2018-2019プレミアリーグシーズン開幕展望
こんにちは。タッキーです。
いよいよ今夜、というか明日早朝4:00、マンチェスターU vs レスターシティの開幕戦にて2018-2019シーズンのプレミアリーグが幕を開けます。
この前W杯が終わった気がするのに、もうこんな時期なんですね。早すぎ。
今季はアーセン・ヴェンゲルやアントニオ・コンテが去り、新たにウナイ・エメリやマウリツィオ・サッリらが優勝奪回に向けてプレミアに参戦。
さらに今季プレミアリーグは移籍市場閉幕がこれまでの8月31日から、リーグ開幕前の8月9日に変更と、ほかの欧州主要リーグに先駆け大改革を遂行。
早速その改革により大きく影響を受けたチームも現れ、様々な変化が訪れた今季のプレミアも最高に面白いリーグになりそうな予感が漂っています。
では、今回も順位予想をしつつBIG6の各チームを中心にプレミアの展望をしていきます!!始まり始まり!!わーい!!BIG6以外のチーム毎度ごめん!!!
*はレンタルからの復帰や加入、もしくはレンタルでの放出
優勝予想👑第1位👑 リヴァプール
〜両エース好調&超的確補強でシティ喰いはこのチームしかない!〜
注目選手:サディオ・マネ
【IN】
アリソン・ベッカー(GK/25) ←ローマ
*コナー・ランドール(DF/22) ←ハーツ
ナビ・ケイタ(MF/23) ←ライプツィヒ
*ラザル・マルコヴィッチ(MF/24) ←アンデルレヒト
*ペドロ・チリベジャ(MF/21) ←ヴィレムII
*マルコ・グルイッチ(MF/22) ←カーディフ・シティ
*シェイ・オジョ(MF/21) ←フラム
ジェルダン・シャキリ(MF/26) ←ストーク・シティ
*ディヴォック・オリギ(FW/23) ←ヴォルフスブルク
*ダニエル・スタリッジ(FW/28) ←WBA
【OUT】
*アダム・ボグダン(GK/30) →ハイバーニアン
ダニー・ウォード(GK/25) →レスター・シティ
*ベン・ウッドバーン(FW/18) →シェフィールド・ユナイテッド
*ダニー・イングス(FW/26) →サウサンプトン
昨季途中早々に獲得を決めたナビ・ケイタをはじめ、ファビーニョ、ジェルダン・シャキリ、そして懸念だったGKにアリソン・ベッカーと、BIG6の中でもほぼ完璧と言える理想的な補強を遂行。
特にナビ・ケイタはエンゴロ・カンテのような機動力と奪取力に加えて、ハイレベルなアジリティとテクニック、推進力も兼ね備えたまさに「鬼に金棒」を体現するような選手。ユルゲン・クロップ監督の標榜する「ゲーゲンプレス」をワンランク上げるためにはうってつけの人材でしょう。
ピッチ上のテンションを上げる役目のエムレ・ジャンが去ったとはいえ、彼は特にここ数シーズン怪我がちだったため、むしろ中盤の陣容はプラスになったと言えます。
そしてW杯で予想外の早期敗退を喫したモハメド・サラーとサディオ・マネがプレシーズンのICCで好調な姿を見せたこともかなりポジティブな要素です。新10番がマネに決まった時は「いやサラーちゃうんかい!笑」とツッコミそうになりましたが、この2人の今季のモチベーションは昨季以上のはず。
「絶対王者のシティが恐れる相手である」ということも他のチームにはない大きなプラス要素です。昨季と同じように直接対決で相手に何もさせないゲーゲンプレスを実行して粉砕できれば、リーグ優勝に大きく近づけるでしょう。それどころか、CL優勝を目指してもいいと言えるほどの陣容になったと断言できると思います。
第2位 マンチェスター・シティ
〜マフレズというトリックスターを加えた変幻自在の昨季王者!〜
注目選手:ベルナルド・シウバ
【IN】
*ジェイソン・デナイエル(DF/23) ←ガラタサライ
*エリアキム・マンガラ(DF/27) ←エヴァートン
*ドウグラス・ルイス(MF/20) ←ジローナ
リヤド・マフレズ(MF/27) ←レスター・シティ
【OUT】
*トシン・アダラビオヨ(DF/20) →WBA
ヤヤ・トゥーレ(MF/35) 未定
ジャファイロ・ディルロースン(MF/20) →ヘルタ・ベルリン
*ルーカス・ヌメチャ(FW/19) →プレストン
昨季は圧巻の優勝を見せるも、PLとCLの両方でリヴァプール相手に手こずり、今季もあの赤いチームが最大のライバルであることは間違いないです。
珍しく大人しい夏でしたが、反対に言えば、チームは成熟の期間に入っているとも言えます。そんなチームには兼ねてから噂されていたプレミア屈指のトリックスター、リヤド・マフレズが加入。
ポジションと役割的にライバルはベルナルド・シウバになるのか。このチームに関してはそれさえも予想できませんが…(笑)。「最新プレミア優勝チーム」に「かつてのプレミア優勝経験選手」が加入することでどんな化学反応がみられるのか、要注目です。
果たして今季はどんなペップマジックを魅せるのか。この「プレミアで最もスタメン・システムが予想できないチーム」はどのような進化を見せるのか。今季も有力優勝候補であることは間違いないでしょう。
第3位 アーセナル
〜ついに新章に突入した今季はヤングガナーズでCL狙い!?〜
注目選手:マッテオ・グエンドウジ
【IN】
ベルント・レノ(GK/26) ←レヴァークーゼン
*エミリアーノ・マルティネス(GK/25) ←レタフェ
ステファン・リヒトシュタイナー(DF/34) ←ユヴェントス
*カール・ジェンキンソン(DF/26) ←バーミンガム・シティ
ソクラティス・パパスタソプーロス(DF/30) ←ドルトムント
ルーカス・トレイラ(MF/22) ←サンプドリア
マッテオ・グエンドウジ(MF/19) ←ロリアン
*ジョエル・キャンベル(MF/26) ←ベティス
【OUT】
ペア・メルテザッカー(DF/33) 引退
*カラム・チェンバース(DF/23) →フラム
ジャック・ウィルシャー(MF/26) →ウェストハム・ユナイテッド
この順位はいつも通り希望込みです(笑)。22年にわたって指揮官を務めたアーセン・ヴェンゲルが去って最初のシーズンは、アーセナルにとって「ただの新しいシーズン」以上の大きな意味を持っています。
ICCを見た限りでは、少し前のように「若手がイキイキしているアーセナル」感がありましたね。特にローラン・コシェルニ獲得以来、友好な関係を築くロリアンから新たに獲得した19歳の新鋭マッテオ・グエンドウジ君、こいつがとにかくすごい。
何がすごいって、フランス期待の「お前結局名前なんて読むねん界」の超新星なんです!っていうのは冗談で、新たに加入したビッグクラブでの試合で、恐れを見せずに縦パスをバンバン通しまくるその度胸と落ち着きぶりがスゴい。そしてその縦パスの精度も素晴らしいです。
普通に今季開幕から主力メンバーとして出場してもおかしくないでしょう。さらにこのまま順調に攻守の切り替えの部分や判断のクオリティまで磨いていけば、今季中のフランス代表の抜擢も十分あり得ると思います。頑張れグエンドウジ?ゲンドゥージ?グエンドゥージ?なんでもいいや!!
圧巻のキックセンスと推進力を誇る驚異の18歳、スミス=ロウ君とともに今季は注目です。ヤングガナーズ復活なるか!?
新監督のウナイ・エメリは、練習でも自ら体を動かして細かく説明するほどのサッカー狂人らしいです。巧い選手がある程度自由を与えられてパスサッカーを繰り広げていた昨季までのヴェンゲルスタイルとはやっぱり少しずつ変わっていくでしょう。
とはいえ今季からいきなり躍進を期待するのは禁物です。今季はCL権獲得を現実的な目標に設定して闘うのが無難でしょう。
不安要素があるとすれば、ここ最近アイデンティティの「異次元スピード」のキレを失いつつあるエクトル・ベジェリンの右SBでしょう。控えとして獲得したステファン・リヒトシュタイナーも34歳で、初挑戦のプレミアでフル稼働は見込めません。どちらかが大ケガを負えば、この右SBから一気に崩れていく可能性もあるので、慎重に見守りたいです。
第4位 チェルシー
〜最大の敵は名物会長?イタリアの異色戦術家がプレミアに挑む〜
注目選手:ジョルジーニョ
【IN】
ケパ・アリサバラガ(GK/23) ←アスレティック・ビルバオ
*トマーシュ・カラス(DF/25) ←フラム
*クルト・ズマ(DF/23) ←ストーク・シティ
*マイケル・ヘクター(DF/26) ←ハル・シティ
*オラ・アイナ(DF/21) ←ハル・シティ
*ルーカス・ピアソン(MF/24) ←フラム
*チャーリー・ムソンダ(MF/21) ←セルティック
*イザイア・ブラウン(MF/21) ←ブライトン
*ルベン・ロスタフ=チーク(MF) ←クリスタル・パレス
*タミー・エイブラハム(FW/20) ←スウォンジー・シティ
*ミヒー・バチュアイ(FW/24) ←ドルトムント
【OUT】
*カイル・スコット(MF/20) →テルスター
すっかりシティに行くもんだと思い込んでいたジョルジーニョと共にイタリア稀代の戦術家、マウリツィオ・サッリを獲得。一気に濃い青を水色に染め上げる作戦です。
サッリは元銀行員の戦術オタクとして有名で、攻撃に重きを置きながらも守備ではミリ単位で4バックの距離感を合わせるその唯一無二の戦術が昨季までのナポリで大フィーバーを起こし、今や同業者からも一目置かれる存在。
プレシーズンのICCではジョルジーニョがいきなり中心になり、CBから細かいワンタッチ・ツータッチのパスを繋いでビルドアップしていくスタイルへの移行の片鱗を早速見せてくれました。
とはいえ、サッリの戦術はあまりにも細かく決まりごとが多いため、チームに根付いて結果が出るまで少し時間がかかることが多いです。
それは監督本人も認めている部分で、今季の躍進というよりかは来シーズン以降の長期的な目で見た抜擢であることは考えられます。
しかし、チェルシーのロマン・アブラモヴィッチ会長は少ない時間でも結果がでなければアッサリ首を切ってしまうことが多いです。それでもサッリを招聘したということは、一応そのスタイルからの脱却を試みてはいるのでしょうか。
「サッリの熟成」と「アブラモヴィッチの我慢」は果たしてどちらが勝つのか、今季のチェルシーの敵はピッチ内だけではないかもしれません。
あとレアルに旅立ったティボ・クルトワに代わる形で加入したケパ・アリサバラガ、正直あまりちゃんとプレーを見たことがないので要注目したいですね〜。
第5位 トッテナム・ホットスパー
〜まさかの補強ゼロ&ソニーの離脱で出遅れ必至!?〜
【IN】
*キャメロン・カーター=ヴィッカース(DF/20) ←イプスウィッチ
*ジョシュア・オノマー(MF/21) ←アストン・ヴィラ
*ジョルジュ=ケヴィン・エンクドゥ(FW/23) ←バーンリー
【OUT】
なし
注目選手:ハリー・ケイン
昨季のこれくらいの時期も確かダビンソン・サンチェスの獲得のみでしたが、今季も同じような道を辿り、移籍市場閉幕が早まったことも相まって、まさかの即戦力補強0が決まってしまいました。
それがマウリシオ・ポチェッティーノ監督の方針であればいいのですが、先日「この移籍期間短縮はプレミアリーグのためにならない」と述べたとのニュースが流れていたため、そうではなく、選手の獲得をしようとしていてなぜかうまく進まなかったということがわかります。
こういうことって以外とシーズンにガッツリ影響したりすることもあるのですがどうでしょうか。
諸事情からアジア大会に出場するソン・フンミンが開幕から1ヶ月不在であることも懸念材料です。W杯得点王のエース、ハリー・ケインがそれを払拭する活躍をみせるのか。まあでもなんだかんだ今季もスパーズは強そう…。
第6位 マンチェスター・U
〜補強進まず開幕から苦戦は必至か、ポグバの心はどこに!?〜
【IN】
リー・グラント(GK/35) ←ストーク・シティ
フレッジ(MF/25) ←シャフタール・ドネツク
*ジェームス・ウィルソン(FW/22) ←シェフィールド・ユナイテッド
【OUT】
*ジョエル・ペレイラ(GK/22) →ヴィトリア・セトゥバル
*キャメロン・ボースウィック=ジャクソン(DF/21) →スカンソープ
マイケル・キャリック(MF/37) 引退
注目選手:フレッジ
ポール・ポグバ、ジェシー・リンガード、マーカス・ラシュフォードら割と終盤までW杯に残っていた選手が主力に何人かいること、そしてそれ以外の主力メンバーのコンディションもイマイチ上がらないことなどから、ICCでは思ったような結果は残せませんでした。
さらに目立った補強もディオゴ・ダロットとフレッジのみで結局懸念だったCBを補強できないまま終わってしまいました。ここまではあまり明るい話題の多くない印象のユナイテッドですが、このままシーズンに突入すれば他のBIG6に遅れをとることは必至です。
それどころか、開幕戦のレスター戦でも芳しくない結果に終わることも十分考えられるでしょう。
ポグバには相変わらず移籍の噂が流れていますが、その心はどこに…?
とまあこんな感じですが、BIG6以外で言うと、昨季に続き大型補強を遂行したエヴァートンとウェストハムに注目ですかね!とか言って昨季も同じこと言ったけど結局両チームともイマイチだったが…。今季はこの2チームにBIG6の牙城を崩す役割を期待したいです!!頑張れウィルシャーとルーカス・ペレス!!!
あと何と言っても、ニューカッスル・ユナイテッドへの完全移籍を果たした武藤嘉紀に注目ですね!!
体の強さ、裏抜けのスピード、ヘディングの技術など、FWとしての基本的な能力は今の日本人選手たちの中でも頭一つ抜けてると個人的に思っているので、彼がこの舞台でどこまで通用するのか要注目です!
さあ、開幕まで残りわずかとなったプレミアリーグですが、まあ今季はやっぱりシティとリヴァプールの2強が引っ張っていく感じにはなりそうですね。
これまでに比べてまた色々と注目点の多い新シーズン、果たして今季はどんな結末を迎えるのか、全国のプレミアファンは思いっきり楽しみましょう!!ではまた!!