、市場価値を明らかに逸脱する超高額の契約が結ばれることは原則として禁止されています。※参照2より一部抜粋

 

このスポンサー契約による収入もFFPへの抜け道の一つとなっており、PSGはその部分でもかなり怪しいです。グレーです。

 

同じく中東系の「エティハド航空」と巨額の契約を結び、推定4億ポンド(約680億円)と言われる莫大なスポンサー料とスタジアム命名権料を手にしたマンチェスター・シティも同様です。

 

エティハド航空アブダビ政府が100%株式を所有する企業であり、シティのマンスールオーナーはそのアブダビ王族の1人です。この部分でもオーナーとエティハド航空の関係性を指摘する声は上がっています。※参照1より一部抜粋

 

このようにこの2つのチームには共通の抜け道があり、それぞれFFPに抵触してるのではないかと疑問を持たれています。

 

以上のように、FFPはこれからのサッカー界の情勢を変える重要なルール改正でありながら、その抜け道もいくつかあり、一部ではすでにFFPは意味をなしてないのではないか」という声も上がっています。

 

 

FFPについて思うこと

 

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マンチェスター・ユナイテッドジョゼ・モウリーニョ監督 

 

今夏のPSGの一連の移籍騒動に関して、コメントを求められたモウリーニョが、ネイマールに290億円が支払われたことはさほど問題ではなく、彼はそれだけの価値がある。問題なのはムバッペのような選手に巨額の移籍金が支払われるということだ。」みたいなことを言っていました。

 

僕はまさにこれと全く同じ意見です。モウリーニョ素晴らしいです。 

 

正直ネイマールに関してはこれぐらいの移籍金でもおかしくなく、というよりかむしろネイマールレベルの選手は「どれぐらいの移籍金か」という問題ではないと思います。もはやお金で計れる価値ではありません。

 

今回ほどの移籍金でも彼であれば、確実にそれ以上の付加価値をクラブに与えてくれるはずですし、ネイマールはそれほどのスーパースターです。極端に言えば移籍金が5000億円でも1兆円でも関係ないと思います。どんな金額であっても彼はそれくらいの価値があります。

 

ただ、それほどのレベルに達している選手は世界でも数えるほどしかいなく、現代のサッカー界ではメッシクリスティアーノ・ロナウドネイマールの3人のみだと僕は考えます。彼らであればどんな移籍金でもそれ以上の価値がありますし、290億円とか払われても問題はないです。

 

問題なのはムバッペのような選手に今回のような移籍金が支払われることです。そうなれば移籍市場の全体の基準が上がってしまう危険性もあります。ましてや彼はまだ18歳の選手でこれからどうなるかなんて誰も予想できません。もちろん才能のある選手ですが。

 

他のクラブチームが「彼レベルにも236億円ほどの移籍金が支払われるのか」と認識することで、これ以降それに近い額がそれ以上の額を払わないとムバッペレベルの選手でも獲得できない可能性への焦りが生まれてきます。

 

先ほど述べたたように今回の移籍は今まで以上に移籍市場に大きな衝撃を与え、間違いなく価格破壊を起こしました。

 

ロナウド、メッシ、ネイマールらのレベルではない選手でも今後このような移籍金が毎シーズン支払われるようになると考えると恐ろしいですし、「結局FFPは何のためにあるんだ」ってなりますよね。

 

ただ、これらに対してUEFAが黙っているはずがありません。今後なんらかの措置で少しずつ「抜け道」が減っていくことは間違いないです。

 

UEFAにるFFPの規制の改正や今後の変更などに注目が集まります。今回は以上です。

 

 

 

 

参照したサイト

https://www.footballchannel.jp/2014/03/04/post29006/5/ −フットボールチャンネル

 

http://web.ultra-soccer.jp/index/index/c/Transfer/id/page_4_1 −超WORLDサッカー!

 

http://www.goal.com/jp/amp/ニュース/uefaネイマールとムバッペ獲得のパリsgへの調査開始を発表今後処分の可能性も/1wnj6dzobq18i1mdn89k7o8hqa −Goal.com

 

「FFP」とは?/サッカー界を変える新ルールは本当に意味があるのか(前編)

こんにちは。たっきーです。

 

みなさんはFFPという言葉を耳にしたことはありますか?

 

特にここ数年よく聞かれるようになりましたが、サッカー好きならもちろん知っている言葉だとは思います。

 

この「FFP」、現代のサッカー界を読み解くために重要なカギを握るキーワードの一つになっているのですが、今回はそれについてのお話です。

 

 

・「FFP」とは?

 

正式名称は「ファイナンシャル・フェアプレー〔FFP〕」

 

サッカークラブにおける経営の健全化・安定化を義務付け、財政破綻を未然に予防するための仕組みです。

 

わかりやすく言うと、アホみたいに大金使わずにまともな経営しろよ?ってことです。

 

ここ数年、中東の大富豪などが有力クラブのオーナーになりサッカー界に参戦することにより、ヨーロッパサッカー界の移籍市場では毎シーズンのように莫大な移籍金が動くようになりました。

 

中には赤字経営になりながらも大きな移籍金を使い(つまり借金をしてまで多額の移籍金を使い選手を獲得し)、結局財政破綻してしまうクラブまで現れるようになりました。

 

大きな理由としては、毎年のようにCLに出場し安定した収入がある有力クラブだけでなく、そうでない中堅クラブまでがスター選手を獲得できるほどの財力を得たことにより、毎シーズン競うように大金を払い有力選手を獲得する流れにより拍車がかかってしまったことが挙げられます。

 

それらの問題を受けて経営の健全化を計るために、UEFAプラティニ会長が提唱し、2011年6月から導入されたシステムがFFPです。

 

 

FFPの内容

 

●クラブの支出となる移籍金や人件費などの経費は、選手の売却による移籍金スタジアムの入場料テレビの放映権料大会での賞金グッズの収入スポンサー収入などの、クラブが純粋に得た営業利益を超えてはならない(赤字経営の禁止)。

 

●これによって、以前は行われていた銀行からの借り入れや、豊富な資金力を持つ金満オーナーのポケットマネーによる移籍金の支払いと赤字の補填は一切許されなくなる。

 

●審査は基本的に過去3シーズンの合計収支で判断。ただし正式な施行が2013−2014からのため、初回は導入された2011-2012、2012-2013の過去2シーズンの合計収支

 

●それでも突然赤字経営禁止になったことにより、いきなり2年間でそれまでの借金をゼロにすることは難しいというクラブが多いため、救済措置として、2014-2015シーズンまでは赤字の許容額が4500万ユーロ以内2015-2016〜2017-2018シーズンまでは3000万ユーロ以内という設定アリ。

 

2018-2019シーズンからは赤字をゼロにしていかなければならない。そのため、それが困難なクラブは主力選手の放出などをして移籍金を捻出していく必要がある。

 

●上記の基準を満たしていないクラブは、制裁としてCLやELなどのUEFA主催のコンペティションへの参加が認められない(最も重い処分)。他には罰金などの処分アリ。

 

●ただし、スタジアムの建設や改修などのクラブの施設にかける費用、そして育成組織への投資は支出としては計上されない。

 

※全て参照1.2より一部抜粋

 

一番最後のルールはかなり良いと思います。最近は大金によるスター選手の獲得が多く、自チームの育成組織にあまり目を向けないチームも増えてきました。このルールをキッカケに各クラブがより育成に力を入れ「育成選手ばかりのトップチームになる」もしくは「育てて売ることのできる」というクラブが増えれば、サッカー界全体の財政健全化に一歩近づくと言えるでしょう。

 

また、各クラブはこのようなルール改正のために、様々な方面で純粋な営業努力をするようになります。ここ最近、プレシーズン期間のサマーキャンプにアジアへのツアーを組むようになったビッグクラブが増えたのもそのためです。ユニフォーム等のグッズの売り上げなど、ヨーロッパの有力クラブにとってアジアは世界の中でも特に大きな市場となるエリアです。

 

このように単純な経営の健全化だけでなく、FFPには他にも多くのポジティブな要素が見込まれます。ただ、やはり大きなルールの改正には問題点が伴います。

 

 

FFPの問題点

 

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 今季夏にPSGに加入したネイマール(左)とムバッペ(右)

 

さて、ここからが本題です。

 

このルール改正でどのチームも経営を見直し、一気にサッカー界全体の財政健全化が進められればなんの苦労もありません。

 

しかし、もちろんこのFFP」というルールの抜け道を見つけ出し、「それでも大金を払って毎シーズンスーパースターを獲得しまくりたい!」というチームがあるわけです。

 

レアル・マドリーはこのようなルール導入後にも関わらず、2013-2014シーズンに当時市場最高額の1億ユーロ(約130億円)という天文学的な移籍金でギャレス・ベイルを獲得し、世界中を驚愕させました。

 

なぜこのようなことが可能なのかというと、単純にそもそもレアルにはそれ以上の収入があるからです。

 

レアルのようなチームは世界中でも圧倒的な人気押しも押されもせぬブランド力があり、これまで積み上げてきた実績や伝統が他のクラブとはレベルが違います。さらには毎シーズンのようにCLなどで好成績を収めるため安定した収入もあり、このような選手の獲得が可能なのです。

 

それはバルセロナバイエルン・ミュンヘンユベントスなどのチームもしかりですが、世界中でもわずかな数チームのみです。マンチェスター・ユナイテッドもこの部類のチームで、ここ最近のUEFA主催のコンペティションでは振るいませんが、特にアジアを中心とした世界中での圧倒的な人気により、グッズ収入を中心に多くの収入があり、2016-2017シーズンにポール・ポグバを1億1000万ユーロという大金で獲得することができました。

 

問題は、そうでない、ここ最近金満オーナーの力により多くのスター選手を獲得し、強豪クラブへと〝成り上がり〟を果たしたチームによる選手の獲得です。

 

パッとみなさんの頭に思い浮かんだのは、マンチェスター・シティパリ・サンジェルマン(PSG)などのチームだと思います。

 

これらのチームに伝統や実績がないと言いたいわけではありませんし、2チームとも今や十分な人気チームです。ただ、やはりレアルやバイエルンなどに比べるとそこまでの圧倒的な人気やブランド力は無く、むしろこれからそれを築いていくチームです。

 

特にPSGは今季の夏、サッカー界の歴史に残ると言えるようなハチャメチャな選手補強をやってのけました。

 

 

長いので後編に続きます! 

後編はこちら↓ 

tackie23.hatenablog.com

 

 

  

 

なんでもランキングその①個人的イケメンサッカー選手ランキング

こんにちは、タッキーです。

 

ブログを書いてて思ったのですが、なんか毎回「内容のあることを書こう!」と意気込みすぎて、一個一個の内容がダラダラと長くなってしまったり、投稿頻度が少なくなってしまったりしています。

 

記事を書く練習と言えども、よく考えたらただのブログなので毎回絶対内容のある記事である必要はないことにようやく気づきました。

 

なので今回はかなりどうでもいい内容です。お菓子でも食べながら読むくらいがちょうどいいです。

 

今回の内容はサッカーに関するある個人的なランキングです。このなんでもランキングのコーナーも定期化していきたいと思います。完全に僕の主観で決めたランキングなので、気軽に見ていただければ幸いです。今回は…

 

●個人的イケメン選手ランキング

 

です。よくあるやつです。特に女性はサッカーを見始める時、「とにかくカッコいい選手を見つけること」から興味を持つ人は少なくないと思います。いろんな意見がありますが、僕はどんな形の入り口であれ、サッカーに興味を持つ人が1人でも増えるのであればなんの問題もないと思います。

 

有名な選手から、それほど有名でない選手まで色々います。気になってみたら個人的にネットで検索したりしたらいいと思います。ちなみに現役とかの縛りはないです。今回の内容はサッカーに詳しくなくても誰でも楽しめると思います。

 

ということで10位から順にカンタンな解説付きでサクッと紹介していきます。()内は所属チームと国籍です。

 

 

第10位 マテュー・ドゥビュシー

(アーセナル/フランス)

 

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 髪型が変わってから急に男前度が増しました。アーセナルが誇るイケメンフランス人SBです。見た目は優しくて穏やかそうな雰囲気が漂っていますが、プレーは攻撃大好きでアグレッシブです。最近はプレーしている姿自体見ることが少ないですが、ルックスは間違いなくワールドクラスです。クラブでも代表でも同僚のオリヴィエ・ジルーと悩みましたが、彼を抑えて見事10位に輝きました。

 

 

第9位 イルハン・マンスズ

(現役引退/トルコ)

 

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 日韓W杯でトルコ代表として活躍し、「あのイケメンは誰?」と話題になったので今でも覚えている人は多いと思います。当時は甘いマスクとそのワンダーボーイっぷりからイルハン王子」と呼ばれ多くの日本人女性からもてはやされました。

 その後ヴィッセル神戸に所属したりもしましたが、なんやかんやで今はなぜかフィギュアスケート選手になってます。 「トルコのイケメン」と言われても他に思い浮かばないくらい彼のインパクトは強いです。

 

 

第8位 ダレイ・ブリント

(マンチェスター・U/オランダ)

 

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 王子様のような爽やかな笑顔のオランダ代表は、左足の精度の高いロングフィードと、CBとSBをこなすユーティリティさが持ち味です。モウリーニョ政権下のユナイテッドでは今季はやや出番が減っていますが、2014ブラジルW杯スペイン戦でのファン・ペルシのスーパーゴールをアシストした圧巻のフィードは強く記憶に残っていますね。父は元オランダ代表の名選手ダニー・ブリントです。デコは広めです。

 

 

第7位 ミゲウ・ヴェローゾ

(ジェノア/ポルトガル)

 

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 それほどネームバリューのある選手ではありませんが、「イケメンのサッカー選手といえば」という話題の時に必ずと言っていいほど名前が挙がるのがこのポルトガル代表の守備的MFです。「ザ・ラテン系」といった濃い顔つきで、単純な顔の端正さなら個人的にはC・ロナウドより上だと思います。

 まだ若手の頃にポルトガルのファッションショーにモデルとして出演したりし、周りから「気が抜けている」と批判されたりと、「見た目が良い選手でもプレーが伴わなければ批判される」というのをまさに体現した選手です。それくらい別にいいだろと思いますが(笑)。

 

 

第6位 マッツ・フンメルス

(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)

 

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 世界屈指のビルドアップ能力とパス精度の高さで、名門バイエルンとドイツ代表の最終ラインを統率する「サッカー界のオーランド・ブルームです。かつて香川真司とチームメートだったこともあり日本でも人気のある選手で、おそらく現役DF・No. 1のイケメン選手です。

 無名時代から7年交際した女性と結婚したり、ファン・マタが立ち上げた「年棒の1%を貧困の人々に寄付する」というプロジェクトに参加したりと、中身もイケメンであることも魅力の一つです。

 

 

第5位 エディンソン・カバーニ

(PSG/ウルグアイ)

 

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 個人的に推したい選手です。長髪を振り回しながら一瞬でDFのマークを外し、驚異的な反応でゴールに突き刺す世界屈指のワンタッチゴーラーです。整った顔つきではありませんが男臭さ満載のイケメンで、これまでの「王子様的なカッコ良さ」を持つ選手とは違い、いわゆる「男がカッコいいと思う男」ですね。

 重要な試合で豪快にゴールを決めて天高く咆哮する姿はマジでカッコいいのでぜひ一回見て欲しいです。愛称は「闘牛士」という意味の「マタドール」「男」というより「漢」です。大好きなのでネイマールなんかに負けずに頑張って欲しいです。

 

 

第4位 ロケ・サンタ・クルス

(オリンピア・アスンシオン/パラグアイ) 

 

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 イケメン選手として超有名なFWで、僕がサッカーを見始めて初めてイケメンだと思った選手です。高さが武器のパラグアイ歴代屈指のFWで、2010南アフリカW杯の日本戦でも出場していたのは記憶に新しいですね。

 中学生の頃初めて見てそのあまりのカッコよさに衝撃を受け、めちゃくちゃ応援していたことを覚えています。松潤が15年くらい南米に住んでたらたぶんこんな感じになります。

 

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 ちなみに奥さんも美人として有名で、絵に描いたような美男美女の夫婦です…。

 

 

ここからいよいよベスト3です。

 

第3位 ニコ・クラニチャール

(レンジャーズ/クロアチア)

 

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 イケメン選手を語る上でこの選手は外せないと言っても過言ではないほどの超イケメンで、「むしろなんでサッカー選手になったんだ…」とさえ思います。創造性溢れるテクニックと高いパスセンスで、プレーでも周囲を魅了するファンタジスタは、スラリと伸びた長身と他の選手にはない綺麗な目つきが特徴です。王子様っぽさはNo. 1です。ナルニア国物語とかに出てきそうです。

 

 

第2位 クラウディオ・マルキジオ

(ユヴェントス/イタリア)

 

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 ユニフォーム以外の姿をパッと見て、一体何人の人がサッカー選手だとわかるでしょうか。その綺麗な青い瞳と端正すぎる顔つきで世界中のサッカーファンを魅了する、アッズーリが誇る現役最強のイケメン選手です。伊達男の多いイタリア代表でもそのイケメンぶりは際立っています。

 また、これだけ端正な顔立ちながら、いざピッチに立てばチームのために体を張って90分間泥臭く戦い続けチームを鼓舞します。それがまた彼の良いところです。そしてデビューから10年以上ユヴェントス一筋のバンディエラであることも人気の理由の一つです。おそらく彼もベッカムと同じで引退後も仕事には困らないでしょう。

 

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スーツ姿もキマりまくってます…。サッカー選手とは思えません。

 

 

第1位 シャビ・アロンソ

(現役引退/スペイン)

 

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 なぜか「イケメンサッカー選手といえば?」という話題ですぐさま名前が挙がることは少ないですが、僕の中では永遠の1位です。今すぐハリウッド映画に出ても違和感がないようなカッコ良さです。

 プレーもエレガントで、ピッチを幅広く見渡し、美しくかつ的確なサイドチェンジを繰り出す「マエストロ」です。日本でいう西島秀俊的な「渋カッコいい」オジさんですね。

 まだまだトップクラスでプレー出来そうだったので昨季の現役引退は少し残念でした。しかし、やはり監督業の道を歩むようで、早くも動き始めています。彼ほどの「サッカーIQ」の高さを持っていれば、監督として成功することにも期待が持てますね。

 

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若い頃もタメ息が出るほどカッコいいです。今とはまた違うカッコよさがあります。

 

ということで見事1位に輝いたのは、シャビ・アロンソでした。

 

 

●その他のイケメン選手

 

惜しくもベスト10入りは逃しましたが、他の僕がイケメンだと思う選手です。

 

ヨアン・グルキュフ

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 「ザ・フランスのイケメン」という感じのセクシーな男前で、若い頃はプレーも顔もカカみたいで期待されましたが、内向的すぎる性格が影響してか完全に伸び悩んでいます。

 

ダニエル・ギガックス

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 あまり有名ではありませんが、かなりイケメンなスイス人選手です。最近のスイス人選手ではグラニト・ジャカもイケメンだと思います。

 

アイトール・オシオ

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 この写真はイケメンとしてかなり有名ですが、正面から見ると首が太くてだいぶゴツいイメージです。ビルバオで長らくプレーしていました。

 

他には…

オリヴィエ・ジルー

アンドレア・ラノッキア

モルガン・シュナイデルラン

パウロ・ディバラ

ヴァロン・ベーラミ

ロリス・カリウス…  など

気になったらぜひネットで調べてみてください。

 

 

●殿堂入りのイケメン選手

 

「あれ?あの選手いないじゃん」と思った人もいるでしょうが、安心してください。これから最後に紹介するのは、カッコよすぎてもはや殿堂入りした選手たちです。

 

 

デイヴィッド・ベッカム

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 ご存じサッカーの歴史上最強の、元祖アイドルサッカー選手です。最近は順調な歳の重ね方をして、また違うカッコよさを醸し出しています。

 

 

クリスティアーノ・ロナウド

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 その一挙手一投足すべてがカッコいい、説明不要のスーパースターです。彼の場合はもはや「顔がカッコいい」とかそういう話じゃないです。

 

 

フェルナンド・トーレス

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 みんな大好き「エル・ニーニョ」です。ロナウドと同じく定番の人気選手です。中学の頃とかみんなトーレス大好きでした…。

 

 

マルコ・ロイス

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 怪我の多さもワールドクラスのドイツのおしゃれ番長です。日本での人気も絶大です。

 

 

内田篤人

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 日本で一番有名なイケメンサッカー選手です。この選手がキッカケでサッカーに興味を持った女性は多いんじゃないんでしょうか。

 

 

結局長くなってしまいましたが、こんな感じです(笑)。興味を持ったらぜひ他のイケメン選手についても調べてみてください。

 

サッカーはなかなか点の入らないスポーツで、人によっては観ていて退屈だと感じる人もいると思います。なので誰か1人カッコいい選手を見つけて、その選手のことをずっと追いかけるだけでも楽しめる要素が一つ増えると思います。

 

来年のロシアW杯は「イケメン選手探し」をしてみるのもいいんじゃないでしょうか?

 

 

 

 

1人サッカー観戦なるものをしてきた

こんにちは。たっきーです。

 

完全に忘れていましたが、ようやくブログの名前を決めました。「tackieのフットボールブログ」です。

 

こんだけ時間かけたのに激シンプルです…(笑)

 

ところで、先日W杯への選手選考等も兼ね、キリンチャレンジカップとしてニュージーランド戦とハイチ戦の2試合が行われました。

 

僕はこのうちのハイチ戦の方を日産スタジアムに観戦に行きました。

 

そしてこの試合、観にいくことも前日の夜に急遽決めたので、なんと初めて1人でスタジアムに観に行きました。

 

今まで何度もサッカーの試合を現地のスタジアムで観戦してきましたが、1人で観に行ったのは生まれて初めてです。

 

今回は観戦に行ったハイチ戦を簡単にレビューします。

 

●ハイチ戦スタメン

 

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先日のニュージーランド戦から全員メンバーを替え、杉本健勇小林祐希が代表初戦発を果たしました。FWは杉本以外オーストラリア戦と同じメンバーです。

 

 

●一番の収穫はレギュラー組の重要さがわかったこ

 

中々酷い試合でしたが、これに尽きますね。この試合に関していえば。特に長谷部・吉田・川島はやはり欠かせない選手だということを再認識できました。収穫の多くない2試合でしたが、これがわかっただけでも意味はあったと言えると思います。というか、前回から招集され続けている植田直通中村航輔はいつ出場するんですかね。ポテンシャルは槙野や東口よりあると思うのですが…。

 

 

●倉田・小林は評価できる

 

中盤をエネルギッシュに動き回り、二戦連続ゴールを頭で叩き込んだ倉田秋はアピールに成功したのではないのでしょうか。特にハイチ戦前半は長友、乾らと積極的に絡み、日本は左サイドの綺麗な崩しから何度もチャンスを迎えました。

 

倉田の持ち味は中盤を激しく動き回り、前線への飛び出しからゴールを奪うことですが、これはハリルの求めるインサイドハーフ像と合っていると思います。

 

小林祐希は他の選手にはない独特のボールの受け方と持ち方、時間の作り方で、2試合を通して存在感を示すことには成功しました。ただ倉田や香川らのように積極的に前線に絡んだり飛び出していくというよりかは、小林はボールを受けてさばいてはまた少し受けやすい位置に下がりまた受けて…というプレーを繰り返し、どちらかというとバランサー的な役割をこなしていました。

 

特に一度パスを出した後の動き直しは全選手の中で一番よく意識されているなあと感じました。それも一度預けた後前線に突っ込んでいくのではなく、ほとんどの場合が下がり目の位置への動き直しでした。他のインサイドハーフの選手とは違う彼の「ゲームの全体を見てリズムを作ろう」という意識がよく出ていたと思います。

 

彼はボールをもらった後意識的に遅らせていることもあったようですが、インタビューでも言っていたように、彼自身がリズムを作るために敢えて遅らせていても、それが監督から悪い意味で「遅い」と見られることもあります。「そこは監督が評価するところだ」と語っていたところも、中々自分を俯瞰的に見られているなと感じました。良くも悪くもそういうボールの持ち方ができる選手は今の代表には彼以外あまりいないので、小林にはこれからも注目していきたいと思います。

 

 

●相手に合わせてプレーできるようになる必要がある

 

普段あまり出場しない選手が多く出たので、結果が悪かったことについては正直そこまで言及する必要はないと思います。重要なのは一人一人がどのような目的・意図を持ってこの試合に臨んだのかです。

 

前半ハイチは2ボランチのシステムでしたが、この2人の間に距離があり、かなり自陣のバイタルエリアにスペースを与え、そのおかげで日本は自由に攻めることができました。

 

後半はそれを修正するためか最終ラインの一つ前に1人アンカーを置き、そのスペースを埋めてきました。そのせいか後半日本は攻めあぐねましたが、そういう相手が試合の中で何かを変更した時に臨機応変に戦えるかは、W杯を戦う上で非常に重要なことになると思います。強豪と言われるチームはすべてこれができます。

 

日本は相手がアンカーを配置してきた後半、自分たちの2人のインサイドハーフ、1人のアンカーが一体誰につくのかが曖昧になってしまい、相手に攻められることも増えました。

 

一人一人が何か目標を持ってプレーしていたと思いますが、この「試合の中で相手に合わせてプレーを変える」ということを意識していた選手は1人もいませんでした。結果的にそのせいで3−3というスコアになりましたが、そこはこれからW杯に向けて修正する必要があると思いました。

 

 

●この試合は観客が少なかったのか…?

 

このハイチ戦、最終的に47,420人の観客が入ったみたいですが、試合後、ネットで『空席が目立ったスタンド、「日本代表人気の低迷」を証明する〜』なる記事を見つけました。

 

いや平日夜のハイチ戦で5万人近く集まれば十分ではないでしょうか…。

 

確かにこの試合は珍しく豊田スタジアムで行われたニュージーランド戦に比べてチケットがあまり売れず、前日には選手たちがTwitter等のSNSで観に来ることを呼びかける事態にまでなりました。実際僕はそのニュースを見て観戦に行くことを決めました。だとしても、47,000人も集まったことは素晴らしいですし、むしろ平日夜にこの人数は多い方だと思います。

 

何か問題があるとすれば、「平日夜のハイチ戦」「主力組はおそらく出場しない」「W杯出場はもう決定済み」このシチュエーションの試合をキャパシティ72,327人の日産スタジアムで開催しようとしたこと自体です。何をもってこの試合を7万人収容できるこのスタジアムでやろうと思ったのかは定かではありませんが、そりゃ空席は目立ちますよね。

 

僕は北側のゴール裏の2階席の上の方から見ましたが、確かに周りに人は少なかったです。僕としてはその方がゆっくり観ることができたので良かったですが。

 

最後に1人サッカー観戦の感想ですが、正直2人以上で観るのとそんなに変わらないなって感じでした。映画館と同じですが、1人だろうが2人だろうが観るものは別に変わらないので、特に独りの寂しさが気にならない人は十分楽しめると思います。僕自身が1人で色々なところに行くことに抵抗がないのもありますが、僕は十分楽しめました。

 

ただ、自由席の場合に限りますが、観る場所はちゃんと選んだ方がいいですね。周りにうるさい集団がいると落ち着いて観られないです(笑)。

 

今度は自分流のスタジアムでのサッカー観戦の心得とか「これを心がけた方がいいよ」みたいな内容の記事も書いてみたいと思います。以上です。

 

 

 

選手紹介①マレク・ハムシクという男/パルテノペイで愛される〝モヒカン・ゴールゲッター〟

こんにちは。たっきーです。

 

少し期間が空いてしまいましたが、10月は多めに更新していきたいと思います。

 

今日は、今までの内容と少し違って、単純に僕の好きな選手について紹介していきたいと思います。

 

メッシやロナウドネイマールらは全くサッカーに興味のない人でも名前くらいは聞いたことのある選手だと思います。

 

僕がこれから紹介していく選手は、サッカー好きなら当然知ってるレベル、でもサッカーがちょっと好きな人なら名前は聞いたことあるぐらいのレベル、さらにはサッカーに全く興味のない人なら名前すら聞いたことないぐらいのレベルって感じの選手です(僕の勝手な感覚ですが)。

 

メッシやロナウドほど派手ではなくとも、サッカー界になくてはならないいぶし銀の輝きを放つ選手はいくらでもいます。

 

そんな選手達の中で、僕が「この選手のことは少しくらい知っておいて欲しい!」「この選手のこと知ってたら一目置かれるよ!」って感じの選手をいろんな面から紹介していきたいと思います。まあ要は僕の好みの選手の紹介です。

 

このコーナーは定期化していきたいと思います。なにより書いてて楽しいですし(笑)。

 

記念すべき第1回目はこの選手です。

 

 

マレク・ハムシク(ナポリスロバキア代表)

 

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基本情報

生年月日:1987/7/27(30歳)

所属チーム:SSCナポリ

国籍:スロバキア

身長/体重:183/79

ポジション:MF(ボランチインサイドハーフ・トップ下など)

利き足:右

似たタイプの名選手:フランク・ランパード

 

 

・経歴

2004 スロヴァン・ブラチスラヴァ

2004-2007 ブレシア

2007- SSCナポリ

 

ご存じ、イタリア・セリエAの強豪ナポリの押しも押されもせぬ大黒柱であり、スロバキア代表の主将であるあのマレク・ハムシクです。

 

「いきなり有名な選手じゃん!」ってサッカー好きの人なら思うかもしれないですが申し訳ないです(笑)。

 

この選手はとにかく大好きなんです…。どれくらい好きかというと、現役の中で好きな選手ベスト3には入るぐらい好きです。実はセリエAではナポリフィオレンティーナをちょこっと応援しているのですが、ハムシクのことが好きでナポリを応援し始めたほどです。

 

まずこの見た目のインパクトやばくないですか…。イカツいタトゥーに分厚い唇と歯茎、そしてスピノサウルスみたいな髪型で得点を決めれば天高く咆哮するその姿…。まずこの圧倒的なビジュアルで「なんだコイツ!?」って思う人は多いと思います。

 

 

・プレースタイル

そんな見た目のハムシクですが、プレーはいわゆる中盤のオールラウンダーで、なんでもできる器用な選手。英国風に言うと「ボックス・トゥ・ボックス」にも近いですが、より攻撃の総合力が高い選手です。ただ、なんでもできると言われれば凄さがよく分からないと思うので、僕が思うハムシクの1番のすごいところは、ズバリ…

 

MFとは思えない研ぎ澄まされた得点感覚

 

です。ここ最近こそ中盤の低い位置でもプレーするようになったハムシクですが、なんといっても彼の凄さは中盤から前線に駆け上がり多くのゴールを決めるその得点感覚です。実際に2007年にブレシアからナポリに移籍した時、そのシーズンにMFながらチーム最多の9得点を決めたように、若い頃からその得点感覚は突出していました。

 

彼は突き抜けたスピードや圧倒的なパワーを持っているワケではありませんが、他のMFに比べ、攻め上がりのタイミングの巧さ、そして有効なスペースをすぐさま見つけだす能力がズバ抜けており、それが多くの点を取れる理由になっています。

 

センターハーフなのによく点を取る」というのは、かつてはあのフランク・ランパードがウリにしていたことと同じですね。プレースタイル的にも彼に近いと思います。

  

さらに彼の凄いところは、FW顔負けの多くの得点パターンを持っていることです。左右両足のミドルはもちろん、タイミングよく裏に抜け出して冷静にゴールに流し込むこともできれば、独力で持ち込みドリブルからゴールを決めることもできます。

 

攻撃面で他の選手と別格の違いを見せるハムシクは、パスも巧く、ラストパスの精度はセリエA屈指です。チャンスメイカーとしても振舞いながら、バイタルエリアに近づけば一気にフィニッシャーに姿を変える。そんなハムシクは今やナポリでは別格の存在、セリエAでも指折りのMFです。

 

ハムシクの攻撃の能力の高さは記録にも裏付けられており、彼はヨーロッパでも数少ない100ゴール・100アシストを達成したMFです。さらに現在のMFのゴール+アシストの合計の記録はあのアンドレス・イニエスタを上回り、ハムシクがヨーロッパNo. 1です(一つの所属クラブでの記録)。

 

そして彼は今あの誰もが知る伝説的な選手の記録にも近づいています。

 

 

ハムシクマラドーナを超える天才!?

昨日行われたセリエA第7節vsカリアリ戦で今季初ゴールとなる先制点を決め、ナポリでの公式戦通算得点数を114点にしたハムシク。その記録は堂々の2位ですが、現在の1位はナポリの伝説的選手であり、誰もが知るサッカー界のスーパースター、ディエゴ・マラドーナ115点です。そう「あと2点」ハムシクはあの伝説の名選手の記録を上回ることになるのです。

 

10年という長い期間在籍しているとはいえ、あのマラドーナの記録を越すことになる選手が純粋なMFであると誰が予想できたでしょうか。それがハムシクの得点能力の凄さを物語っていますね。

 

 

ナポリ一筋10年の「愛すべき」モヒカン頭

これほどの能力を持っている選手ですから、もちろんこれまでのキャリアで何度かナポリからの引き抜きも噂されました。今までインテルミランを筆頭に、チェルシー、さらにはレアル・マドリーまで、様々な強豪クラブが彼の獲得を試みました。しかしそのたび彼はナポリ愛」を強調し、チームに残ってきました。

 

やんちゃな見た目のハムシクですが、実は常識人であり、インタビューでの言葉からもそれは伝わってきます。クールな雰囲気の割には誰よりも熱い気持ちを持っており、ナポリでは現在チームリーダーとしてしっかり振舞っています。

 

彼はスロバキア代表でも大黒柱ですが、EURO2016での大活躍の際、代表監督のヤン・コザクは「彼にとってナポリは小さすぎる。もっと大きなクラブがふさわしい。」と称賛すると同時にビッグクラブへの移籍を勧めました。しかしそれに対してもハムシクナポリは僕の未来だ」と一蹴し、“生涯ナポリ宣言”をしました。

 

こんなことを言うのでもちろん彼はナポリのサポーターから愛されており、インシーニェメルテンスらと並び最も人気のある選手の1人でもあります。彼がナポリに加入した2007年はナポリセリエAに昇格したシーズンであり、当時はもちろん現在のようにユヴェントスと首位争いを繰り広げるほどの強さはありませんでした。

 

ハムシクが加入してからの10年間、ラベッシをはじめカバーニイグアインなど様々なワールドクラスの選手がナポリに所属し大活躍をして去って行きました。しかし10年間ずっと所属し、ナポリを古豪復活に導いた一番の功労者は間違いなくハムシクです。そんな選手が生涯ナポリ宣言をするのですからファンにとってはたまらなく嬉しいことでしょう。

 

ハムシクナポリ以前の所属チームがあるとは言え、彼はもはやナポリにとってバンディエラ(イタリアでいう旗手で、主にサッカーチームにおけるキャリアでずっと同じチームに所属し続ける選手)と同じような存在です。

 

フランチェスコ・トッティ以来、そのような選手が最近ではほとんどいないので、ハムシクセリエAにとっても貴重なバンディエラの存在なのかもしれないですね。

 

ちなみにハムシクスロバキア代表でももちろん絶対的なエースであり、先ほど書いたようにEURO2016でもロシア戦でのスーパーゴールを含め大活躍をしました。こういうベラルーシにおけるフレブとかアルメニアにおけるムヒタリアンみたいな、小国を背負って立つ選手みたいなのってなんかいいですよね。まあスロバキアはもはや小国とは呼べないほど強いですが(笑)。

 

・歴代屈指の攻撃陣とともに悲願のスクデットを目指す

そんな彼の所属するナポリは昨日のカリアリ戦の完勝で見事にリーグで唯一開幕7連勝を飾り、宿命のライバルユヴェントスを抑え首位に位置しています。特にメルテンスインシーニェカジェホンらの前線が軒並み絶好調で、ここまでリーグ戦7試合で25得点と圧倒的な攻撃力を見せつけています。

 

ハムシクはかつて「ナポリで引退したいと思っているが、それまでに一回はタイトルを取りたい」と語っており、キャプテンとして、スクデット(小さな盾と言う意味で、セリエAにおけるリーグ優勝のこと)は喉から手が出るほど欲しい状況だと思います。かつてないスタートを切った今季、ナポリスクデットを獲得するまたとない大チャンスかもしれません。その中心にいるのは間違いなくハムシクでしょう。

 

 

マレク・ハムシクについて、今回のまとめ

・モヒカン頭のイカしたビジュアルのスロバキア代表である

・MFとは思えない得点能力を持ち、今やあのマラドーナの記録を越えようとしている

・所属のナポリでは愛されており、今季は悲願のスクデットを目指す

 

 

今季は前線の選手の得点力の爆発もあり、ハムシク自身の得点は思うように伸びていませんが、昨日のカリアリ戦のゴールで、ここから調子を取り戻していくでしょう。今シーズン中にマラドーナの記録を抜いてナポリの史上最多得点記録を持つ選手になることはほぼ間違いないです。セリエAスクデットの行方とともに、今季もハムシクの活躍から目が離せないです。

 

そして、引退の瞬間までぜひ水色のユニフォームに袖を通しておいて欲しいですね。

 

 

 

では最後に次回の選手紹介のヒントをチラッと出して今回は終わりたいと思います。

 

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次回はこの選手です〜!わかるかな?(笑) ではまた。

 

 

 

 

誤審を敗因にすることの是非/今更だけどほじくり返しておきたいこと

こんにちは。タッキーです。

 

先日、日本代表が無事6大会連続のW杯出場を決めました。最終戦のサウジ戦も終わり、最終予選の日程は全て終了となりましたが、僕にはここで敢えて触れておきたい今回の予選でのある出来事があります。

 

それは最終予選の初戦、2016年9月1日にホーム埼玉スタジアムで行われたUAE戦で起きた出来事です。

 

この試合、日本はホームで最終予選の初戦ということで非常に重要な試合でしたが、まさかの1−2で敗北を喫してしまい厳しい船出となってしまいました。

 

そしてこの試合をきっかけに「最終予選初戦で敗れたチームのW杯出場確率は0%」だの「ハリルは本当に日本代表の監督にふさわしいのか」だの、先日豪州戦に完勝してW杯出場を決めるまで、メディアに散々煽られることになります。

 

覚えている方はもう勘づいているかもしれませんが、今回僕がテーマにしたいのはタイトルにある通りサッカーにおける「誤審」。そう、この試合の後半32分の日本代表・浅野が放ったシュートが明らかにゴールラインを超えていたにも関わらず「ノーゴール」と判定されたあのシーンに関してです。

 

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※これが問題のシーンです。誰がどう見てもボールはゴールラインを完全に超えています。 

 

今でこそもう日本代表がW杯出場を決めたので「あんなこともあったな」程度で済みますが、もし日本が予選敗退もしくはプレーオフにまわっていたとすれば、「あの試合のあのシーンで正しい判定がされていれば…」となっていたかもしれません。サッカーはあまり点の入らないスポーツですから、一点の重みはあまりにも大きいですしね。

 

もう随分前のことですし今更感はありますが、その時はまだブログ書いてませんでしたし、また同じような誤審があるまで待つのもめんどくさいですし、今敢えてこのことに触れるべきだと思いました。

 

まず言っておきたいのは、今回は「誤審」そのものについてがテーマではなく、「誤審に対する捉え方の問題」、そしてそこから派生し、「捉え方を変えることによって誤審をなくす方向に働きかけることができる」ということをUAE戦の実例とともに強く訴えたいです。

 

そしてこの出来事は僕がサッカーのブログを書きたいと思ったきっかけとなる出来事でもあるので、どうせいつか書くつもりでもありました。

 

 

●誰でもわかるあの試合の敗因はあの誤審

 

まず今回のブログの内容をわかりやすく一言で表すと、「なんで誤審を負けた理由にしちゃいけないの?」ということです。僕はこの出来事が起こる前から同じようなことがあるたび毎回思っていました。

 

まずあの試合の「敗因」について考えた時に、「選手のコンディションの悪さ」や「監督の選手起用」「決定力のなさ」など様々なものがあったと思います。

 

しかし、サッカーの素人でもわかるようなハッキリとしたあの試合の一番の敗因は間違いなく「あの誤審」です。なぜならあれが入っていれば2−2のタイスコアで少なくとも負けることはなかったのですから。

 

 

●試合後から自分の考えと世間の感覚にズレを感じる

 

しかしあの試合の直後、Twitter等のSNSを見ると「確かにあれは誤審だったけど日本にもっと決定力があれば勝てた」「誤審を言い訳にしているようじゃ強くはなれない」という声がやはり溢れていました。日本人の考え方の風潮なのかよくわかんないですが、ああいうことが起きた後こういうことを言う人は必ずと言っていいほどいます。

 

一般人だけでなくサッカーの有識者もブログなどで「日本は誤審を言い訳にできない内容だった」と書いていました。いやもちろんそれはわかりますし正しいです。でも、「誤審を言い訳にできない内容だった」なんてあの試合を見れば誰でもわかることですし、有識者がわざわざ声をあげて言うようなことではないです。むしろああいうことが起こった時にこういうことを言う人しかいないから、「そもそも誤審はあってはいけないもの」「この状況は変えなければならない」という事実から目が背けられてしまいます。

 

悪かった内容を分析することももちろん必要だと思いますが、それならまず最初に「誤審は悪いもので今回の最大の敗因は誤審である」と言った上で、内容の分析をしてほしいと思います。有識者のそういう発言には大きな力がありますからね。

 

さらに、次の日僕が会社に出社した時、上司から開口一番「たっきー、昨日の敗因は?」と聞かれたので、僕は「誤審ですね」と答えました。事実ですから。すると上司は訝しげな顔をしながら「うーん…そうなの?」みたいなことを言っていました。

 

え…じゃあなんて言えばよかったの…

 

先ほど述べた通り、素人でもわかるようなあの試合のハッキリとした敗因は間違いなく100%誤審です。いやもう150%誤審です。その上司もサッカー経験者ではなく素人でしたし、僕は聞かれたことにすごくわかりやすく答えたつもりでした。ちなみにその上司は他の試合で日本が負けたときに「やっぱ全員坊主にするべきだな」とか言っていました(笑)。

 

それは置いといて、やっぱり自分の感じていることと世間の感覚にはズレがあるなあとその時思いました。一応Twitterには「どう見ても誤審のせいだろ」「審判クビにしろ」という意見も少ないながらあったので安心はしましたが。

 

特にこういう時「誤審を言い訳にしているようじゃ強くなれない」という意見を言う人が多いですが、ではもし仮にこの後日本がメチャメチャ強くなって、W杯決勝までいったとしましょう。そこで日本の決勝ゴールが誤審によって取り消され結果的に負けてしまったとしたら今度は「誤審のせいで負けた!!」と言うのでしょうか?

 

そこで言ってももう遅くないですか?

 

なんかそれおかしいですよね。チームが強かろうが弱かろうがどんな状況だろうがどんな環境だろうが誤審は誤審悪いものは悪いダメなものはダメです。サッカーにとって確実に「ない」方がよいものなのだからしっかり目を向けるべきです。

 

確かにあの試合日本は低調でした。でも「決定力がなかった」とか「監督の采配があそこでああだったら」とかそういうのは大前提としてッカーの試合が公正なルールで90分間行われたその上で、その次に話すべき問題だということを忘れてはいけいないです。そんな当たり前のことを忘れてしまう人が多いように感じます。

 

たこういう時、「これも含めてサッカーだ」という人も多いですが、ハッキリ言ってそれはもう過去のことです。以前の投稿でも述べましたが、時代の進歩につれて今までは無かった様々なテクノロジーが導入され、サッカーはミスジャッジありきのスポーツ」ではなくなりつつあります。

 

さらに「忘れて切り替えて次に行こう」という人もよくいますが、こういうときに切り替えていいのは次にまだ試合がある選手と監督だけです。サッカー協会と日本のサッカーファンは切り替えたりせずに、その時その問題にしっかり目を向けて、徹底的に争い、議論するべきです。

 

幸いこの時、日本サッカー協会は試合終了直後にすぐAFCFIFAに抗議することを発表しました。

 

誤審は悪いもので、サッカーにとって確実にない方がよいものなのですから、なくなるように努力するのはごく当たり前のことですよね。

 

 

●誤審を糾弾できるのは誤審があった時だけ

 

そして誤審の厄介な部分がこれです。誤審を声をあげて非難できるのは多くの場合、誤審があった直後だけです。世紀を揺るがすような大きな誤審があっても、時代が変われば「あんなことがあったなあ」と思い出話にされてしまいます。しかし現代ではそこで大きな声を上げることで結果的にルールが変わこともあります。

 

先ほど述べたように、世界では誤審をなくすためにもう既にいくつかのテクノロジーが導入されています。

 

ゴールラインテクノロジー

今回の実例に直結する新たなテクノロジーです。サッカーには「ボールが完全にゴールラインを超えたらゴールインとする」というルールがありますが、ゴールネットにズバンと突き刺さるゴールだけがサッカーのゴールではなく、ボールが完全にゴールラインを割っていても、空中でGKがかき出してしまったり、クロスバーに当たって跳ね返ってボールが戻ってきてしまったりする場合もよくあります。

 

そういう判断しづらいゴールのために導入されたのがゴールラインテクノロジーで、FIFA主催の大会では2014ブラジルW杯にて本格導入されました。

 

主に2種類あり、ゴール裏に設置したいくつかのカメラでボールの動きを捉えることで三次元で正確な位置を割り出し、ボールが完全にゴールラインを通過したところで審判に1秒以内に通知されるホークアイ、ボールの中にセンサーを仕込み、ゴールラインの地中に埋め込まれたケーブルから発せられる磁場をそのセンサーが感知することによって、ボールが完全にゴールラインを超えたかを審判に1秒以内に通知する「ゴールレフ」の2つが有名です。

 

そしてこのゴールラインテクノロジーを導入する大きなきっかけとなったのが、2010年南アフリカW杯の決勝T1回戦・イングランドvsドイツの試合でイングランドランパードが放ったシュートがクロスバーに当たり跳ね返って戻ってきたシーンで、ゴールラインを割っていたにも関わらずノーゴールと判定された出来事です。

 

この時イングランド側は当然のように猛抗議し、これをきっかけに機械の導入に反対の立場だった当時のFIFAブラッター会長の考えも変わり、ゴールラインテクノロジーは導入されることになりました。

 

・ビデオ判定(VAR)ービデオ・アシスタント・レフリー

ビデオ判定はこれというきっかけはありませんが、相次ぐ誤審に対してFIFAがとった大改革の一つで、2016年のクラブW杯の鹿島アントラーズvsアトレチコ・ナシオナル戦にて、FIFA主催の大会で史上初めて実際に使用されました。

 

内容は他のスポーツにおけるビデオ判定と同じで、別室で控えている副審が常に映像から選手のプレーと審判の判断を確認し、もし誤審があれば審判に知らせるというものです。

 

対象のプレーは、レッドカードの提示やPKの宣告、オフサイドなど、得点や試合の結果に直結するようなプレーです。

 

主審は通知が来るとピッチ脇に用意されたモニターで確認し、最終的な判断を下します。最終的な決定権が主審にあるのはこれまでのルールと変わりません。

 

このビデオ判定は「試合の流れを止めること」「ロスタイムの増加」などゴールラインテクノロジーに比べてまだまだ課題がたくさんあり、2018年のロシアW杯での本格導入に向けて依然試験段階となっています。

 

このように何かルールが変わったりテクノロジーが導入されるのには必ず「きっかけ」や「理由」があります。だから、誤審があった時にしっかり声をあげて非難や抗議をすることは本当に重要なことです。

 

 

AFC主催の大会ではまだこれらのテクノロジーは導入されていない

 

しかしこれらのテクノロジーを導入するのはやはりかなりのコストがかかります。特にゴールラインテクノロジーは1つのスタジアムにつきおよそ20万ドル(約1600万円)ほどかかります。W杯やコンフェデ杯、クラブW杯などFIFA主催の大会ではこの費用はFIFAが負担しますが、今後、ゴールラインテクノロジーの導入を希望するリーグはそれぞれが負担しなければなりません。

 

そしてAFC(アジアサッカー連盟)主催の大会ではまだこれらのテクノロジーは導入されていません。よってW杯のアジア最終予選ではこのルールは適用されていませんでした。それによって今回の浅野のゴールの誤審は引き起こされました。やはり費用の問題が大きいみたいです。

 

だからこそ、ああいうことがあった時に強く強く抗議し、アジアの大会でもちゃんとこのテクノロジーが導入されるように改善させるべきなのです。

 

誤審にはその時代ごとに記憶に残るようなものがあります。1966年イングランドW杯決勝・イングランドvsドイツでのジェフ・ハーストの決勝ゴール、さらに有名な1986年メキシコW杯準々決勝・アルゼンチンvsイングランドでのディエゴ・マラドーナの「神の手ゴール」など。

 

しかしそれらのゴールは現代であったら間違いなく「誤審」となり認められていなかったでしょう。技術の進歩やテクノロジーの導入などにより、誤審が伝説になる時代は終わりました。そもそもない方がよいものなのですから、最新の技術を使いまくってなくしちゃいましょう。

 

今回色々と述べましたが要は…

誤審を言い訳と捉えない誤審を無くす運動に繋がるサッカーの未来のためになる

 

ということです。誤審をいちいち「負けたことの言い訳だ!」とか言っているとサッカーの未来のためにはならないのです。

 

なのでこれからは、日本代表の試合、もしくは自分が応援しているチームの試合で同じような大誤審があった時は、

 

・誤審を言い訳にしているようじゃ強くはなれない(本戦までいったとしても勝てない)

・これも含めてサッカーだ

・切り替えて次に行こう など

 

これらの文言はナシにしましょう。サッカーの未来のためにはなりません。

 

日本のサッカーファンも、もし今後同じようなことがあれば「誤審を敗因にすること」を言い訳と捉えずに、しっかりと目を向けて考えるべきです。それは今後のW杯などの大きな大会、そしてサッカーの未来のために繋がります。

 

そして次回、2022年カタールW杯アジア予選では、ゴールラインテクノロジーやビデオ判定などの最新の制度が導入されていることを祈ります。今回は以上です。