ロシアW杯旅行【最終日】〜ロシアで感じたこと、わかったこと〜
こんにちは、たっきーです。
ロシア最終日の18日目(7月5日)は飛行機で過ごしたので、今回は総括として、ロシアW杯観戦旅行の感想を色んな面から書いていきます。
⚫️大きく変わったロシアのイメージ
まあこれは行く前からわかっていたことですが、やっぱり実際に行ってみてロシアのイメージは変わりました。
【行く前のロシアのイメージ】
・どこ行っても寒いor涼しい
・みんな怖い
・みんな常に酒片手にフラフラしていて、アル中みたいな人がそこかしこにいる(ごめんんなさい)
・綺麗な人が多い
【行ってみて変わったロシアのイメージ】
・場所によっては日本より日差しが強くて全然暑い!!ただ湿度はそうでもないので不快な暑さではない
・みんなめちゃ優しい。ただ基本愛想は悪くて、話してみるとムスッとしながらも優しい…みたいな人がどちらかというと多かった気がする。そういう気質?
・まあみんな酒好きそうだったけど、そんなに治安悪くて危ないところはなかった。まあ自分がそういうところに行ってないだけかもしれんが…
・食べ物メチャうまいし、メチャ日本人の舌に合う。ペリメニはホントに日本でも普及して欲しいレベル。
・とは言えなんだかんだ綺麗な人が目についてしまうだけで、どこの国もそれは同じでしょ…と思ってたけど、マジで冗談抜きのレベルで綺麗な人しか居なかった…。なんだこの国…ただある程度の歳までいくと急激に老け始める?
⚫️それ以外で気付いたこと
それ以外だと、とにかく物価が安いです。特に公共交通機関と食べ物の安さは驚くべきレベルでした。タクシーも超安い。
そのため、日本に比べて「ちょっとその辺の街まで出てってお店にご飯食べにいこ〜」ってのが気軽にできると思います。まあ日本もファストフード店などは安いっちゃ安いですが。
W杯が開催されるから厳しくしてるのか、治安も全く悪いと感じませんでした。今回初めての海外一人旅で、正直「一個くらい大きなトラブルに遭ってもいいかな」とか思ってたのですが、18日間財布もスマホも何もとられず、目立ったトラブルもなく予想以上に快適な旅でした(なぜか不満)。
あと、公共交通機関に関しては日本よりだいぶ発達していると思いました。モスクワのメトロはどの路線も必ず2分で次の列車が来ますし、目立った遅延も記憶の範囲では全くありませんでした。
また、地方都市でもそれなりの規模なら、トラムやバスなど、移動に関しては多くの選択肢がありそのどれもが安いのでどこに住んでいてもとにかく街に出やすいです。
ただ、「道路の綺麗さ」という面でみると、日本よりかなり劣っていました。モスクワでさえもあまり整備されてない道路が存在し、地方都市に行けばその傾向がより強くなりました。
そのぶん信号のないところで普通に渡る人が本当に多く、それを分かっているのかドライバーの方もそういう場所ではすぐに止まってくれました。ただみんな運転は荒く、ブンブン飛ばしますしプープー鳴らします。交通マナーが良いのか悪いのか…(笑)。
⚫️海外一人旅めっちゃ楽しい
後これも結構大事なことですが、海外一人旅死ぬほど楽しいと思いました。普通にどハマりしそうです。一人ってのが本当に良かったと思います。
誰かのペースに合わせる必要もなく、「今日は疲れてるからいいや」とか思えば一日中ホテルに引きこもったりできるのも最高です。これは性格による部分が大きいので間違いなく人それぞれですが、僕に関しては目的がハッキリしている旅なら一人の方が向いているのかな〜とは思いました。
ハワイとかグアムなど、「これしよっていうのはないけどなんとなく遊びいこ〜」っていう感じの旅行ならもちろん複数人の方が楽しいと思います。とはいえあんまり人が多すぎるのも嫌だしそれでも4.5人までがベストかな〜と思いました。
そして今回「一人でも楽しめた」という理由の一つが本当に大事で、それが次に書くことです。
⚫️「W杯」という共通の目的を持った人たちの集まりであること
これは初日の際にも言いましたが、やっぱり「W杯を観に来た」という共通の目的を持ってみんな集まっているので、その面から考えると、普通の旅行より不便な点は少ないです。
例えば道がわからなくても、ある試合が行われる日にユニフォーム姿でそのスタジアム周辺をフラフラ迷っていたとしたら、もうその人は150%その試合を観に来た人です。
そのため、むしろ外国人が向こうから「どこに行きたいの?」と話しかけてくることもあります。まあそんなことなくてもスタジアムやFANFESの近くはFIFAのスタッフがたくさんいるので聞けばいいですが。
そして「W杯を観に来た」という目的のさらに大前提にみんな「サッカーが好き」というのがあるので、もうそれだけでどんな国の人とも仲良くなれちゃいます。
見知らぬブラジル人に話しかけられる時も、向こうはユニフォームや顔などを見てこちらが日本人だとわかったら、「ホンダ!カガワ!ナガトモ!」と言ってきます。
それに対してこちらは「ネイマール!コウチーニョ!ウィリアン!」とでも返せば、「イェーイ!!」となり、もうそれだけでお友達です。別に相手方の国の言葉を知っていなくても、サッカー用語やその国のサッカー選手の名前さえ知っておけばそれだけでコミュニケーションはとれるのです。
今回これはロシアに来て身を持って感じる事が出来ました。
⚫️個人的色々ランキング
今回の旅の中でのいろんなことをランキングにします。
【良かった都市ランキング】
今回は計5都市訪れましたが、その5つを順位づけしてみます。ハッキリ言って全部素晴らしい都市でしたし、こんなもの決めてもしょうがないですが、楽しいのであえて決めます。
1位 エカテリンブルク
2位 モスクワ
3位 サランスク
4位 ロストフ・ナ・ドヌ
5位 ヴォルゴグラード
エカテリンブルクは今回訪れた中で、暑くも寒くもなく気候的に最も過ごしやすかったのと、ちょうどいい規模の大都市だったので一番良かったです。あと観光地の多さと街の雰囲気も含めて全部「ちょうどいい」って感じでした。福岡市って感じ。
モスクワは首都なので便利さはもちろんですが、ご飯がやっぱり美味しかったです。あと観光地の多さも当たり前ですがNo.1ですね。
サランスクは街の規模が地元とほぼ同じくらいで、なんだか懐かしさを感じた事がプラスでした。ロストフとヴォルゴグラードはもうとにかく暑かったですが(さらにヴォルゴグラードは暑さ+虫)、それでも良い都市であったのは間違いないです。
個人的にロストフの街並みは好きでした。繰り返しますが、全部素晴らしい都市だったよってことです。
【行って良かった観光地ランキング】
ホテルで丸一日過ごす日もありましたが、なんだかんだ色んな観光地に行ったので、その中から記憶に残ったところをあげていきます。
1位 ママエフの丘 (ヴォルゴグラード)
2位 ヴェルニサージュ市場 (モスクワ)
3位 サボール・アレクサンドラ・ネフスコヴォ (エカテリンブルク)
5位 ニコルスカヤ通り (モスクワ)
暑さと虫に苦しんだヴォルゴグラードでしたが、街のシンボル「ママエフ・クルガン」はその壮大さと歴史に圧倒され、「死ぬまでに一度は行くべき」という触れ込みも納得の素晴らしさでした。夏に行く時はぜひ虫除けスプレーを(笑)。
ヴェルニサージュ市場は死ぬまでに絶対もっかい行きます(笑)。あんな楽しいところ他にねえ…。
【一番遭遇したサポーターの国ランキング】
もうこの辺からどうでもいいランキングになってきます。日程や開催地がいかに被るかという要素もありますが、今回の旅の中で個人的に「この国のサポーターはどこに行ってもよく見かけたなぁ」というのを挙げていきます。開催国ロシアは省きます。
1位 ブラジル
2位 コロンビア
3位 ペルー
4位 アルゼンチン
5位 フランス
やっぱり南米勢は多かったです。特にブラジル・アルゼンチン辺りはどの都市に行ってもいました。 「いやお前ここで試合ないだろ!?」とツッコミたくなる時もありましたが、それだけサッカー熱が強いということですね。
序盤戦の日程&開催地被りで稼ぎまくったペルーも堂々3位のランクインです。特にエカテリンブルクで遭遇した回数がめちゃ多かった。
ヨーロッパではドイツ・フランス・イングランド辺りがやっぱり沢山ファンが来ていましたね。
反対にほとんど遭遇できなかった激レアサポーターの国は、
エジプト 0回
サウジアラビア 0回
モロッコ 0回
セルビア 0回
コスタリカ 0回
アイスランド 1回
って感じです。
あと帰国後にTwitterで見て知ったのですが、コロンビアサポーターはなぜか敗退後もあらゆる試合会場や都市にたくさんいたらしいです。恐るべし南米勢…。
サッカーの部分に触れた総括はまた別で書きます。とにかく、50歳60歳になっても思い出を語る事が出来るような、本当に忘れられない18日間の旅になりました。ロシア最高!!スパシーバ!!