ロシアW杯【10日目】〜良い旅に良い出会いアリ〜
こんにちはタッキーです。
「スパシーバ」って言いすぎて日本人に道聞いた時にも普通に「スパシーバ」って答えてしまって恥ずかしい思いをしたロシア10日目です。
この日は狂ったように写真を撮りまくったモスクワ観光の1日が終わり、再びカザンスキー駅に戻り今度はヴォルゴグラード行きの寝台列車に乗り込む所からです。
ちなみに6月27日のことです。
駅ナカのホテルを出てすぐさまカザンスキー駅に向かい(というかそこがカザンスキー駅)、ヴォルゴグラード行きの列車の乗り場へ向かいます。この間約10分でした。めちゃ近い。
乗り場です。
今回乗る寝台列車です。
今回乗る寝台列車の中です。
結局確信は持てなかったのですが、「モスクワから各地に向かう列車」と例えばサランスク〜エカテリンブルクなどの「地方都市間を移動する列車」では、同じ階級でもなんかちょっと仕様が違う感じがしました。
例えば、モスクワから各地に行く寝台列車には各部屋に必ず一つはコンセントがついていて、逆に地方都市間を移動する寝台列車には廊下に何箇所かあるだけで部屋にはなかったり。
あとはソファーや布団の色がちょっと違って新しかったり。小さい部分ではありますが少なからず違いがあるようです。
そんなこんなで乗り込んだ今回の列車の同部屋には、日本人の男性の方1人と、ロシア人の若い男性の方1人がいらっしゃいました。
今回のこの同乗者の方もすごくいい人で、というか良い人以外は寝台列車に乗っちゃいけない決まりでもあるのかというくらい毎回良い人しかおらず、いつも通り快適に過ごすことができました。
いつも通り途中の大きな駅でとまったのですが、その時降りた後に近くにいた日本人の方に話しかけられその方とも仲良くなり、「後で食堂車に行こう」と誘われました。
列車の階級によってあったりなかったりする食堂車ですが、今回いい機会だということで、同部屋の日本人の方、そして先ほど話しかけられた方とその人が誘ったまた別の日本人の方の計4人でいざ行ってみることに。
ジャジャ〜んとこちらが食堂車です。なんだかんだ初めて来ました。
メニューはロシア語と英語でしたが、なんとなくはわかりました。
ビールと軽めのパスタを頼みました。味はまあ普通に美味しい。いつも思うのですが、新幹線の中だったりコインランドリーだったり銭湯だったり、家とお店以外の普段と違う場所で飲むビールはなぜか格別にウマいです。
これはちょっと大きな駅でとまったときの写真です。グリャージという場所でした。
実際に滞在した場所だけでなく、こういう一瞬降りただけの場所も含めると、今回本当にロシアのいろんな都市に足を踏み入れたことになります。
この駅の発車間際、両側を車両に挟まれるという珍しい状況に遭遇しました。だいぶどうでもいいですが。
そんなこんなでゆっくりしていると、日付も変わり、ヴォルゴグラードに徐々に近づいていきます。
後日談ですが、この時同部屋だった日本人の方とは日本に帰ってきてからもお会いし、スポーツバーで一緒に準決勝を観ました。
本当に「良い旅に良い出会いアリ」です。
⚫️ロシア小ネタ:常にユニフォームを着ていることのメリット
今回も寝台列車での1日なので内容が薄いためいつも通り小ネタです。
日本出発の日からもう既に日本代表のユニフォームを着ていた僕ですが、今回この「ずっとユニフォームを着ている」ということのメリットを感じる場面がいくつかありました。
まず最初の空港で日本人の方に話しかけられたことは既に以前話しましたが、その後もたびの途中で色々な方に話しかけられました。
具体的には、ロシアについたときすぐに向こうの空港で現地通貨をおさなければならなかったのですが、色々なATMがあり国際キャッシュカードで現地通貨がおろせるATMはどれなのかがよくわかりませんでした。
ネットで調べつつ、いくつかATMを回ってみたもののおろせずに困っていると、後ろから「日本人の方ですよね?」と声をかけられました。
振り返ると同じ旅行者であろう日本人の姿が。そして僕が現地通貨をおろせるATMがわからずに困っていることをすぐに察したのか、「あそこの緑のATMでやってみたらおろせましたよ!」と指をさして教えてくれました。
なんて優しい人!おそらく僕の顔を見れば日本人だと変わりますが、もちろん別のアジア人の可能性もあります。日本代表のユニフォームを着ていることで「この人は確実に日本人だ」とわかったため、彼は話しかけてくれたのでしょう。
その出来事があって以来、僕は試合のない日でもなるべく日本代表のユニフォームを着て外に出かけるようにしました。持ってきたほとんどの私服がただの荷物になってしまいましたが、それでも今回そのことに早めに気づけてよかったと思います。
実際に旅のあらゆる場面でこちらから声をかけずとも、向こうから声をかけていただき助けてもらえることが何度かありました。
もちろん日本人の方だけでなく、街を歩いていれば(特にモスクワの中心街)色々な国の方に「日本のサポーターだね!」と話しかけられます。
FAN IDも常に首からぶら下げているため、それだけでももちろん「多分アジアのどっかからW杯を見に来たサポーターだ」ということはわかるでしょうが、やっぱり遠目に見てもわかるユニフォームを着ていることは大きなメリットがあると感じました。
当然日本代表のユニフォームを着ているからといって「日本から来た日本人の日本代表サポーター」とは限りませんが、9割は大体そうです。
最初は「常にW杯のお祭り感を感じていよう〜!」という子供みたいな理由で試合のない日もユニフォームを着て外に出ていましたが、そのことにはれっきとしたメリットがあることをハッキリと感じました。
実際にピッチ上に立って戦う選手たちの「ユニフォーム」であると同時にそれを応援するサポーターたちにとっても重要な「ユニフォーム」であるということを改めて感じました。
何が言いたいかというと、つまり「W杯最高」ということです(3865回目)。
終わり!