tackieのフットボールブログ⚽️

ライター志望です。サッカーについて感じたことを書きます。プレミア・アーセナル・イングランド代表好きですが、なんでも書きます。

ロシアW杯【2日目】〜さよなら思い出のサランスク〜Part.1

こんにちは。タッキーです。

 

ロシア2日目です。

 

今日は運命のW杯初戦でしたが、日本勝ちました。

 

ジャイアントキリングが連発している今大会ですが、まさか日本も勝ってしまうとは思いませんでした。

 

こんな奇跡を目の前で目撃したわけですから、もう大興奮どころの騒ぎじゃなかったです。

 

人生で二度と出来ないような経験をすることができました。

 

W杯で日本が、しかも南米勢のチームに勝つ試合を生で観ることができるなんて、普通は経験出来ないことです。歴史の証人になったと言っても過言ではないと思います。これが現地に観にいくことの最大のメリットであり、最も楽しい部分だと肌で感じることができました。

 

では2日目を朝から振り返っていきます。

 

 

 

⚫️寝台列車~サランスク到着

 

19日朝10時半ごろ、前日モスクワのカザンスキー駅から乗った寝台列車が無事日本の初戦の試合会場・サランスクに到着しました。

 

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寝台列車あんまり疲れとれないです。前回書いた通り、予想外の狭さでした。絶対下のベッドの方がマシ。10時間でこのきつさは今後のことを考えるとマジでしんどいです。しかもあと5回これに乗らなきゃいけない…。

 

計算してみたのですが、18日間中、合計4.5日間くらい寝台列車に乗っていることになるみたいです。なげえ…

 

ただ今回一緒の部屋だった人たちはみんな良い人たちで、ロシアでラインを使う方法などを教えてくれました。

 

日本の勝利を願い、約10時間共に過ごした彼らに別れを告げ、早速目的地のスタジアムへ向かいます。

 

サランスクはカラッと晴れていてむしろ暑いくらいでした。というかロシアにきてまだ寒いと感じたことがないです。すごくちょうどいいか、暑いかのどっちかですね。

 

駅から30分ほど歩いたところに試合会場となる「モルドヴィア・アリーナ」があります。今回はサランスクのホテルには泊まる予定はないので、荷物を全て持って歩いてスタジアムまで行くことにします。

 

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スタジアムまでの道のりを見ても、サランスクが今回の開催都市の中でも最も規模の小さい街であることがよくわかります。

 

流石にモスクワほどではありませんが、ちらほらとお店がありました。途中にあるレストランのようなところでビールを買おうと並んでいたら、ちょうど後ろに並んだコロンビア人のおっちゃんがビールをおごってくれました。

 

一緒に写真を撮ってもらい、「グラシアス」とお礼を言ったあと、心の中で「こういうのいいよね〜」ってしみじみと思いました。

 

ビール片手にテラスに座り、試合時間まで前の日のことをブログに書きながら近くの日本人サポーターに挨拶したりして、12時過ぎくらいからまたスタジアムに向けて重い荷物と共に歩き始めました。

 

今回この荷物についてが少し不安で、前情報で荷物置き場はあると聞いていたのですが、どれくらいの規模なのかわからないですし、もしかしたら自分が持って行くときにはもう埋まっているかもしれないという不安を抱えながらそれでも持って行くしかないので、とりあえず会場まで運んでいました。

 

試合開始約3時間前ですでに多くのサポーターが集まり、通行止になった大通りはお祭りのようになっていました。

 

 

⚫️スタジアム到着〜試合開始

 

しばらくその大通りを歩くと、いよいよ今回の旅の最初のスタジアム、モルドヴィア・アリーナが見えてきました。

 

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今回のW杯のために新設されたみたいなので、非常に綺麗です。全体的にコンパクトですが、その分ピッチとの距離は近く感じられて臨場感がある作りになってます。

 

スタジアム付近に着くと本当にお祭りのようになっていて、僕もテンションが上がっていろんな人と写真撮ってしまいました(笑)。

 

こういうサッカーの大きな試合の会場って、人のコミュニケーション能力を一段も二段もあげる力を持っていると思います。

 

なぜなら、前回も言いましたが、皆「サッカー」という共通言語をもとにコミュニケーションをとっており、そこに難しい言葉などは必要ないからです。

 

対戦相手といえど、お互い同じものを好きでこの場所に来たわけですから、最初からバチバチな人なんていないです。コロンビアサポーターなんて、試合後も「コングラッチェ!」(スペイン語でおめでとうなのかな?)と陽気に話しかけて来ました。

 

これは今回すごいなと思ったことの1つなのですが、試合に負けたからと言って、死にそうな顔をしていたり、日本人を目の敵にしているコロンビアサポーターなどは、僕の見た限りでは1人もいませんでした。

 

むしろ試合後から深夜までずっと集まって騒いでいたのはコロンビアサポーターばかりで、終始「いや日本人どこいった?笑」って感じでした。もはやどっちが勝ったのかよくわからないレベルでした。

 

このブログを書いている明け方でもまだ騒いでいるコロンビアサポーターがいます(笑)。これに関してはもうお国柄というか、そういう血が流れているんでしょうね。勝とうが負けようが、「W杯」という世界最高のサッカーの祭典を見にこられるということは彼らにとって幸せ以外のなにものでもないんでしょう。まあそれだからこそ腹の底から悔しいと思っているサポーターも必ずいるでしょうが(笑)。

 

肝心の荷物置き場ですが、思ったよりしっかりした専用スペースが設置されており、むしろ余裕を持って荷物を預けることができました。これには一安心です。

 

ゲートにてチケットとFAN IDを提示してくぐると、いよいよスタジアムの中に入ります。

 

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階段を上がって、ゲートの先に緑色の鮮やかな芝生が見え始めた瞬間、僕は今でも毎回この瞬間に一気に自分の中でボルテージが上がります。特に今回は「ああ…本当にW杯を生で観にきたんだ…」と実感しました。

 

僕は試合開始1時間半前くらいに席についてのですが、その時点ではコロンビアサポーターがちらほら席についてるレベルでした。

 

スタジアム内のビールを買った時、「おいほんとこいつ成人か?」みたいな顔をされ、「スッ」とノンアルコールビールをすすめられまいしたが、なんとかビールを手に入れることができました。

 

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ちなみにこのビールのカップ、試合ごとに特別仕様になっているので、若干かさばるのを気にしなければ、お土産にはもってこいです。

 

試合開始直前ともなると、続々と席は埋まり、最高の雰囲気になってきました。

 

見た感じ7割近くがコロンビアサポーターで、その声援の差は歴然でした。特にコロンビアの選手紹介や国歌斉唱の時はあまりの声援のすごさに鳥肌が立ちました。

 

画面越しにいつも見ていて、どんなものか想像はできたはずですが、やっぱりそれをはるかに超えてきました。エグいですW杯。

 

後からまた触れますが、やっぱりコロンビアに比べたら日本サポーターは圧倒的に少なく、声援も少なく感じました。こういういのは量の問題じゃないとわかっていますし、日本からももちろん数えきれないレベルのサポーターがきたのだと思いますが、それでもやっぱり外国とのサッカー熱の違いを今回ハッキリと感じました。

 

特に南米勢の熱さはすごいです。遠い国から来る彼らは、サッカーに人生をかけています。

 

試合内容についてはまた別で書きます。とりあえずさいっっっこうの試合でした。

 

 

⚫️試合終了〜サランスク散策

 

今回実は試合終了から次のエカテリンブルク行きの寝台列車までなんと12時間以上あり、もちろんホテル激選区のサランスクで宿泊の予約など取れておらず、まあしょうがないので観光がてらサランスクの街をぶらぶらすることにしました。

 

ただ試合終了後は暑さと人の多さと疲れ具合から脱水症状のような感じになり、フラフラになりながらスタジアム帰り道のお店で水分を買い、近くの日陰で2時間くらい休んでました(笑)。我ながら試合終わってすぐ観光しなかったのは良い判断だったと思います。

 

しっかり体力回復したところで、重い荷物を引きずりながらアテのない旅に出かけます。 ちなみに僕が休んでた広い芝生には他にも現地のロシア人や試合終わりのコロンビア人などがたくさん寝ており、なんだか和やかな雰囲気でした。コロンビア人はとにかくどこでも歌って踊りますし、どこでも寝ます(笑)。

 

特にサランスクでどこに行こうと決めていなかったのですが、全体的にコンパクトな街なので、全然歩いてまわれました。帰りも行きと同じサランスク駅だったのですが、その駅からもそんなに離れることなく十分観光を楽しめます。

 

と、ここでパソコンの充電がやばいので一旦更新します(というかあらゆる物の充電がやばい)。まあどっちにしろ今回のサランスクは思い出が多すぎて一回じゃ書ききれないので、ね。