ロシアW杯【12日目】〜アパートタイプのホテルあるある言いたい〜
こんにちは。たっきーです。
朝目覚めるたびに毎回一瞬だけ「あれ!?ここどこだ!?」と思ってしまうロシア12日目です。旅館とかでも毎回やる…。
今回書くのは6月29日のことについてです。
⚫️ホテルでダラダラ
前回書きましたが、今回ヴォルゴグラードで泊まるこのホテル、街の中心地から離れた辺境の地にあり、さらに外も暑くて前の日までの疲れもあったので、この日は一日中ホテルでゆっくりすることに。
と言っても前日のポーランド戦のこともあっていても立ってもいられず、結局この日は丸一日かけてポーランド戦の〝あの出来事〟について考えて、それを文章にしてブログにまとめる1日となってしまいました。しかしそれはそれで楽しい…!
ちなみにこんな感じの環境でずっとブログ書いてました。なんかめっちゃデキるヤツ感漂ってる!!!!毎日ここで書きたい!!!!
デスクトップは憧れの選手、クラウディオ・マルキジオのクソかっこいい姿です。
この画像を見てお気づきになったでしょうが、今回泊まるこのホテル、アパートタイプということもありめちゃめちゃ広いです。
寝室、キッチン、風呂と全て別れていて本当に外国の一つの部屋に住んでいるって感じです。めっちゃテンション上がる!!
ということでお部屋の中を紹介します。
すごい!!広い!!すごい!!語彙力!!
普通に住みたいです。
ベッドもデカくてソファも綺麗で何よりキッチン周りの環境が充実してます。
そしてハンガーなり皿なりコップなり鍋なりシャンプーなり洗顔なり、宿泊に必要な小物もある程度置いてありました。
ただプチ潔癖症の僕はシャンプーやコップは結局使えませんでした。特に使いかけお風呂用品はちょっと厳しい…。
ちょっと面白かったのがこの洗濯機です。
溜まっていた洗濯物を洗おうと動かし始めたものの全てロシア表記だったためどれが一番適したボタンか分からず、とりあえず一番「スタンダード」っぽいボタンを押して洗濯を始めました。
すると20分ぐらいして、徐々に回転のスピードが上がり始めたのですが、ピークになると完全に洗濯物を殺す勢いの高速で回り始め「なんやあこれは!?」と分かりやすいツッコミをかましてしまいました。でもまあ本当に洗濯物が殺されるわけじゃないしということで放っておきました。
ただそのワールドクラスのスピードがあまりにも面白すぎて、10分くらいずっとそれを眺めていました。もう洗濯物が見えないくらいの速さで回ってました。裏のスペースのケアがガバガバなアルゼンチン相手に無双しまくるムバッペくらいでした。
こんなに早く回転させる必要はあるのか…とは思いましたが、最終的には「まあこれもロシアらしさか」と謎の結論に達して静観してました。
他にもシャワーから出る水の方向がバラバラだったり、ベランダに出るための扉がなぜかアルミホイルで封印されていたりと、広いぶん他の部屋よりツッコミどころは沢山ありましたが、細かいことは気にしない僕からすればどれも大した問題ではありませんでした。
その後1日パソコン&スマホと向き合ってクロアチア代表くらい疲れた僕は夕方から夕飯とビールを買いにホテル付近を散策することに。
せっかくキッチン周りの環境が整っているので「そうだ料理しよう!」と思ったのですが、よく考えたらもまともに料理するためには調味料もある程度買いそろえる必要があると気づき2秒で諦めました。
一応Googleで「調味料 使わない 料理」と調べたのですが、「果たしてそれは料理と呼ぶのか」ともう1人の自分に問いかけられたのですぐ辞めました。
というわけで今回は近くにあったこのお店で買い物を済ませることに。コンビニと呼ぶには広すぎて、スーパーと呼ぶには狭すぎるくらいのちょうどいいお店でした。
ということで今回買ったもので軽く晩御飯を作ってみました。とはいってもほぼ何もしてない。そして毎度のことザグースカ。今回は買ったものをレジに置き忘れることはありませんでした!!
そしてこの日はおなじみの「バルチカ」の7を買ってみました。なるほど!3の時よりちょいアルコール強めでキレがより鋭い感じ。でもやっぱウマい。お酒あまり強くない人ならこれ一本で十分酔えそう?
ついでにロシアのインスタント麺のまた違うやつを一個買ってみました。これもめっちゃウマかった。味はハッキリは覚えてないけどちょっとアジアンテイストのラーメンって感じ?
この日は久しぶりに試合のない1日だったので「ゆっくり出来た!」というロシア現地組は多かったと思います。
てな感じで丸一日ホテルでダラダラ過ごしましたが、これもこれでいいな〜と思いました。
ロシアW杯【11日目】〜灼熱の地・ヴォルゴグラード!敵はポーランド&謎のトラブル〜
こんにちは。タッキーです。
そろそろ普通にお〜いお茶が飲みたいし、なんならはなまるうどんに行きたいなあとか思い始めたロシア11日目です。
これは6月28日についての記録です。
寝台列車で目覚めてからしばらくすると、いつの間にか第3戦・ポーランド戦が行われる、ヴォルゴグラードに着いていました。
おそらくこの時日本のニュースでも頻繁に報道していたと思いますが、このヴォルゴグラードは今回の日本戦開催地の中でも特に暑い都市だと言われてました。
おまけにこの時ブヨが大発生しており、「暑い」上に「虫が多い」という今回最大の〝試練の地〟と化していました。
でもまあここまで10日間もロシアで過ごしてきたわけですから、それくらいなんのそのです。
こちらは駅到着直前にチラッと見えた「ヴォルゴグラード・アリーナ」です。いずれ登場しますが、反対側にはヴォルゴグラード で最も有名な観光地、「ママエフの丘」があります。
ということでヴォルゴグラード到着です。天気が良い!!笑
確かに暑いですが、湿度はそこまででカラッとしており、日本の身体中にまとわりつく暑さよりはマシだなと僕は思いました。ただ痛いような日差しの強さは日本より上です。帽子&サングラス必須です。
この時なんとなくiPhoneで気温を確認したのですが、昼前で32度でした。予報では日本戦が行われる夕方17時頃には40度近くなると言われてましたが、この時はそこまででした。
それよりもさすがロシア!広大な面積を持つため同じ国内でも同じ時間でこれだけ気温差があるんだなと思いましたね〜。エカテリンブルクが恋しい〜(笑)。
寝台列車で現地に到着したその日に試合というサランスクでのコロンビア戦と同じ日程だったので、とりあえずホテル行こう〜と思ったのですが時間もあったため列車で同部屋だった日本人の方と一緒にとりあえず駅近くでご飯を食べることに。
後々この選択が不運を招くことにこの時はまだ気づいていませんでした…(笑)。
ということでちょっと調べてみて駅近くで良さげだったステーキの店に来ました。開店が12時からだったため店の前で少し待つことに。いい雰囲気のお店です。
時間になり店内に案内されました。席のすぐ横のテレビでは前日のドイツの衝撃的な敗退について徹底討論?みたいなことが繰り広げられていました。前回覇者の敗北は確かに衝撃的だったとはいえ、他国の敗退でここまで報道するのですから、ロシアでのサッカー熱の高まりが強く感じられました。
サラダとステーキを頼んだのですが、最初にきたこのサラダがもうロシアに来て口にしたものの中でイッッッッチバン美味しかったです。美味しすぎて心の中でずっと「ハラショー!」と叫んでいました。
その後きたメインのステーキも絶妙なレア加減で超ウマかったです。
切ったらこんな感じです。思い出しただけで腹が減ります。
なんとなく調べてやってきたお店でしたが、どうやらヴォルゴグラードでも特に人気のお店みたいで、僕たちが入った後もあとから続々と試合観戦前の日本人がやってきました。本当に来てよかったです。
⚫️今回最大のトラブルに出くわす
レストランを出て一緒だった日本人の方に「また後で〜」と別れを告げ、いざホテルに行くことに。
元々予約していたホテルはまたも中心地から少し離れた郊外で、スタジアムから若干距離はありましたが、近くにトラムの駅もあったため、それほど不便ではないだろうと思っていました。
そのためトラムかなんかで行こうかなーと思っていましたが、暑くてしんどかったこともあり最初なのでタクシーで行くことに。
ということで改めて予約したサイトと印刷して持ってきたそのホテルのバウチャーを見て住所を確認し、いつも通り配車アプリにその住所を入力したのちタクシーを呼びました。
なかなか見つかりませんでしたが、数分後に目の前に呼んだタクシーがやって来て乗り込みました。
トランクにキャリーケースを乗せてもらい、座席に乗ると、運転手に「ちょっとホテルの詳しい住所がわからないのでもう一回教えて」と言われました。
アプリで最初に呼ぶ時に入力するとは言え、こういうこともそれまであったのでそのサイトに書いてあった住所とバウチャーを改めて見せました。
それを見て「OK」と運転手が車を走らせ始めたので、しばらくくつろげるなあと思ってスタジアムの詳しい場所などを調べつつゆっくりしていました。
しばらくすると、タクシーが大きな橋を渡り始めて眼下にはヴォルガ川の広大な景色が広がり始めました。運転手もちょっと嬉しそうに「見てみな、ヴォルガ川だぜ」的なことを言っていました。
それをみて僕も「お〜すげ〜〜海みたいに広い〜」とか思ってしたが、この時ふと気づきました。
「ホテルに行くまでに橋とかあったっけ…?」
突然不安になり急いでGoogleマップを見ると、なんとタクシーはサイトに書いてあったホテルの住所とは真反対の方向へと走っていました。
一瞬意味がわかりませんでしたが、この時は「実はこっちから行ったほうが早いのか…?」と考えて何も言いませんでした。改めて今見るとどう考えてもそんなワケありませんが(笑)。
しかししばらくして、やっぱりどう考えても違う方向に向かっていると感じ、このままでは試合開始に間に合わないと思ったので、運転手の方に「本当にこっちであってますか?」と聞いてみました。
その時は「あってるよ〜(^ ^)」的なことを言われ軽くあしらわれましたが、その後橋を超えて広い道を走り始めた時に、サイトに書いてあった住所を入力したGoogleマップの画面を見せ、「ここに行って欲しいです」と伝えました。
すると運転手もどうやら何かおかしいと思ったのか、近くに車を停め、その画面をまじまじと見ていました。しかしその後、「でもここには〝Volzhskiy〟と書いてあるよ」とハッキリ言われました。
サイトに書いてあった住所を入力して出て来たGoogleマップの画面には、間違いなくヴォルゴグラード・アリーナから北に少し向かった場所が示されていたのですが、確かにその下の詳しい住所の表記の部分には〝Volzhskiy〟と書いてありました。
Volzhskiy(ヴォルシスキー)は、ヴォルゴグラードから橋を渡って反対側にある別の都市です。
その後も何度か「本当にこっちであってるの!?」とやりとりをした後、運転手は僕がちょっと焦ってるのを悟ったのか、ホテルの連絡先に電話をかけてどうやら向こうに直接住所を聞いていた様子でした。その後、「やっぱりこっちであってるよ」と言われました。
僕は何が何だかわからず、でもこんなよくわからない場所で降りてもしょうがないし、「もうどうにでもなれー!うわー!」って感じで運転手に全て任せることにしました。
しかしその後追い討ちをかけるように、運転手から「このままホテルに行ってもう一度スタジアムに向かうと、おそらく開始時間には間に合わない。それでもいいか?」と言われました。いや確かに!
もう焦ることをやめてどうでも良くなった僕は「いいよ〜」と返事しました。すると運転手は「その後スタジアムに向かう時も俺が連れてくよ」と言ってくれました。結果的に合ってたのに運転手さんこの時はごめんなさい(泣)。
今考えると、確実に自分が泊まるホテルに向かうとは確信は持てませんでしたし、どうなるのかもわからなかったのですが、この時余計に焦って他の解決策を探そうとしたりして無駄な時間をかけずに済んで本当によかったです。
この時ばかりは自分の楽天家ぶりに感謝しました。いや本当に結果論ですが(笑)。
でもよく考えれば、本当に何かのトラブルに巻き込まれていた可能性もなきにしもあらずですし、もしかしたらただの誘拐だった可能性もあるのでそう考えたらやばいです…。前言撤回!やっぱり極端に楽観主義すぎるのはダメです!(笑)。反省!
とそんなこんなでその場所に到着しました。付近に明らかにホテルっぽいものがなく、目の前にはいくつかの集合住宅的な大きいアパートしかなかったので、正直この時「終わった…」と思いました。
しかしその後、運転手が再びホテルの連絡先に電話をかけると、目の前のデカいアパートの入り口から1人の女性が出て来ました。
その後その女性に連れられて一旦自分が泊まる部屋に向かいました。その間運転手の方はずっと下で待ってくれている様子でした。
その部屋で電気のスイッチやエアコンの付け方などを教えてもらった後に、今回支払う金額を請求されました。
そう、これが結果功を奏したのですが、その時泊まったホテルは今回の旅で唯一、現地で当日最初に現金で支払う形でした。
その時その女性から支払うよう言われた金額が予約したサイト(agoda)に書いてあった金額と全く同じだったので、ここでようやく「あ、泊まるホテルここで合ってるんだ」と確信しました。
それを確かめようと思って、向こうから言われるまで敢えてお金のことはこっちからは何も言わなかったのが自分で言うのもアレですがナイスな判断でした。
逆にそこでを払うよう言われた金額が少しでもサイトの金額と違ったらもう120%詐欺なので何も払わずに市街地まで戻るつもりでした。まあそんな手のこんだ詐欺するようなやついないでしょうが…。
なんと今回泊まるホテルは、フロントとかないアパートタイプのめっちゃ広いやつでした。なんていう名前なのかはわかりませんが、その辺の大きいアパートの一室がホテルの部屋みたいな感じのやつです。
そんなこんなでこの時もう既に試合開始まで1時間近くとなっており、急いでお金を払いました。
その後、試合後に一度連絡する必要があるため、「WhatsApp」というアプリをインストールして登録するようにその女性から言われました。
その登録に手間取っていると、時間は試合開始まで残り1時間を切っていました。
急いで必要な荷物を持ち、下に降りてまた同じタクシーに乗り込みました。その場所まで片道40分近くかかったので、その時点で本当に試合開始の時間まではギリギリでした。
運転手の方ももちろんそれを察して急いでくれました。その途中に「今日は日本を応援しているよ」と言ってくれたり、後から考えれば「向かってる場所が違う!」とか言ったりしてめんどくさい客だったかもしれないのに、本当に優しい方でした。ごめんなさい(泣)。
もちろんその運転手の方は何も間違ってなかったのですが、結局何が問題だったのかよくわかりませんでした。
とりあえずサイトに書いてあったホテルの住所を入力して出てきた地図は全く違う場所であり、しかしそこに書いてる詳しい表記は〝Volzhskiy〟で、実際に泊まるホテルはそこでした。なにがなんだか!!
結局誰が悪いのかもわかりませんが(サイトが悪いのかな?)、とりあえずその時はもう試合に間に合うかどうかしか考えてなかったので、既にその犯人探しはもうどうでもよくなってました。
日本の決勝T進出がかかる試合に間に合わないかもしれないということで、その時が今回の旅の中で最も焦っていたのですが、昼に食べた超ウマいサラダの味をすっかり忘れてしまうほどでした。
しかし今考えれば、あの時レストランを出た後、公共交通機関を使わずにタクシーを使う判断をして本当によかったです…。偶然ですが…。
トラムなどに乗って一度その場所に行って「あれ!?ホテルがない!」てなって、その後タクシーで本当のホテルの場所に向かっていたら間違いなく試合開始には間に合ってませんでした。
後日その住所で出てくる場所に行ってみたのですが、そこにはホテルらしきものは何もありませんでした。なんじゃこりゃ!
⚫️運命のポーランド戦へ
タクシーにはスタジアム付近でできる限り行ける場所まで行ってみたのですが、その場所に到着した時にはもう試合開始約20分前でした。
運転手の方に「本当にありがとう!」と別れを告げ、小走りでスタジアムまで向かいました。
スタジアムまでの道のりには噴水があったりして何だか良い雰囲気でした。今考えたらなんで呑気にこんな写真撮ってんだ。
その日はそれまで着ていた武藤シャツではなく前回のブラジル大会の時のユニフォームを着ていました。その時は後ろのネームに「TAKKIE」といれていたので、小走りの時も後ろに居たポーランドサポーターから「たっきー!たっきー!」と呼ばれてなんか変な感じでした。
とはいえ嬉しくなってそのポーランドサポーターとも写真を撮りました。すると嬉しそうに「たっきー!!イエエアエエーー!!」と言ってました。いやこんなことしとる場合じゃない!!
汗をかきながら走っていると、その綺麗な道を抜けてようやくスタジアムの前にたどり着きました。
スタジアムに向かって右側を見れば大きなヴォルガ川、そして反対側を見ればママエフの丘がありました。なんだか壮大な景色の中にこのスタジアムは佇んでいます。
とりあえずビールだけ買い、急いで席に向かいます。ゲートのところでまさかの再び先ほどのポーランド人の2人組みに出会い、また「たっきーーーー!!(喜)」と叫ばれました(笑)。もうその時は放課後一緒に帰ろうと別のクラスから来た同級生みたいなテンションの呼び方になってました。
急いで走ってようやく席にたどり着きました。この時試合開始3分前でした。国歌とかは聞けませんでしたが本当に間に合ってよかったです…。
真横に熱狂的なポーランドサポーターの集団がいたのですが、既に敗退していたにも関わらずその熱狂振りは凄かったです。キックオフの瞬間にその盛り上がりっぷりからもう疲れはヴォルガ川の方に吹っ飛びました。
試合はご存知の通り1-0で敗れましたが、様々な議論を残す形で日本は決勝トーナメント進出を決めました。
日本での反響も大きかったようですが、試合後スタジアムの外を歩いていると、東京新聞?かなんかの人にインタビューされました。
そのことについての自分の考えは既にこのブログに書きましたが、僕個人としては、「日本がW杯で決勝進出を決めるところを生で(しかもめちゃ珍しい形で)観ることが出来た」ってことで最高でした。実際周りの日本人は見た限りでは大体喜んでいましたし。
試合後は市街地に向かい例のコミュニティで開かれた打ち上げの飲み会に参加しました。信じられない量のロシア料理でしたがどれも美味しかったです。
食べながら観ていたイングランドVsベルギーは中々の落ち着いた試合でした(笑)。欲を言えばこの2チームがバチバチで闘う試合が1試合くらい観たかったなあ…まあしょうがないけど。
この試合の結果、勝利したベルギーの決勝トーナメント初戦の相手が日本に決まるのと同時に、僕がロストフで観る試合のカードも決定しました。
お腹パンパンになりその後再びタクシーでホテルまで向かいましたが、色々あった疲れからかすぐにグッスリ寝てしまいました(笑)。
いや今振り返ってもこの日が一番今回の旅の中で色々あった1日だったな…。
ではまた。
ロシアW杯【10日目】〜良い旅に良い出会いアリ〜
こんにちはタッキーです。
「スパシーバ」って言いすぎて日本人に道聞いた時にも普通に「スパシーバ」って答えてしまって恥ずかしい思いをしたロシア10日目です。
この日は狂ったように写真を撮りまくったモスクワ観光の1日が終わり、再びカザンスキー駅に戻り今度はヴォルゴグラード行きの寝台列車に乗り込む所からです。
ちなみに6月27日のことです。
駅ナカのホテルを出てすぐさまカザンスキー駅に向かい(というかそこがカザンスキー駅)、ヴォルゴグラード行きの列車の乗り場へ向かいます。この間約10分でした。めちゃ近い。
乗り場です。
今回乗る寝台列車です。
今回乗る寝台列車の中です。
結局確信は持てなかったのですが、「モスクワから各地に向かう列車」と例えばサランスク〜エカテリンブルクなどの「地方都市間を移動する列車」では、同じ階級でもなんかちょっと仕様が違う感じがしました。
例えば、モスクワから各地に行く寝台列車には各部屋に必ず一つはコンセントがついていて、逆に地方都市間を移動する寝台列車には廊下に何箇所かあるだけで部屋にはなかったり。
あとはソファーや布団の色がちょっと違って新しかったり。小さい部分ではありますが少なからず違いがあるようです。
そんなこんなで乗り込んだ今回の列車の同部屋には、日本人の男性の方1人と、ロシア人の若い男性の方1人がいらっしゃいました。
今回のこの同乗者の方もすごくいい人で、というか良い人以外は寝台列車に乗っちゃいけない決まりでもあるのかというくらい毎回良い人しかおらず、いつも通り快適に過ごすことができました。
いつも通り途中の大きな駅でとまったのですが、その時降りた後に近くにいた日本人の方に話しかけられその方とも仲良くなり、「後で食堂車に行こう」と誘われました。
列車の階級によってあったりなかったりする食堂車ですが、今回いい機会だということで、同部屋の日本人の方、そして先ほど話しかけられた方とその人が誘ったまた別の日本人の方の計4人でいざ行ってみることに。
ジャジャ〜んとこちらが食堂車です。なんだかんだ初めて来ました。
メニューはロシア語と英語でしたが、なんとなくはわかりました。
ビールと軽めのパスタを頼みました。味はまあ普通に美味しい。いつも思うのですが、新幹線の中だったりコインランドリーだったり銭湯だったり、家とお店以外の普段と違う場所で飲むビールはなぜか格別にウマいです。
これはちょっと大きな駅でとまったときの写真です。グリャージという場所でした。
実際に滞在した場所だけでなく、こういう一瞬降りただけの場所も含めると、今回本当にロシアのいろんな都市に足を踏み入れたことになります。
この駅の発車間際、両側を車両に挟まれるという珍しい状況に遭遇しました。だいぶどうでもいいですが。
そんなこんなでゆっくりしていると、日付も変わり、ヴォルゴグラードに徐々に近づいていきます。
後日談ですが、この時同部屋だった日本人の方とは日本に帰ってきてからもお会いし、スポーツバーで一緒に準決勝を観ました。
本当に「良い旅に良い出会いアリ」です。
⚫️ロシア小ネタ:常にユニフォームを着ていることのメリット
今回も寝台列車での1日なので内容が薄いためいつも通り小ネタです。
日本出発の日からもう既に日本代表のユニフォームを着ていた僕ですが、今回この「ずっとユニフォームを着ている」ということのメリットを感じる場面がいくつかありました。
まず最初の空港で日本人の方に話しかけられたことは既に以前話しましたが、その後もたびの途中で色々な方に話しかけられました。
具体的には、ロシアについたときすぐに向こうの空港で現地通貨をおさなければならなかったのですが、色々なATMがあり国際キャッシュカードで現地通貨がおろせるATMはどれなのかがよくわかりませんでした。
ネットで調べつつ、いくつかATMを回ってみたもののおろせずに困っていると、後ろから「日本人の方ですよね?」と声をかけられました。
振り返ると同じ旅行者であろう日本人の姿が。そして僕が現地通貨をおろせるATMがわからずに困っていることをすぐに察したのか、「あそこの緑のATMでやってみたらおろせましたよ!」と指をさして教えてくれました。
なんて優しい人!おそらく僕の顔を見れば日本人だと変わりますが、もちろん別のアジア人の可能性もあります。日本代表のユニフォームを着ていることで「この人は確実に日本人だ」とわかったため、彼は話しかけてくれたのでしょう。
その出来事があって以来、僕は試合のない日でもなるべく日本代表のユニフォームを着て外に出かけるようにしました。持ってきたほとんどの私服がただの荷物になってしまいましたが、それでも今回そのことに早めに気づけてよかったと思います。
実際に旅のあらゆる場面でこちらから声をかけずとも、向こうから声をかけていただき助けてもらえることが何度かありました。
もちろん日本人の方だけでなく、街を歩いていれば(特にモスクワの中心街)色々な国の方に「日本のサポーターだね!」と話しかけられます。
FAN IDも常に首からぶら下げているため、それだけでももちろん「多分アジアのどっかからW杯を見に来たサポーターだ」ということはわかるでしょうが、やっぱり遠目に見てもわかるユニフォームを着ていることは大きなメリットがあると感じました。
当然日本代表のユニフォームを着ているからといって「日本から来た日本人の日本代表サポーター」とは限りませんが、9割は大体そうです。
最初は「常にW杯のお祭り感を感じていよう〜!」という子供みたいな理由で試合のない日もユニフォームを着て外に出ていましたが、そのことにはれっきとしたメリットがあることをハッキリと感じました。
実際にピッチ上に立って戦う選手たちの「ユニフォーム」であると同時にそれを応援するサポーターたちにとっても重要な「ユニフォーム」であるということを改めて感じました。
何が言いたいかというと、つまり「W杯最高」ということです(3865回目)。
終わり!
ロシアW杯【9日目】〜モスクワ1日観光〜
こんにちは。タッキーです。
遅くなってしまい本当に申し訳ないです。
帰国してから時間が経ってしまい、もはやW杯が終わってしまいましたが、過去を辿りつつ書いていきます。
今回の旅で基本的にどんな環境でも生きていけることがわかりましたが、相変わらず「胃袋だけは鎖国主義」のロシア旅行9日目です。ずっと下痢だった…
今回は6月26日のことについてです。
⚫️モスクワ観光
今回最長の30時間の寝台列車の旅とワールドクラスに優しかったロシア人の同乗者2人に別れを告げ、早朝のモスクワへとやって来ました。
この日は試合も何もく中日となる中継点で、今回の旅の中で唯一モスクワを丸一日観光できる日です。初日は時間なくてなんだかんだ観光らしい観光はできなかったので…。
おそらく最も多くの写真を撮ったのもこの日だと思います。
ということでカザンスキー駅に到着。初日にすでに一度来たことはあるので周辺の環境はなんとなく把握済み。
次の目的地、ヴォルゴグラードへの出発駅もこの駅なので、結局ココに戻ってこなくてはなりません。ということで、今回なんとカザンスキー駅内にあるホテルを予約しました。本当に乗り場まで目と鼻の先です。自分でいうのもアレですが、ここだけは本当に「俺やるじゃん!」と思いました。
ホテルに一度行きいろいろ確認したところ、チェックインは14時からとのことでした。一回シャワー浴びたかったけどまあそれはしゃあないということでとりあえず荷物だけ預けて観光しに行くことに。
それにしても、このホテルの受付が僕がロシア今まで見た中でも一番と言ってもいいレベルの超塩対応でした(笑)。僕は基本そういうのに対してなんとも思いませんが、心配になるレベルの愛想のなさでした(笑)。
荷物を預ける場所も、「じゃあここどうぞ」と中まで通されたのは受付のすぐ横の会議室みたいな普通の部屋でした(鍵閉まってない)。おいおい大丈夫なのかこれと思いましたがまあ仕方なく預けました(笑)。まず僕が普通に入れる時点でおかしいと思うのですが…。
まあそれは忘れて気を取り直して、楽しみだったモスクワ観光の始まり始まりです。
とりあえずめちゃ腹減ってたので、駅構内のどこにでもありそうなファストフード店的な店で腹ごしらえです。なんだかなんだ初めてボルシチを食べます。
地元のロシア人に聞いたら「え?あそこのボルシチ食べたの?あんなの本当のボルシチとは言わないよ(笑)」と言われそうな感じですが、そういうもんでも日本から来た僕からしたらウマいと思うもんです。今度から富士そばで美味しそうにソバを食べる外国人は馬鹿にできません。いやその光景見たことないけど。というより富士そばはウマい。
余談が多くなりすぎましたが、今回はせっかくモスクワにきたということで、初めてメトロに乗ることに。
とりあえず「赤の広場」の最寄駅、「チアトラリナヤ駅」まで行くことにします。
券売機でチケットを買います。日本と違って距離は関係なく値段は一律一回分55ルーブルで、「一回券」「二回券」…「一日券」という乗る回数に応じて値段が変わる買い方です。二回券なら110ルーブルということですね。非常にわかりやすくてありがたかったです。
今回は何回か乗るかなあと思ってせっかくなので一日券を買いました。それでも210ルーブルです。安い。あとどうでもいいけど手がすごい乾燥してる。
あとエスカレーターが相当長いです。どうやらこれはサンクト・ペテルブルクなどのメトロでも同じようです。
⚫️「赤の広場」到着
ということで着きました。赤の広場です。目の前にはこんなモニュメントが。場所的にもおそらくここが最も多くの記念写真が撮られたモニュメントだと思います。とりあえず景気づけに一発撮りました。
W杯のこの時期だけなのかはわかりませんが、入り口で厳しい持ち物チェックが行われています。
ここがモスクワのかの有名な赤の広場です。この僕でさえも、ボリショイ劇場とともに名前だけは知っていたほどの有名な観光地です。
頭の悪い感想ですが、思ったより赤いし、何よりめちゃめちゃ広いです。
こっちにきて思ったことの一つなんですが、いろんなところにやたら〝広場〟が多いです。そしてそれの一つ一つがやたら広いです。さすがロシア。
そのため、今回のような世界規模のイベントが行われた際、多くの人を受け入れる場所が必要であったり、大規模な特設会場を作る必要があったとしても、なんの問題もなさそうです。
人の多さの割に道が狭くてゴミゴミしている日本は、どうやってオリンピックの時に世界中からやってくる多くの人たちを受け入れるんだろう…と率直に思ってしまいました。
まあそれはさておき、赤の広場、定番の観光地ですが本当に美しいです。絵画のようです。ここであれば、どんな人が撮っても美しい写真を撮ることができると思いました。
なんだか面白そうな集団がいました。これがいわゆるコサックダンス…!
こちらが赤の広場内にある「聖ワシリイ聖堂」です。僕個人的にこの建物大好きです。この毒々しい色使いがたまらないです。目に入る景色は「どれだけ綺麗か」より、「どれだけ独創的か」の方が僕にとっての琴線に触れるかどうかのポイントです。
ただ中には入りませんでした。すごい行列でしたし、ここまで「大聖堂」と言われるものの内部にいくつか入ってきましたが、大体中は同じだったように感じたので、それよりクレムリンの中に入りたいと思いました。
やはりモスクワ一番の観光地とだけあって、いろいろな国の方々が歩き回ってました。
その日モスクワで試合が行われるフランス代表とデンマーク代表のサポーターを中心に、ブラジル代表、コロンビア代表、ドイツ代表、アルゼンチン代表、そして激レアなアイスランド代表のサポーターまで…。
手っ取り早くいろんな国のサポーターに会いたいなら、ここにくるのが一番だと思います。
一通りぐるっと赤の広場を回った後、「レーニン廟」を見に行きました。これは、あのロシアの革命家、ウラジミール・レーニンの霊廟です。
と知ったかぶったのですが、最初はとりあえず「クレムリンの中に入ろ〜」と思って、赤の広場のはしっこにあった行列に並んでみただけで、それをレーニン廟だとは思ってませんでした。
というかそもそも最初はどれが「赤の広場」で、どれが「聖ワシリイ大聖堂」でどれが「クレムリン」なのかも全然わかってませんでした…。
それにしてもすごい行列でした。1時間くらい並んだかな?入り口でまた持ち物検査が行われました。ここに入ってくる時もしたのに(泣)。
ずっと「クレムリンの中に入れる行列だろう」と思ってワクワクしながら並び続け、いざ順番がきて中へ案内されるとレーニンの綺麗な遺体が突然現れたのでビックリでした。ただ、それを見ようと思って来たわけではなかったぶんむしろインパクトは特大でした。
レーニン廟へと続く道には、これまでのロシアに関わる多くの偉人の墓らしきものがたくさんありました。
中は本当に荘厳な空気で、写真を撮るどころか喋ることさえも許されないほどでした。すぐ外の赤の広場の多国籍な賑やかさがウソのように「しん…」としており、ヒンヤリとしていてどこか恐怖さえ感じる空気感でした。
間違いなく僕が今回訪れた場所の中で最も緊張を感じた空間です。
そんな中奥へ進められると、約100年前に亡くなったとは思えない、信じられないほど綺麗な状態のレーニンが真ん中に眠っていました。
もちろん写真はありませんが、様々な国から来た人たちがそれを驚きと感嘆の目で見ていました。
レーニン廟はその建物だけなので、あっという間に外に出ました。順路を進められると普通にまた赤の広場に出て、そこから次はクレムリン内部へ入れると思っていた僕は「ありゃ?これで終わり?」と思ってしまいました。
切り替えて今度はクレムリンの入り口を探して赤の広場を脱出します。その途中、トイレに行こうと思ったらめちゃめちゃ可愛い光景に遭遇してしまいました…。
天使かよ…。
赤の広場を出て、警備員に教えられたクレムリンの入り口の方角へ行くと、その日フランスとグループF首位決戦を行うデンマークサポーターが大集結し、決起集会を行ってました。
みんなでビール片手に街中に響き渡るほどの大声でチャントを歌っていたのですが、すごい迫力でした。こういう光景が普通に街中で見られるのも、W杯ならではだと思います。
この光景をみた時の感覚と嬉しさは今でも手にとるように思い出せますし、ロシアでの「忘れられない光景」ベスト4に入るほどの心に残るものでした。
近くの広場には、このようなモニュメントがたくさんありました。今回の開催都市や歴代優勝国についてですね。イタリア…涙
近くの階段を下ると、こんな綺麗な光景が。馬の銅像と噴水です。街中の一場面を切りとった光景がいちいち綺麗です。今回の旅は、まあまあ良いカメラ持ってきていて良かったと実感する場面が多かったです。ここでフランスサポーターのおじちゃんに声をかけられて写真を撮りました。
近くにあったジェラート屋さんでジェラートを買って食べながらブラブラします。個人的にこの辺の雰囲気はすごく好きでした。天気が良かったのも幸運です。あと手が乾燥しています。
この辺りは目の前の光景も全て綺麗で人も多く賑やかで、「天気の良い休日」感 があり、本当にお気に入りの場所でした。またロシアに来たとしても訪れたいです。その時も天気が良ければいいなあ。
突然激しい眠気に襲われ、このあと1時間くらい芝生で休憩しました。
めちゃめちゃ気持ちよくてそのまま夜まで寝ていたくなりましたが、クレムリンの中に入ろうと思っていたことを思い出し、重い腰をあげました。
入り口は分かったもののチケット売り場がわからなく、しばらく歩き回っていましたが、たまたま出会った親切な日本人の夫婦の方に教えていただき、無事チケットを購入できました。
⚫️クレムリン内部へ
いざクレムリン内部へ。
想像していたものと違い、 中はかなり広く、まるで一つの街のような広さでした。
いたるところに武器の展示物があり、アーセナルファンからすればたまらない感じでした。特に2枚目(笑)。
フォトスポットにもなっている、超巨大な砲台です。
正面に構えていた獅子はなぜか「FXで5000万溶かした」みたいな顔をしていました。
中には大きな広場を中心にいくつかの大聖堂がドンと構えており、今まで見たことないような光景が広がっていました。(逆光で暗かったため明度を上げたらなんかすごい感じの写真になってしまったことは秘密です)。
ここには様々な形の大聖堂が集まっていました。
細長い大聖堂です。
面白い形をした大聖堂です。
スタンダードな大聖堂です。
「文化」です。
もちろんできる限り建物の内部には入りました。というのも、どうやらチケットには何種類かあって、僕が買ったのは一部入ることのできない建物もあるチケットでした。
後から確認したのですが、全ての建物に入るチケットを買うための場所にはとんでもない行列が並んでいました。ただそこまで長時間回るわけでもないですし、僕的にはこのチケットでちょうど良かったです。ちなみにチケット販売所の12番に並んで買いました。
たまらない雰囲気です。
ここにも人が集まっていたのですが、どうやら超巨大な鐘の一部分がゴソっと外れていてフォトスポット化しているようです。なんだかよくわからないけどすげえ…。
かなりの時間が経過したので、外に出るためにクレムリン内を歩き始めます。本当に綺麗な道です。
ということで赤の広場に戻りました。まさかここだけでこんなに時間を使うとは思いませんでした。
⚫️さよなら赤の広場
夕方の聖ワシリイ大聖堂をパシャっと撮った後、暑さからの疲れと空腹により「もう歩きたくないマン」になっていたので、とりあえず早めの晩御飯を食べることにして赤の広場を脱出しました。
予め調べておいて行こうと思っていたお店があったので、そこに向かい歩き始めます。
1日目に歩いて感動したあの通り(名前がわからない)を再び歩いていきます。相変わらず賑やか。
そのお店までかなりの距離があったのですが、ご存知の通りこの時の僕は「もう一歩も歩きたくないマン」になっていたので、結局ふと目に留まった近場のお店で食べることにしました。コロナビールがうまい!!
今回食べたものはこちらです。おいしいサラダにどうやらボルシチではなさそうなスープ、そしてロシアの水餃子・ペリメニです。あれ?よく考えたらこの前エカテリンブルクで食べたやつペリメニじゃなかった…?あれはなんだったんだ…。
それはともかくペリメニ美味しすぎてロシアにいる間ことあるごとに食べてました。
最後に食べたこのロールキャベツのようなものもめっちゃ美味しかったです。何食べても美味いし、意外と日本人の舌にあってるのかな?
朝から観光していてこの後もう何もする気が起きなかったので、メトロに乗ってホテルまで戻りました。どうでもいいですが、このホテル受付から部屋まで異常に距離があり、このまま牢獄に連れていかれるのかと思いました。
中はめっちゃ綺麗でいい部屋でした!ただなぜかエカテリンブルクのホテルが恋しくなる…(笑)。あのアットホーム感…。
とまあこんな感じでシャワー浴びた後ビール飲みながらアルゼンチンvsナイジェリア観てたら案の定終了間際のロホの「お前なんでそこにいんだ!?」的な劇的ゴールを見逃しました!今回の最大の敵はいつだって眠気です!
次はヴォルゴグラードへ向かう寝台列車に揺られる10日目のことを書きます。遅くなってるのにここまで付き合っていただきありがとうございます。最後までちゃんと書きます。
人並みの言葉だけど…
「よくやった」「十分頑張った」なんて今の日本代表には言うべきではないのかもしれません。
ベスト8より上に行くことが目標だったのだと思うし、それに値したチームだと思います。
世界3位のベルギーの本気の本気を引き出し、あと一歩のところまで追い詰めたことが何よりの証拠です。
今回は今までより近い席だったので、コンパニの鬼の形相、ルカクの拳を何度も地面に叩きつけながら喜ぶ姿、プレミアでは見たことないようなデ・ブライネの緊張が解けた後のはしゃぐ姿。全部この目で見ました。
勝ち負けが全ての世界なので、もちろん結果を検証しなければなりません。ベスト8に値したチームだったと考えるのならば、「何が足りなくて、どうすればよかった」のかを4年後に向けて考えなければなりません。
でも一旦それは後にして、伝えたいです。
本当に人並みの言葉で申し訳ないです。安っぽいし、もうすでにニュースやネットで何度も見た言葉だと思います。
でも、とりあえず今は、どれだけ心の中を探っても、「ありがとう」という気持ちしか出てこないです。
目の前で起きていることを観て、こんなに胸が熱くなったのは産まれて初めてです。こんなに感情が高ぶったのは初めてです。こんなに誰かの努力に夢を託したのは初めてです。
あの90分間ずっと夢を見ているような感覚でした。日本がベスト8に行く瞬間を見られるかもしれない。それを目の前で見た、歴史の証人になれるかもしれない。
日本の素晴らしい2ゴールの瞬間は、隣の席の日本から来たブラジル人、目の前の席の試合を楽しみにきたロシア人、後ろの席の見ず知らずの日本人。みんなで抱き合って喜びました。
「お互い共通の好きなものがある」たったそれだけでこんなに心を通わせることができるなんて思いませんでした。
そして、遠いロシアの地で、人生で忘れられないような、かけがえのないこんな経験ができるとは夢にも思ってませんでした。
こんな人生で初めての感情、初めての経験を与えてくれたのは紛れもない、ピッチ上にいた日本代表のメンバーの面々です。
ありがとう。そしてまた4年後!
その時は僕らも昨日をもっと超えるような声援を送りたいと思っています!
そしてまだロシアの旅はわずかに残っているので、精一杯楽しんできます!
ロシアW杯【8日目】〜知っとこ!ロシアの朝ごはん〜
こんにちは。たっきーです。
「これはさすがに普通の水だな」と思って買った水が十中八九「炭酸水」である謎がいまだに解けない8日目のロシアです。ロシア語読めねえ…
8日目は丸一日移動デーです。もう慣れっこです。
特にこの「エカテリンブルクーモスクワ」間の移動が今回最長の30時間なんです…もはや想像できない長さです。
例によって、寝台列車でのこと以外も今回は書いていきます。
ちょっとわかりにくいので、ここから日付も書いていきます。これは6月25日のことです。
⚫️3度目の寝台列車
サランスクに続いて思い出に残る街となったエカテリンブルクに別れを告げ、3度目にして最長の30時間が待ち受ける寝台列車に意気揚々と乗り込みました。
今思い出しても実感するのですが、この時の部屋が一緒だったロシア人の2人がほんっっっっっっとにいい人たちでした。ていうかロシア人みんな基本優しいです!!
今回の部屋には僕以外に3人のロシア人の方がいました。そのうち2人は知人同士(多分親子)で、もう1人はちょっと心配になるくらい酒好きなおいちゃんでした。
その2人が本当に優しくて、最初会った時から色々と気遣ってくれました…。その2人も英語はあまり喋られなくてほとんど言葉は通じなかったのですが、本当に困ったときはGoogleに頼ればよかったので、そこまで不便はありませんでした。
しかし、寝台列車は走っている時のほとんどの時間がネットが通じず、タイミングを図ってネットを使わなければ結局なんて言ったかわからずじまいでした(笑)。あれ?やっぱ不便だった…
とは言え、言葉は通じずとも「思いやる気持ち」は目に見えるのでそこまで問題はなかったです!!いいこと言った!!
一方、酒好きのおいちゃんはというと、ずっとビール片手に車内を歩き回ってました…。一本飲み干したかと思えば、マジックのようにもう一本出現させ、次々と飲んでいく様はもはや痛快でした。忘れてたけどこれぞロシア人。
一番笑ったのは、出会ってすぐに「みんなで乾杯しよう」とビールを配ってくれたのですが、乾杯して2秒後くらいに普通に僕のビールを持ってどこかへ消えていったことです。意味不明だったけどめっちゃ笑いました。
仕方なく僕はおいちゃんが置き去りにしていった可哀想なビールを飲むことにしました。これもこれでウマイ。
しかも一回いなくなって戻ってきたかと思えば、額から血を流して戻ってきたり、違う部屋を見たら普通に全然知らない人とまたビール飲んでたりと、とにかくロシアンパワー全開のおいちゃんでした。いやこれがロシアンパワーなのかはわからんけども…
あと終始「酔っ払いの教科書」みたいな喋り方でした。言葉はわからなくてもそういう部分は世界共通。
あとの2人はどちらかというと真面目な感じで、酔っ払いおいちゃんの終わらないトークにやれやれと思いながら楽しそうに付き合ってる感じでした。
そんなこんなで観戦の疲れからかすぐに眠ったのですが、朝起きると優しい二人が「一緒に食べよう」となんと朝ごはんを恵んでくれました。優しすぎる…。
なんやこの愛に満ち溢れた朝ごはん…。あまりにハートフルな光景に、僕の頭の中で「知っとこ!〜世界の朝ごはん〜」のBGMが流れ始めました。
おそらく最初から同乗者に分けてあげようと思っていたのか、トマト・キュウリ・超ウマいハム・そしてパンをたらふく持ってきていました。
どれもたまらなく美味しかったです…素朴なメニューでしたが長旅で疲れ始めた僕の胃袋を満たすには十分でした。
そして驚きだったのが、このカップ麺です!!
どうやらロシアのカップ麺のようですが(たぶんパスタ)、これがめっちゃウマいんです。
のちに僕はこれをたくさん食べることになるのですが、値段もスーパーで買えば一つ30ルーブルほどと安く、作ろうと思えば水でも作れるので、色々と重宝します。もっと早く知りたかった!!
たくさんご馳走になったことにお礼を言ったあとは、しばらく外の景色を眺めながらお話ししました。
どうやら男性の方はサッカー好きで、マンチェスター・ユナイテッドのファンのようです。そして、これからモスクワに行ってセルビアvsブラジルを観るんだと言っていました。羨ましい限り…
ちなみに夜もご馳走させてもらいました。ほぼおんなじメニューでこの時はインスタントのスープもいただきました。これはクノールのやつみたいな感じです。
その後もビールとかお菓子とか色々もらいました。食料が尽きていた僕からしたら本当にありがたかったです。
お礼にあげた柿ピーは「美味しい美味しい」と言って食べてくれました。また、カップヌードルのシーフード味もあげたら喜んでました。
途中1時間ほど止まったニジニ・ノヴゴロドでは、集まった人たちでサッカーをしました。「旅」って感じ…。
このように長時間の寝台列車では、時々大きな駅で長い時間止まり、そこで降りてみんな休憩します。
なんとそこでセネガル人とユニフォーム交換しました!!向こうから持ちかけられて、どうやらタグがついていて新品のようだったので、この際交換してみよ〜ってことで予備の日本代表ユニフォームと交換しました。
しかし新品なのになぜか香辛料みたいな匂いがしました…さすがセネガル。
ちなみに今着てます。
酔っ払いのおいちゃんは「試合を観る!」てっことでここで降りていきました。大丈夫かな…
そんなこんなであっという間に30時間経過し、モスクワに到着。めちゃめちゃお世話になった2人に別れを告げ、朝の街に繰り出すのでした。今回の旅、毎回ほんとに同じ部屋の人に恵まれてる…。
⚫️ロシアでのタクシー事情
話は変わってロシアの交通事情についての小ネタです。
モスクワにはメトロが張り巡らされていますが、それ以外の地方都市ではタクシーでの移動は必須です。
これも例のコミュニティの村上さんが書いた「ロシアワールドカップへの行き方」であらかじめ学んでいたことなのですが、ロシアではタクシーの「配車アプリ」がめちゃ役に立ちます。
なぜ配車アプリが役に立つかというと、普通にその辺で捕まえたり、空港や駅前で「タクシー?」と向こうから声をかけてくるやつなどに乗ってしまうと、ボッタくられてしまう場合があるからです。
その点、アプリを使えばその距離に応じた料金があらかじめ表示され、基本的にそれより高くなることはないので安心です。
また、アプリには後からドライバーを評価する機能もあるので、ドライバーもちゃんとしています。
僕は参考にした通り、「Yandex taxi」と「Gett taxi」という2つのアプリを日本でインストールし、いざロシアに来ました。
・使い方
他にも色々応用があると思いますが、とりあえず一番スタンダードな使い方について紹介します。どっちのアプリも使い方はだいたい同じです。
登録はあらかじめしておきます。最初にタクシーを呼びたい場所でアプリを起動し、行き先を入力or地図上でタップします。
するとこのようにGPSと連動して自分の場所が示され、その周囲にいるタクシーが表示されます。これは「Gett taxi」の画面です。
スタートを押すと、近くのタクシーですぐこれるやつを探し始め、見つかったら、そのお知らせ共にそのタクシーの色・運転手の名前・どのくらいの時間で来るか・そして料金などが表示されます。
そして目の前に来たら、あとは乗るだけです。車の色やドライバーの名前が表示されているのでよっぽどのことがない限り乗る車は間違えないと思います。
そんなこと言いながら実は一回思いっきり全然違うタクシーに乗ってしまいました(笑)。その時は明らかに進んでる方向が違ったのですぐ声をかけて元の場所に戻って降りました。ごめんなさい本当のドライバーさん…
でも本当にちゃんと目の前にくるのでビックリします。到着したらそのお知らせも表示されるのですが、最悪目の前に来ずにどこにタクシーがいるかわからない場合でも、チャットや電話で連絡が取れるので大丈夫です。
乗ってる間はこんな感じの画面です。グーグルマップと同じですね。ちゃんと行き先へ向かっているか、ちょくちょくスマホを見ながら確認するといいかもしれません。
そして無事到着すると、あとはお金を払って終わりです。支払い方法はキャッシュかカードで選べます。
カードだと、あらかじめ登録時にカード情報を入力しておくと、そこから支払われるのでだいぶ楽です。
全ての車ではありませんが、物によっては「Yandex taxi」とか「Gett taxi」とかわかりやすく書いてあるので安心です。
さあこれであなたもいつロシアに来ても大丈夫ですね!ってなんだこれ。
賛否両論のポーランド戦/日本サッカーの今までにない形を見せた残り10分(後編)
この前の続きです。
こちらが前編です↓
前回は西野監督の考え抜かれたあの策、そしてあの展開が「面白い」と言えるということに重きを置いて書きました。今回はもう少し細かい部分の理由で「自分が【B】派であるということ」を書いていきます。
⚫️計3試合のグループリーグという特殊な戦い方
今回A派の人たちは、「決勝トーナメント進出」という「結果」に対して「面白味のないボールまわし」という「過程」を踏んで突破したことに不満があるようですが、
それなら、日本がここまでコロンビア、セネガル相手に1勝1分という戦前の予想を大きく超える好成績を残したという「過程」は無視されてよいのでしょうか?
「最後の3試合目のたったラスト10分に勝つためにパス回しをしたこと」は、その大きな2つの「過程」全てが無意味になるほど、ひどいものでしょうか?僕はそうは思いません。
なぜかというと、W杯のグループリーグというのは、3試合合計の結果が評価されるからです。
選手も監督も目先の1試合の勝利を目指しているわけではありません。3試合合わせた結果で、決勝トーナメント進出に値するかどうかが決められる世界です。その3試合目で、あの様な「他方の結果を気にしつつ時間稼ぎをする」という展開は、自然な流れであり、サッカー界では当たり前にあることです。
決してそれが良いか悪いかという話ではなく、W杯のGL3戦目という試合の終盤に行われたあの展開を見て、ショックを受けるような人たちは、単純にサッカーをあまり知らない方たちなんだろうなと僕は思います。
選手たちは常に「ロマン」のためにプレーしているわけではありません。
極論で言えば、根本的な部分では選手たちは「観客の気持ち」なんてどうでもいいと思います。
それが勝負の世界ですし、実際にあの人が死ぬレベルの暑さのピッチに立ってボロボロになりながら闘った選手たちが「勝ちたい」という気持ちから選んだ策に外野がどうこういうのはある意味ナンセンスだと僕は思います。
そもそもあのパスまわしの展開も、最初の2試合での結果があってこその展開です。あの時日本代表は、自分たちの力で「残り10分パスまわし出来る権利」を勝ち取ったのです。
⚫️お金を払っている人たちも喜んでいるという事実
次はAの6についてです。
TwitterなどのSNSを見ていると「観客はお金を払って観に来ているのに…」という意見が多かったです。
もちろん実際お金を払って現地に観に来て怒った人たちもいると思います。
では実際にお金を手間をかけて現地に観に来た僕の意見を言わせてもらいますが、僕は大満足でした。なぜなら「日本が決勝トーナメント進出を決める瞬間を生で見ることができた」からです。そんなこと人生でもそうそうありません。
周りを見回しても、不満そうな日本のサポーターは僕が見た限りではいませんでしたし、むしろ日本が決勝トーナメント進出を決めて抱き合って喜んでいる人、涙を流して喜んでいる人ばかりでした。
お金と手間をかけてわざわざこの遠いロシアの地まで観に来た人たちは、むしろ「どんな形でもいいから決勝トーナメント進出するところが見たかった人たち」だと思います。
だから、日本でテレビで見ている人たちが「お金を払って観に来ている人達が〜」という心配はしなくていいです。
実際あの時ブーイングをしていたのは、単純に「ショー」として楽しみに来たロシア人サポーターと、もう結果なんてどうでもいいポーランドサポーターでした。僕が見た限りでは。
そのため、その単純に楽しみにきたロシア人サポーターたちには、申し訳ないと思ってもおかしくないでしょうね。でも、日本代表は別にロシア人のために闘ってるわけではないですよね?
【必ずしも「面白い試合」だけが人を喜ばせるわけではない】という面はサッカーの魅力の一つだと思いますし、そのレアなケースを実際に生で観ることが出来て僕は大満足でした。W杯の舞台で日本代表がそれをやりきるところなんて、なかなかないですよそんなの。貴重な経験でした。
⚫️「子供たちが〜」という人たちへ
今回の件で特に多かったのは
①「試合を観ていた子供たちにどう説明するの?」
②「子供たちの夢を壊さないで!」
という意見です。Aの7の意見ですね。
これについてもハッキリ言います。
①まず、あらゆることについて説明するのは親や周りの大人の責任ですし、そんなこといちいち日本代表に聞いてこないでください。
②そんな程度で壊れるほどの夢なら絶対に叶わないですし、その時点で諦めたほうがいいです。
もうこの二つが全てですが…。
①については、このままです。日本代表はただ自分たちがやるべきことをやっただけですので、そのことをどう説明するかはどう考えても親の責任です。これも極論ですが、日本代表は子供たちのために闘ってるわけではありません。自分たちのために闘っているのです。頑張って言葉を選んで説明してください。
日本の子供たちが海外の同年代の子たちに比べて「自分で考える力」が劣っているとよく言われるのは、この「決まり文句」のせいじゃないでしょうか?
次に②についてです。ここまで何度も話している通り、サッカーにおいてあの様な展開はよくある事であり、ああいう側面もあります。これは確実に断言できますが、もし本気でプロサッカー選手になることが夢なら、ああいう側面を受け入れずにその夢を叶えるのは絶対にムリです。100%ムリです。
本気でプロサッカー選手になりたいなら、むしろ少しずつでいいので伝えていかなければならない部分です。
これらはBの7に関連づけられます。
「観る人を楽しませるサッカー」だけがサッカーの全てではないです。
ああいうことを受け入れて、時に実行もできる憎たらしさも身に付けなければならないです。それを避けて夢が実現するほどプロの世界は甘くありません。
実際に夢を叶えてプロになっている人たちは、みんなそれを受け入れた人たちです。
岩政大樹氏の意見↓
前園真聖氏の意見↓
遠藤保仁選手の意見↓
このように、本当に夢を叶えてプロになった選手たちの多くがこの日本の戦い方に理解を示していることが何よりの証拠です。
子供たちの夢を壊しているのは、選手たちではなく、①や②の様な甘っちょろいことばかり言っている大人である自分たち張本人なんだといい加減気づきましょう。
まあここまでは将来プロサッカー選手に「本気の本気でなりたい、ぜっっったいなりたい」と思っている子供向けの考え方です。
もし「まあなれたらいいや〜」くらいの子供があの展開をみてショックを受けていたのであれば、さっき言ったように、『必ずしも「面白い試合」だけが人を喜ばせるわけではないんだよ』と優しく教えてあげればいいだけの話です。
⚫️他国の結果に全てを委ねたことについて
最後に、Aの8についてです。
今回あった批判的な意見の中で、これを理由にしているものはむしろめちゃくちゃ理解できます。かなり筋が通った意見です。他のただの感情論とは全く違います。
あの時多くの選択肢があった中で、「日本が一点取る」ということより「セネガルが点を取れない」という、いわゆる不確実性のある他方の結果に全てを委ねたことについて疑問の念を感じた人は多いと思います。
しかしどうでしょう。僕はあれを完全な「他力本願の大博打」とは思いません。
あの息詰まる状況で、「日本がこのまま点を取りに攻めにいって反対に一点取られる、もしくはイエローカードを一枚もらうというリスク」と、「セネガルが一点とるリスク」を一瞬の判断で天秤にかけ、後者の方が低いと即時に判断し、長谷部を投入し時間稼ぎをするという決断を下した西野監督。
これを「他力本願」と呼べるでしょうか。間違いなくギリギリの状況であの判断を下したのは西野監督本人です。
言ってしまえば、あのスタメンを選んだ時点でこういうことも起きる可能性はあるという想定はある程度最初からしていたと思います。
そしてそうなった場合「セネガルが一点取るリスクの方が低いだろう」ということもあらかじめ考えていたのではないのでしょうか。
あのスタメンを選んだのも今後勝ち抜いたことを考えて絶対に不可欠な柴崎・酒井宏樹・吉田・長友以外の主力温存の意味を含めてのものであり、その選択をした場合、終盤にああなることも致し方ないことだと最初から考えていた様に見えます。
じゃないとあんな冷静な判断即時にできないです。長谷部をスタメンから外したのも、「終盤で時間稼ぎをする可能性もある」ということを試合前から考えていたためではないのでしょうか。
僕もスタジアムで観ていたときは「これが最善策なのだろうか。」と思う節は間違いなくありました。
しかし帰って冷静になって考えてみれば、あの状況で二つの事象を天秤にかけたとき、暑さで疲労困憊している日本が無理に攻めにいってカウンターを食らったり不用意なファールをしてしまうというリスクの方が高かったと思いました。
その判断はあらかじめ頭に入れていないとできないことだと思います。ポーランド戦はいろんな意味でのギャンブラー・西野監督の勝利でした。
以上で全てになります。
長ったらしくてまとまってない部分もあったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これは本当に難しいことですが、サッカーは観る人によって感じ方が異なるので「これが絶対正しい」なんてものはありません。
ただ、一つ言いたいのは、日本代表は夢のない闘い方をしたわけではありません。残り90分まだW杯で日本代表が観られるという夢を与えるための最善の戦い方をしたのだと僕は思います。
そして今回の件の様な事が起きたとき、多くの人がそれぞれの意見を持ち寄って議論する事が間違いなく今後の日本サッカーの未来のためになると思います。
とりあえず、運命の一戦・日本vsベルギーも観戦予定なので思いっきり楽しんできます!!そして日本に帰ります。帰りたくない…
ではまた。