tackieのフットボールブログ⚽️

ライター志望です。サッカーについて感じたことを書きます。プレミア・アーセナル・イングランド代表好きですが、なんでも書きます。

ハリルがそこまで浅野にこだわる理由/日本代表メンバー発表!&UCLグループリーグ組み合わせ決定!

こんにちは。たっきーです。

 

8月24日木曜日、今月31日のオーストラリア戦、そして9月5日のアウェー・サウジアラビア戦に向けた日本代表メンバーが発表されました。

 

ご存知の通り、日本代表は現在最終予選において首位を走っており、残り2戦のうち1勝でもすればW杯出場決定という状況にあります。

 

しかし首位とはいえ、近年アジア全体のレベルが上がったこともあり上位は拮抗しており、次のオーストラリア戦引き分け以下であれば一気に出場圏外に落ちる可能性もあります。

 

ここのところ散々メディアが煽ってますが、日本は首位とはいえ「背水の陣」、オーストラリア戦はなにがなんでも絶対に勝たなければならない試合です。首位であると同時に追い詰められているというこの状況がアジア全体のレベルが上がっていることを物語っていますね。

 

そしてその運命の2戦に挑むべく、発表されたメンバー27名は以下の通りです。

 

●GK
川島永嗣FCメス/フランス)
東口順昭ガンバ大阪
中村航輔柏レイソル

●DF
酒井宏樹マルセイユ/フランス)
酒井高徳ハンブルガーSV/ドイツ)
長友佑都インテル/イタリア)
槙野智章浦和レッズ
吉田麻也サウサンプトンイングランド
植田直通鹿島アントラーズ
昌子源鹿島アントラーズ
三浦弦太ガンバ大阪

●MF
長谷部 誠(フランクフルト/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪
井手口陽介ガンバ大阪
高萩洋次郎FC東京
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
小林祐希ヘーレンフェーン/オランダ)
香川真司ドルトムント/ドイツ)

●FW
本田圭佑パチューカ/メキシコ)
久保裕也(ヘント/ベルギー)
浅野拓磨シュトゥットガルト/ドイツ)
原口元気ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
乾貴士(エイバル/スペイン)
武藤嘉紀マインツ/ドイツ)
大迫勇也(ケルン/ドイツ)
岡崎慎司(レスター/イングランド
杉本健勇セレッソ大阪

 

ハリルは今回主力組の怪我によるコンディションを懸念してか、登録の23人よりも多い27人を招集しました。

 

色々思うところがあるので分けて書きます。

 

地味にFWがヤバい

パッと見多士済々が揃い充実しているかのように見えるFWですが、地味にヤバいです。

 

まずここ最近の最終予選数試合でレギュラーとして出場し、ようやく日本に安定したワントップが現れたと思わせてくれた大迫勇也が8/1に行われたプレシーズンマッチで負傷しました。先日ブンデスで実戦復帰したようですが、 この大一番でいきなり先発はコンディション的にどうなのか不安です。可能性は低いですが、コンディションが整うのであればぜひ大迫に先発して欲しいです。屈強なオーストラリアDF陣相手にしっかりボールを収めることができるのは現メンバーで大迫くらいです。

 

というか、日本はワントップを多用するにも関わらずボールを収めることのできるタイプのFWが少ないです。そう意味では今回初招集の杉本健勇には大きな期待がかかります。

 

現時点でJリーグ得点ランク2位の14ゴールを挙げている杉本は、187cmの大柄でありながら足元にボールを収める技術を持っており、ワンタッチシュートも巧い今まさに旬の選手です。ハリルが就任直後に言った「試合に出ている選手を使う」という言葉が本当であれば、今回ワントップに抜擢されるのは杉本であるべきです。

 

よりボールを収められるのは大迫ですが、大迫にないスピードと技術を持っているのは杉本です。

 

両サイド含め他のFWの選手は現在所属チームでの状況があまり好ましくありません。浅野武藤は出場機会はありますが得点を奪えておらず、右サイドの先発候補・久保裕也も昨シーズンまでの爆発力が現在鳴りを潜めています。原口はヘルタに移籍志願を出したにも関わらず移籍できなかったことでやや信頼を失いつつあります。

 

、そしてプレミア開幕2試合連続ゴールを成し遂げた岡崎には期待が持てますが、やはり今1番得点感覚を持っているFWは杉本でしょう。実質初招集でいきなりこの大一番に先発するのもある意味賭けですが、それぐらいの期待をしてもいい選手のはずです。 

 

本田はこの試合出場するとしても後半途中からだと思います。本田はクラブでの出場機会がなくてもハリル体制では毎回のように招集されていますが、これはハリルにとって本田がオプションの一つであるからです。絶対的なレギュラーではなくとも、その経験や存在感が代表にプラスの要素を与えると思われているのが今の本田です。

 

むしろ絶対的なレギュラーとして計算しているのであれば、今の状態の本田を招集することはないはずです。

 

ハリルは「レギュラーに値する選手かどうか」というより、「有効なオプションになるかどうか」で選手を選考する傾向があると思います。

 

所属チームで目を見張るような活躍をしているわけではない浅野も、他の選手にはない「突出したスピード」という大きな武器を持っています。これはハリルが標榜する「縦に早いサッカー」とよくマッチしています。そして相手の足が止まり始めた試合終盤に投入されるオプションとしても期待されています。ただ、結局その特徴を試合の中で活かしきれている場面が少ないので毎回ハリルの選手選考に対して不満を持つ人が多いのだと思います(笑)。

 

所属チームでほとんど出場機会が与えられていないにも関わらず、ついこの間まで毎回のように選出されていたハリルの秘蔵っ子・宇佐美も他の選手にはない「圧倒的なテクニック」という武器を持っています。しかしそれにしても今の宇佐美は試合勘がなさ過ぎます。今回ようやく招集リストから外れました。

 

今回サプライズの部類になる高萩洋次郎も同じです。彼より能力のある中盤の選手はもちろんいます。しかし彼の場合は「そこそこフィジカルが強い」そしてなにより「オーストラリアのリーグでプレーしたことがある」という他の選手には絶対にない特徴を持っています。これは大きなオプションです。

 

ハリルはレギュラークラスとなる選手以外では、基本的に「オプションとなるような選手」中心の選考をしています。それが就任直後に言った「試合に出ている選手を選ぶ」という発言と矛盾する形になってしまっているため、批判に晒されることが多いのでしょう。

 

1点を争うことになるであろうこの試合、カギとなるのはやはり前線の選手のコンディションですが、そういう意味では日本はかなり厳しい状況にあると思います。個人的には乾・杉本に期待したいです。

 

予想スタメン

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長谷部は怪我明けであったとしても最も信頼できる選手の1人なので先発してくるのではないかと思います。香川はトップ下というより中盤の3人で一つのブロックになって守備をする形になるはずです。オーストラリアの高さに不安がある場合、182cmの昌子ではなく植田が抜擢される可能性もなくはないです。

 

希望スタメン

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まあ有り得ないでしょうが(笑)、岡崎を使って2トップに近いレスター風の4−4−2で一度は戦って欲しいです。レスターでの試合のように岡崎に試合開始から猛プレスをかけさせ、ひっかけるor苦し紛れに相手が蹴り出したことで拾ったボールをすぐさま前線に展開し、乾の突破力・久保の精度の高いクロスから杉本がゴールを奪う形が理想です。そして後半途中で岡崎に替え山口を投入し、中盤でブロックを形成し落ち着かせることで試合を締めさせる。この戦い方よくないですか?(笑)

 

このフォーメーションの場合左サイドはよく走り守備もできる原口の方が適任ですが、それでも乾の突破力に賭けたいです。個人的に好きな選手なので。

 

長谷部、山口、井手口と守備的な中盤が多い中で、柴崎は今最も攻撃面での変化が期待できるボランチなので、ぜひ使って欲しいです。オーストラリアの選手は空中戦などの対人戦のは強いものの、足元を抜ける鋭いスルーパスには弱いはずです。スピードもありスペースにボールを呼び込むこともできる杉本と柴崎の相性は良いのではないのでしょうか。

 

最近はなぜか慣れないポゼッションサッカーをしようとしてるみたいですが、オーストラリアの長所はやはり言わずもがな高さとパワーです。自陣バイタル付近でプレーされる時間が増えると嫌なのでその手前で長谷部を中心に中盤の選手がしっかりブロックを作り、自由にさせない時間を増やすことが重要になると思います。

 

最も注目する選手

吉田麻也

です。ここまで攻撃の選手について中心だったので敢えて守備に目を向けます。どちらかが大崩れしない限り、おそらく一点を争う激しい消耗戦になるであろうこの試合、ゲーム終盤になればどちらのチームもパワープレーを仕掛けてくることは必至です。

 

日本が1点差で負けている、もしくは引き分けの状態で終盤に入った場合、吉田は前線に上がりターゲットになる・もしくはヘディングでのゴールを試みる形になると思います。ハッキリ言って、現代表のすべてのメンバーの中で最もターゲットになれる選手は吉田です。つい最近のプレミアのハダースフィールド戦でも終盤の攻め上がりから非常に惜しいシーンを迎えていました。

 

1点差で勝っている場合は同じく相手オーストラリアのデカい選手が前線に上がってくるでしょう。どちらの場合にせよ、ゲーム終盤の吉田vsオーストラリアの巨漢選手のガチガチの闘いには要注目です。

 

前回のイラク戦で失点に絡んだとはいえ、吉田は所属クラブチームでの立場や出場状況などからみても今最も代表で信頼できる選手です。怪我明けの長谷部とともにチームをしっかり引っ張っていって欲しいです。やっぱり後ろの方に信頼できる選手がいるチームは強いです。

 

長々と書きましたが、実は僕この試合観に行きます…(笑)。僕が出した抽選の希望は全滅してしまったのですが、大学の友人のご厚意で観に行けることになりました。本当に感謝しかないです…!

 

4年間で最もチケットを取るのが難しいと言われるこの試合、ホームの埼玉スタジアム、オーストラリア戦という4年前にW杯出場を決めた時と全く同じシチュエーションであることは偶然ではないと思います。この試合に勝ってスッキリW杯出場を決めたいですね!!今週木曜日はみんなで日本を応援しましょう。ガンバレ、日本!!!

 

 

 

 

なんだか終わりみたいな雰囲気になりましたが、今回はおまけで日本代表メンバーが発表された同日深夜にちょうど行われた2017−2018UCLグループリーグの組みわせ抽選結果について触れようと思います。

 

以下が抽選結果です。

 

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あれ…アーセナルはどこ…?

 

冗談はさておき、パッと見て思ったのはプレミア勢は明暗が別れたなあと。

 

ロンドン勢は二つとも見ての通り地獄のようなグループに分けられました。もうガンバレしか言うことがないです。

 

中でもユナイテッドはかなり良いグループに分けられたように見えますが、実はユナイテッドはCLの舞台ではバーゼルをかなり苦手としており、2011−2012シーズンにはGLでバーゼルに負けたことで敗退が決まってしまったなんてこともありました。しかもその時はベンフィカも同じグループにいました…(笑)。さらにこのグループにはロシア遠征もあります。全く油断できるグループではないです。

 

というか、当たり前ですがCLに油断できるグループはないです。シティもリバプールも比較的楽なグループに入ったと思わずに、気を引き締めて戦って欲しいですね。そしてぜひプレミア勢に復権して欲しいです。

 

グループCとHは誰が見てももちろん「死の組」ですが、個人的にはE・Fあたりも注目したいです。リバプールvsセビージャシティvsナポリは熱い試合になると思います。要注目です。03−04決勝の再戦となるグループGのモナコvsポルトも面白そうですね。あと、猛獣たちのいる檻の中に突然投げ込まれ既に瀕死状態のカラバフとアポエルにも頑張って欲しいです(笑)。

 

では最後にグループリーグの勝ち抜けをパパッと予想して今回は終わりたいと思います。

 

グループA…ベンフィカ・ユナイテッド

グループB…バイエルン・PSG

グループC…チェルシーアトレティコ

グループD…ユーベ・バルサ

グループE…セビージャ・リバプール

グループF…シティ・ナポリ

グループG…モナコライプツィヒ

グループH…レアル・トッテナム

 

今回は以上です。では今週31日(木)7:35はみんなでテレビの前に集まりましょう!日本を信じて応援するのみです!Forza!Japan!🇯🇵