tackieのフットボールブログ⚽️

ライター志望です。サッカーについて感じたことを書きます。プレミア・アーセナル・イングランド代表好きですが、なんでも書きます。

ロシアW杯【16日目】〜子供に好かれる能力はバロンドール級〜

こんにちは。たっきーです。

 

ロシアではもうめちゃくちゃ年齢確認されるだろうなぁと思っていたので、むしろされなかったら「えっ、年齢確認しなくていいんですか?」って言いそうになるロシア16日目です。意外とされない。

 

今回は7月3日のことです。

 

 

⚫️ロストフから最後の寝台列車でモスクワへ

 

日本サッカー界の歴史に残る試合を観ることができたロストフ・ナ・ドヌを後にして、ロシア最後の寝台列車に乗りモスクワへ向かいます。

 

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今回合計6回寝台列車に乗りましたが、この日乗ったやつが唯一の3等級列車で、今までのやつとはちょっと違う仕様でした。

 

一個階級が低いということもあり、部屋の形になっておらず丸々一号車分が扉なしで繋がっており、要は隣の座席の人たちの声もイビキも丸聞こえ状態です。

 

しかし2等級列車より広々していて開放感があり、僕は個人的にはこっちの方が好きでした。正直3等級列車は同部屋の人に恵まれなかった場合が最悪です。

 

それまで乗った寝台列車は全てそこの駅発ということもあり、最初はみんな大体同部屋の人に挨拶とかしてワイワイするのですが、今回初めて途中から乗るパターンでしかも乗った時間が深夜1時だったこともあり、最初乗り込んだときは真っ暗で全員が寝静まっておりちょっとビビりました。

 

隣のベッドで寝ていた中年ロシア人女性(よく見たら隣に子供が寝ていた)も「なんだかよくわからない日本人が深夜に乗ってきた」という感じでこっちを見ており(結局僕が勝手にそう感じただけでした)、「ちょっとヤバイ雰囲気だ」と思いました。

 

先行き不安になりながらも、すぐ寝る事が出来ず荷物を置いてボーッとしていると、同じタイミングでロストフから乗ったロシア人男性二人組と仲良くなり、その場でお酒を飲んで前の日の日本戦のことなど小さめの声で色んな話をしました。

 

お互い持っているものを交換したりして(僕はW杯記念の紙幣やコインをもらいました)さらに交流を深めたのち、二人組のうちの一人から、「インスタグラムとかやってる?」と聞かれました。

 

僕はたまたま前の日のベルギー戦で隣の席だったイケメンブラジル人に勧められてハーフタイムにインスタグラムを始めていたので、早速アカウントを教えあって友達になりました。ラッキー。

 

そんなこんなで疲れていたのでちょろっと寝た後目を覚ますと朝10時頃で、その車両に乗っている人たちはみんな目覚めて朝ごはんを食べたり、降りる時間が近い人たちは身支度を整えていたりしていました。

 

この時乗った列車はFIFAの無料列車ではなかったので、もちろんモスクワが目的地の人だけでなく、そこに着くまでの途中で降りる人たちも含めて色んなところから来た人たちがいました。全員が同じ目的地の無料寝台列車よりこっちの方が面白いなと思いました。

 

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明るくなってから見てみると、向かいのベッドにお母さんと寝ていた子供はこんな可愛いらしい男の子でした。イケメン。

 

そのお母さんも夜見た時は僕が勝手に怖い人と思っただけで、すごく良い人でした。

 

しばらくその男の子とGoogle翻訳などを駆使して「東京から一人で来たんだよ〜」とか言ってお話ししていると…

 

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なんかいっぱい集まってきました。

 

どうやら隣とその隣のベッドにいた家族も親戚どうしで、みんな同じ目的地に向かっているとのことでした。そしてこの子たちはいとこ同士みたいです。ずっと仲よさそうに遊んでました。

 

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せっかくなので絵を描いて遊びました。僕が一人一人の絵を描いてあげるとみんな嬉しそうに持って帰ってくれました。可愛すぎかよ…。

 

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向かいのベッドの男の子がお礼にと、「東京の絵」を描いてプレゼントしてくれました。左下に「東京」と書いてあるのかな?これは一生捨てらんねえや…(涙)。

 

ここまででご察しの通り、僕は見た目のせいからか子供に好かれやすいというか受け入れられやすいです(たぶん歳の近い友達と思われてる)。その好かれる能力はおそらくマルセロ並みです。今回それが日本に限らない話だということが分かりました。僕自身も子供と遊ぶの大好きなのでこの能力を持っていて良かったと思います。

 

この日の午前中はずっとこの子達と遊んでいました。

 

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この子もおそらくその家族一同のいとこのうちの一人なのだと思いますが、コイツがとにかくやんちゃで常に落ち着きがなくてずっと他の子にイタズラして怒られてました(笑)。顔からその感じがにじみ出てる。

 

子供の楽なところはある程度言葉が通じなくても一緒に遊べるところですね。まあまあ大きい子になるとお話しする際に言葉が通じないと不便ですが、このくらいの子だとむしろゆっくり座ってお話などするわけないので、遊ぶのはとても楽です。

 

この子たちは途中の地方都市の駅で降りたのでバイバイしたのですが、その後はさらにその奥にいた別の家族の子供達と遊ぶことに。この日はもう1日中子供たちと遊んでました(笑)。

 

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ちなみに昼ご飯はコレ食べました。いつものやつとはちょっと違うやつ。若干アジアンテイストだけどうまい。思わず一個買って帰りました。

 

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次に遊んだ子たちも、もうさっきの子たちよりみんな落ち着きがなくてずーっと列車内を走り回っては親御さんに叱られてを繰り返してました(笑)。みんなほんとに可愛い。

 

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なんかシャボン玉で遊んでる子ちょくちょく見かけたけど、ロシアで流行ってるのかな?

 

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乗客が降りて空きベッドとなったスペースも、彼らにとっては恰好の遊び場のようです。まるでアドベンチャー空間のように登り下りを繰り返してはキャッキャ騒いでました。

 

コレ全部片付けたの俺だけど!!笑

 

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急にアドベンチャーごっこに飽きたのか、粘土で作った物体(まあまあ固い)を突然その辺に投げて遊び始めたので、「こりゃ危ねえ」と思いとっさに紙に的を描いて「コレで遊びな〜」と渡すと嬉しそうにそれに向けて粘土を投げて遊び始めました。

 

子供のこういう素直なところっていいよね〜。なんだこれ。

 

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その後は再び〝伝家の宝刀〟「お絵描き」で興味を引かせて落ち着かせたり、紙飛行機の作り方を教えてあげて一緒に遊んだり、逆に粘土での遊び方を教えてもらったりして、仲良く(?)過ごしました。

 

そんな暴れん坊たちも嵐のように去っていき、その後は最初に仲良くなったロシア人男性たちとおしゃべりしながら、ゆっくりモスクワを目指すのでした。ある意味この1日が一番疲れたかも…(笑)。

 

さあ次はいよいよロシア最後の1日です。

 

 

 

 

 

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…ところで最後に遊んだ子供達の親御さんから「遊んでくれてありがとね〜」とお菓子をもらったのですが、俺のこと何歳に見えたんやろ?

 

 

 

 

 

 

ロシアW杯旅行【15日目】〜inロストフ、大会No.1の劇的結末試合を観た夜〜

こんにちは。タッキーです。

 

エナジードリンクが好きなのですが、ロシアのBIGサイズのそれを飲んだら3日くらい眠れなくなりそうでちょっと怖いロシア15日目です。

 

今回は7月2日のことについてです。この日はあのベルギー戦が行われた日です。

 

 

⚫️ヴォルゴグラードから寝台列車で決戦の地・ロストフへ

 

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前日暑い中ヴォルゴグラードを観光し、そのまま寝ずに真夜中のヴォルゴグラード駅へ直行です。

 

この時小雨と共に激しい雷鳴が轟いており、ヴォルゴグラード駅はなんだかホグワーツっぽくなってました(頑張って写真撮ったけどこれが限界)。

 

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電光掲示板にはこのように近々の列車の発車時間が掲載されています。そしてFAN ID保持者のみが乗ることができる無料寝台列車は行き先の後にわかりやすく「FIFA」と書いてあります。

 

時間が2つ書いてありますが、左が列車がこの駅に到着する時間で、右がこの駅を発車する時間です。僕が乗ったのは5:19発のロストフ行きのやつでした。

 

出発まで4時間ほどあったので、中にある待合室で座ってブログで書くことをまとめたりなんだりすることに。変な時間でしたが、W杯開催期間中とあって他にも何人かそこで待っている人はいました。

 

ヴォルゴグラードとロストフが近いということもあって、この時の寝台列車は今回の旅の中で最も短い約10時間半でした。これを短いと思うのがもう感覚が狂ってますが(笑)。

 

なにはともあれ、いざ残り2回の寝台列車へ。少し名残惜しい。

 

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はいドーン!着きました!ロストフ・ナ・ドヌです。ここもまた天気良くて日差しが強い。

 

寝台列車は省略してしまいましたが、この時同部屋だったのはなんと南米から世界一周の旅をしているバックパッカーの大学生二人組でした。その旅の途中でW杯を観戦するためにロシアに短期滞在しているとのことです。いろんな形でW杯を観に来る人たちがいるんですね。

 

日本から来てない日本人のW杯現地観戦組を見たのはこの時だけなんじゃないかなあ?

 

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この時ロストフの駅でおろしたお金の中に激レア(らしい)の200ルーブル札が混じっていましたがソッコーで使いました。

 

試合開始が21時で、16時にロストフに着いたのでまあまあ時間があるってことでその辺をフラフラすることに。

 

本当は寝台列車の中で「ロストフに着いたらすぐFANFES会場に行って17時からのブラジル×メキシコを観よう〜」と決めていたのですが、なぜか降り立った瞬間にそれを忘れてしまいました。

 

そんなことにも気付かずに駅周辺のロストフの街をフラフラします。

 

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不幸中の幸い(?)か、この時歩いたロストフの町並みは正直ここまでの中でも特に好きな感じでした。石で出来た古い建物が多く、それに沿って緑も多いので、強い日差しとのコントラストもバッチリでした。そしてその建物と建物の間に細い路地が多く、これがなんともたまらない雰囲気。

 

路地好きの僕からすれば最高の環境で、その先に消えていく住民らしき人に思わず着いて行ってしまいそうになるくらい引き込まれました。

 

とか感傷に浸って歩いていたら、お約束通りブラジル×メキシコのことをビビッと思い出し、急いでタクシーに乗ってファンフェス会場へ向かうことに。この時のタクシーの運転手のおじちゃんめっちゃ良い人やった〜〜。

 

 

⚫️ロストフのファンフェス会場へ

 

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ロストフのファンフェス会場は遊園地に併設されていてなんだか楽しそうな雰囲気。なんだかんだサランスク以来のファンフェスなのでテンション上がりました。

 

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会場に向かって遊園地内を歩いていると、寝台列車で一緒だった大学生のうちの1人にまさかの再会。なんと女の子と2人で音楽に乗せてリフティング大会をしていました。

 

これが2人とも超ウマくてその場はすごい盛り上がりでした。この女の子結局何者だったんだ…。

 

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そんなこんなでファンフェス会場へ。まあまあの規模です。決勝トーナメントに突入したこともあって、人も多く盛り上がりもこれまで以上です。

 

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入り口入ってすぐのところでなんと「NAKATA」のユニフォームを着たロシア人の女の子を発見しました。理由を聞くと、「以前から日本のファンで、今日は日本を応援する」とのこと。やっぱりこういうのみると嬉しくなる!

 

この日はこの子以外にも日本のユニフォームを着た外国人サポーターがたくさんいました。

 

W杯が終わりに近づくということは、それだけ残った国が減るということです。その中で応援する国に日本を選んでくれるということは色んな理由があるでしょうがやっぱり嬉しいですね。まあ最初から日本を応援しているという人もいるでしょうが。

 

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ということでファンフェスの中心へ移動してどデカい画面でブラジル×メキシコを観ることに。ちょうど後半から観ることができました。

 

結果は2−0でブラジルの勝利。今大会しょっぱなにいきなりドイツを破り大会全体のボルテージを上げてくれたメキシコは本当に素晴らしいチームでした。

 

その後はブラジルサポーターたちの歓声とメキシコサポーターたちのため息が入り混じる会場を後にし、急いでスタジアムへ向かうことに。

 

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その日は朝から何も食べていなかったしその後も食べる機会は無さそうってことで、その辺の出店でなんだかよく分からないハンバーガーみたいなやつを食べることに。デケえ。ていうかロシア、ハンバーガー流行りすぎ!!笑

 

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どデカハンバーガーをパパッとやっつけて、急いでスタジアム行きのバスに乗り込みます。わかってたけどめっちゃギュウギュウ。

 

バス内には神妙な面持ちの日本人サポーターや、陽気にチャントを歌うラテン系の南米人など、様々な人たちがいました。

 

そのバスに揺られながら、「今自分は日本代表がベスト8進出をかけて闘う試合のスタジアムに向かうバスに乗っているのか…」とか考えていたらなんだかこみ上げるものがあり、この時点で既に泣きそうになりました。いま振り返ると当たり前のことやん!!

 

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てな感じで降り場に到着〜。バス降り場からスタジアムまでかなり距離があり焦って小走りになりましたが、その道から見える夕日は最高でした。

 

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いよいよドヌ川のほとりに立つ新しいスタジアム、「ロストフ・アリーナ」に到着しました。本当にいろんな国の人がいる!!

 

自分のチケットのゲートは真反対側だったのでさらに急いでその方角へ。

 

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ゲートの列に並んでいると、こんなに可愛いサポーターが。

 

ゲートをくぐり、今まで以上に大きく高鳴る鼓動を抑えつつ、急いでビールを買ってスタジアム内へ向かうと…

 

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めっっっちゃいい!!実はこの試合カテゴリー1のチケットしか買うことができず、今回観戦する試合の中で最もピッチに近い席になりました。

 

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当然ですが、ここまで観戦した試合の中で最も気持ちが高揚した国歌斉唱となり、この時もうすでにその辺を走り回りたい気分でした。

 

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この近さです。大好きなデ・ブライネ多め。

 

試合はご存知の結果でした。その辺については長くなるので書きません。

 

ただ1つ言いたいのは、乾の2点目が決まってからヤン・フェルトンゲンに1点返されるまでの17分間、本当の本当に「これは夢をみてるんじゃないか」とずっと思っていました。大袈裟な言い方とかではなくマジのマジです(笑)。

 

「日本がベルギー相手に2点リードしててこのままいけばベスト8に進出できる?えっこれ本当の出来事?いやいや、これ夢見てるんじゃね?てかそもそも俺W杯現地に観に来てないんじゃね?いや本当だっけ?あれどっちかな?」みたいな問答を本気で自分の中で繰り返してました。

 

おそらくテレビで観ていた人の中でもそういう風に感じた人はいたと思います。

 

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この画像、今観てもゾクゾクします。ただ、これを見てもゾクゾクしない、これくらい当然だ!って言えるくらいまたこれから日本は強くなっていかないといけませんね。

 

後、不思議なもんで、ベルギーの最後のカウンターはクルトワがキャッチしたボールをスローした瞬間に、直感的に「あ、これはオワったな」と感じました。

 

その後は悔しむことも「いやあ惜しかったけどよく頑張った!」と健闘を讃えることも出来ず、どういう感情になったらいいかわからず席でずっと呆然としていました。

 

しかし、数分前まで自分が「日本はベスト8にいけるんじゃないか」と本気で思っていたことを思い出すと、自然と涙がジワリジワリと滲み出てきました。

 

すると行き交う色んな国のサポーターが「日本は本当に素晴らしかったよ」的なことを言って一人で席で泣く僕を慰めてくれました。

 

その後は自ら熱狂的なベルギーサポーターが集うエリアに向かい、ユニフォームを交換してもらいました。この時の出来事も一生忘れられません。

 

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この街とスタジアムもまた心に残る場所になりました。今回色んな街とスタジアムを巡りましたが、全ての場所で「また何かの機会に訪れることが出来たらなぁ」と思いました。

 

その後は色んなことを考えながらバスで市街地へ向かい、モスクワ行きの寝台列車に乗り込みこの1日は終わりを迎えるのでした。

 

 

 

 

ロシアW杯旅行【14日目】〜ヴォルゴグラード1日観光〜

こんにちは。たっきーです。

 

ルカクやヴァランが同じ学年であることに改めて違和感を抱くロシア旅行14日目です。横に並んだらまさにビックスモールンです。

 

これは7月1日のことについてです。

 

 

⚫️ヴォルゴグラード観光〜ママエフの丘へ

 

ヴォルゴグラード滞在最終日ということでこの日はダラダラせずに昼からタクシーで市街地へ向かい観光へ。

 

今回のW杯でその名前を知った方も多いでしょうが(僕もそうです)、とりあえず真っ先にヴォルゴグラードで最も有名な観光地「ママエフの丘」にやって来ました。

 

ロシア語だと「ママエフ・クルガン(Мамаев Курган)」という風に呼ばれるこの小高い丘は、第二次世界大戦時の「スターリングラードの戦い」を記念して作られたものです。

 

ここまで色々あったヴォルゴグラードですが、個人的にここがロシアで最も強く記憶に残った観光地でした。

 

中心街もすぐ近く、ヴォルゴグラード・アリーナのすぐ目の前にあり、入り口の前にバスと路面電車の「ママエフ・クルガン駅」があるので本当に気軽に訪れやすい観光地です。

 

さらに、丘と言っても頂上にある「母なる祖国像」までは歩いても15分〜20分あればたどり着けるレベルなので、この暑さとは言えども訪れる日本人サポーターの方は多かったと思います。

 

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ということで入り口からトボトボ歩いて丘を登っていきます。ここから「母なる祖国像」のある頂上まで2キロくらい?だそうですが、全然そんな距離があるようには感じませんでした。

 

 

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入り口にはママエフの丘の全容についてのロシア語と英語での案内がありました。「母なる祖国像」が最も有名というだけで、「ママエフの丘」はその像を含めた丘全体の複合施設のことを指します。

 

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入り口にあった店でアイスを買って登ることにしました。

 

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最初の階段を登りきると早速奥に「母なる祖国像」の姿が見えます。

 

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登り始めてすぐ、この地で1942年に勃発した長く激しい戦いに関する巨大な石像がたくさん見受けられます。

 

ちなみにこの頂上まで続く階段は200日間続いたスターリングラードの戦いになぞらえて、200段あるそうです。

 

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2つ目の階段を登りきるとここまでで一際大きい像が姿を現します。どれも戦争を戦った戦士の像だと思いますが、その険しくてどこか悲しげな表情が印象的です。

 

その奥にチラッと見えるのが、最も巨大な「母なる祖国像」です。

 

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ここから祖国像へと続く道の間には、特に大きな像がいくつも建てられています。どれも戦争での一場面を切り取ったもののようですね。その表情1つをとっても迫力がすごいです。

 

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ロシアで読めないとわかっていてもなぜだか近くに寄って読んでしまいます。

 

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祖国像までの道の手前でこのような戦士たちを供養するためのスペースがあります。ここが今回の旅で訪れた中で最も心に残った場所でした。

 

今回ここに来ることを決めてから初めてちゃんと調べて知ったことなので、急造の知識でお恥ずかしいですが、この「スターリングラードの戦い」は第二次世界大戦時にこの地でドイツ軍とソ連軍により繰り広げられたものだそうです。

 

数ヶ月もの長い期間にわたって繰り広げられたこの戦いは、何度も何度も攻勢が入れ替わり、今では「人類史上最も凄惨で多くの犠牲者を出した戦い」と呼ばれているそうです。

 

この地を守るために死力を尽くした戦士たちを供養するこの大きな火が永遠に燃え続けることを考えると、抽象的な表現ですがこういう話に疎い僕でも何か込み上げるものがありました。そして、このヴォルゴグラードが広島と姉妹都市であることもなんだか納得がいきました。

 

ちなみにスターリングラードという名前は、ヴォルゴグラードの旧称です。少しでも興味が湧いた方は「スターリングラード攻防戦」で調べてみて下さい。

 

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ここをグルッと周って頂上へと続く順路を進みます。

 

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チラッと見えて驚いたのがこの光景なのですが、おそらく地元の軍隊であろう若い軍人の監視(ちょっとでも動いてないかとか?)のようなことを先輩軍人のような人が至近距離でしていたことでした。

 

途中で代わるでしょうが、ここにずっと微動だにせずに立っているのはとんでもない集中力と精神力がないと無理だと思いました…。

 

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そのエリアを抜けると再び大きな像が目の前に姿を現します。本当にここはとにかく大きな石像が多く、どれも迫力満点です。

 

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そしてまた少し坂を登り、いよいよ「母なる祖国像」の近くまでやって来ました。とにかく大きい。

 

コンクリートで出来ていて、頭頂までで52m、足から剣先までだと82mもあるそうです。

 

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像の麓までやって来ました。下からみるとその大きさと迫力がより肌で感じられます。

 

直立するわけでなくこんな形で立っていて、「倒れないのかな…」と心配になりました。

 

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像の麓から見た街の景色です。それほど高い場所ではないので超絶景というわけではありませんが、多くの石像の向こうに広がる街の景色とさらにその奥にあるヴォルガ川は趣があります。

 

右側にあるのが日本代表が戦った「ヴォルゴグラード ・アリーナ」です。

 

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像の脇の道を進むと奥には小さな教会もあります。ここまで幾度となく見たデザインですが、この場所にあるものもまた違う雰囲気が漂っています。

 

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一通り像の付近を歩いた後、また元来た道を下って歩いていきます。この頃には太陽が現れてまた少し気温も上がってきました。

 

この丘の地中には凄い数の人骨と金属片が埋まっていて、今でも掘り返すと出てくるほどだそうです。

 

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またあの場所をグルッと周って戻っていきます。ここの壁には一面にこの地での戦いで命を落とした兵士たちの名前が刻まれていました。

 

この頃には昼過ぎということもあって多くの観光客に溢れていました。関係ないことですがロシア人の脚ってなんであんなに長いんだ。

 

 

⚫️パヴロフの家〜戦争博物館

 

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なんだか不思議な気持ちになったママエフ・クルガンを後にして、市街地に繰り出します。ちょっと好きな雰囲気の家もありました。

 

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ロシアには各地にレーニンを冠した像がありますが、やっぱりここにもありました。青空が似合う。

 

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続いて、もう1つ「必ず行こう」と決めていた「パヴロフの家」にやって来ました。目の前にはやっぱりこういうモニュメントがあります。

 

この場所は「ママエフ・クルガン駅」から、トラムかバスで南に4〜5駅ほどでやって来れます。

 

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強い日差しに照らされて姿を現しました。「パヴロフの家」です。

 

これは、「スターリングラード攻防戦」にてドイツ軍からの激しい攻撃を守る際にソ連軍が1つの拠点として占拠した4階建てのアパートです。

 

数人で守ったにも関わらず最後まで崩壊させず守り抜いたことで「戦いの象徴」として現在観光地の1つとなっています。

 

当時はすぐに街もろともドイツ軍に占拠されるであろうと思われていたはずが、現在でもこれほど綺麗な形を残して建っているので、「粘り強かったソ連軍の象徴する存在」としての役割も担っています。

 

ちなみにこの建物を拠点にした際にそこで指揮官を務めていたヤーコフ・パヴロフという軍人の名前をとってこう呼ばれているようです。

 

大学で心理学を専攻していた僕は、ちゃんと調べるまで「あの条件反射のパヴロフの生前の家かなんかかな〜〜てことは犬の銅像とかあるのかな〜〜」とかアホなことを思っていました。

 

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裏側から見た写真です。なんだか以前訪れた長崎の軍艦島を思い出します。

 

産業都市であるためか、ここだけに限らず、「廃墟なのか違うのかよくわからない建物」が割と多い街並みで、正直嫌いではありませんでした。

 

ただ暑くて虫が多い!!!いやこれだけが不満でした…。この日もママエフの丘に来た時からずっとちょっと歩けば虫が顔にまとわりついてきて鬱陶しいたらありゃしない。

 

そしてお約束通りなのかなんなのか、虫除けスプレーを忘れた!!!なんだこれ!!!ちゃんと買ったのに…。一回なぜかヴォルゴグラードのスタジアム持ち込んでしまって検査で捨てられたから2回も買ったのに…。

 

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まあ気を取り直して、パヴロフの家に併設している「戦争博物館」をちょろっと巡って見ます。やっぱりこの街はこういう施設が多いです。

 

ちなみにここはママエフの丘の帰り道にたまたま出会った日本人の方に教えてもらってやってきました。いきなり戦車がお出迎えです。

 

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なぜかSLがありました。故郷の山口を思い出します。

 

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全部おそらく本物です。正直こういうの嫌いじゃないです。カッコいい。

 

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どこまでも顔にまとわりついてくるブヨたちと戯れながら、当時を振り返る写真の数々や本当に使われていた戦闘機や戦車を見ました。

 

アタッキングサードでの積極性はW杯に参加したどのチームよりも素晴らしかったので、この街のブヨたちには今後に向けて大きな期待が寄せられます。

 

なんてバカなことを言っていたらいい時間になったので、ホテルに戻ります。

 

その場所からタクシーでホテルまで直接行くとまあまあお金がかかるので、一律45ルーブル(忘れたけど確かそんくらいだった)のトラムでできるだけ北へ向かってからタクシーに乗ることに。

 

ちなみにロシアにおける地方都市ではトラムやバスなどの公共交通機関はどこも大体モスクワの半額くらいでした。ロシアはこの辺が本当に財布に優しい国です。

 

帰ってホテル準備しなきゃなーとか思ってボーッとしてたら降りる予定だった駅を通り過ぎて変な場所に来てしまいました。やばい。

 

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ちょっと郊外ってだけなのになんかアフリカのどっかみたいな通りでした。急いでタクシーを呼ぶことに。

 

ここで普通に野良犬に出会ってちょっとビビりました。でも何もしてこなかった…。

 

今回モスクワの中心地では全く見かけませんでしたが、ロシアでは地方都市には今でも普通に野良犬がいるようで、何度か見かけました。

 

 

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なかなかタクシーと巡り会えずにこの場所で30分くらい過ごしましたが、なんとか家に帰り着きました。ということでこいつを食べます。

 

この日は決勝トーナメントのスペインvsロシアが行われ、ロシアが歴史に残る勝利を収めました。本当に感動的な試合でしたね〜。

 

もちろん現地のテレビで見ていたので、ロシア語実況の盛り上がりがハンパなくてめっちゃ笑ってしまいました。

 

次の日はいよいよベルギー戦が行われるロストフ・ナ・ドヌへ向かいます。

 

 

 

 

ロシアW杯旅行【13日目】〜ピロシキとサンパオリのやりたいサッカーは謎のまま〜

こんにちは。たっきーです。

 

水だと思って買ったやつが十中八九炭酸水なので、それならむしろあえてどう見ても炭酸水っぽいやつを買ったら水なんじゃないかと思って買ってみても結局やっぱり炭酸水なロシア13日目です。この国は炭酸水しか売ってねえのか!!!

 

これは6月30日目のことについてです。

 

 

⚫️ホテルダラダラデー、再び

 

前の日はホテルに1日こもってましたが、なんと結局この日も丸一日ホテルにこもってしまいました。外暑いし…。

 

ヴォルゴグラードが大きな街ならこの日も外に出て観光したでしょうが、一通り調べてみて行ってみたいと思った観光地が「ママエフの丘」と「パブロフの家」くらいだったので、それなら1日どころか2.3時間で済みそうだし「タキモトの部屋」にこもることに決めました。

 

観光を次の日のヴォルゴグラード最終日にしようと決めたのは、その日が曇りで一番気温が低そうだったためです。それでも30度は超えますが。

 

とりあえずこの日は本当に昼まで寝ていて、その後もブログ書いたり観られなかった試合を観たりして1日中部屋で過ごしたので特に書くことがないです。

 

日が出ているうちはそんな感じで過ごし、夕方になり晩御飯を買いにスーパーへ行きました。

 

この日はちょっと歩いて大きめのスーパーへ。ここまでの内容でわかると思いますが、僕はショッピングモールや大きめのスーパー大好き人間です。絶対中がどんなものかは分かっているはずなのに、どの街に行っても見つければなぜかヒョコヒョコ入ってしまいます。

 

今回行ったスーパーは前日来たものよりはかなり大きいスーパーでした。エカテリンブルク滞在時に通っていたスーパーとおんなじ感じです。

 

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他の店でも見ることが出来た光景なのですが、ペリメニが冷凍で大量で売られていました。すごい量で、すごい安さ。正直毎日これでもいい。てか右の方のやつは普通に肉まんじゃん!!

 

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今回買ったものはこれです。ちなみにこの時買った水もちゃんと炭酸水でした。

 

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今回のビールです。古き良き昭和の汚い居酒屋に貼ってそうなポスターっぽいデザインだったので思わず手に取りましたが、あんまり好きじゃない黒ビールでした…。よく見たら黒ビールってわかるようになってる…。

 

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そういえばよく名前を聞く「ピロシキ」を食べてないなって思い、調べずに勘で「ピロシキっぽいやつ」を買いました。ものすごくピロシキ感があります。

 

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それとは全く別でなんかよく分からないけど美味しそうな冷凍食品を買ってみたのですが…

 

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チンしたら全く同じものが完成して爆笑しました。

 

しかも調べたらピロシキはパンの一種で、どっちもピロシキではありませんでした。なんなんだこれ!!!

 

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まあいつも通り細かいことは気にせずに、この日は決勝トーナメントのアルゼンチンvsフランス、ウルグアイvsポルトガルを連続で観戦してゆっくり寝ました。

 

現地観戦のメリットの一つが、たとえスタジアムで観戦せずにテレビで見たとしても、良心的な時間に観られることですね。この辺りから日本にいるガチ観戦勢は地獄の日程になってきたはずです。

 

あと、やっぱり観光後じゃないからちゃんと最後までスッキリ観られる!!

 

また、決勝トーナメントに入り試合数が少し減って最後の試合の時間が若干早くなったことも嬉しい点でした。

 

次の日はちゃちゃっとヴォルゴグラード観光します〜〜。

 

 

 

ロシアW杯【12日目】〜アパートタイプのホテルあるある言いたい〜

こんにちは。たっきーです。

 

朝目覚めるたびに毎回一瞬だけ「あれ!?ここどこだ!?」と思ってしまうロシア12日目です。旅館とかでも毎回やる…。

 

今回書くのは6月29日のことについてです。

 

 

⚫️ホテルでダラダラ

 

前回書きましたが、今回ヴォルゴグラードで泊まるこのホテル、街の中心地から離れた辺境の地にあり、さらに外も暑くて前の日までの疲れもあったので、この日は一日中ホテルでゆっくりすることに。

 

と言っても前日のポーランド戦のこともあっていても立ってもいられず、結局この日は丸一日かけてポーランド戦の〝あの出来事〟について考えて、それを文章にしてブログにまとめる1日となってしまいました。しかしそれはそれで楽しい…!

 

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ちなみにこんな感じの環境でずっとブログ書いてました。なんかめっちゃデキるヤツ感漂ってる!!!!毎日ここで書きたい!!!!

 

デスクトップは憧れの選手、クラウディオ・マルキジオのクソかっこいい姿です。

 

この画像を見てお気づきになったでしょうが、今回泊まるこのホテル、アパートタイプということもありめちゃめちゃ広いです。

 

寝室、キッチン、風呂と全て別れていて本当に外国の一つの部屋に住んでいるって感じです。めっちゃテンション上がる!!

 

ということでお部屋の中を紹介します。

 

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すごい!!広い!!すごい!!語彙力!!

 

普通に住みたいです。

 

ベッドもデカくてソファも綺麗で何よりキッチン周りの環境が充実してます。

 

そしてハンガーなり皿なりコップなり鍋なりシャンプーなり洗顔なり、宿泊に必要な小物もある程度置いてありました。

 

ただプチ潔癖症の僕はシャンプーやコップは結局使えませんでした。特に使いかけお風呂用品はちょっと厳しい…。

 

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ちょっと面白かったのがこの洗濯機です。

 

溜まっていた洗濯物を洗おうと動かし始めたものの全てロシア表記だったためどれが一番適したボタンか分からず、とりあえず一番「スタンダード」っぽいボタンを押して洗濯を始めました。

 

すると20分ぐらいして、徐々に回転のスピードが上がり始めたのですが、ピークになると完全に洗濯物を殺す勢いの高速で回り始め「なんやあこれは!?」と分かりやすいツッコミをかましてしまいました。でもまあ本当に洗濯物が殺されるわけじゃないしということで放っておきました。

 

ただそのワールドクラスのスピードがあまりにも面白すぎて、10分くらいずっとそれを眺めていました。もう洗濯物が見えないくらいの速さで回ってました。裏のスペースのケアがガバガバなアルゼンチン相手に無双しまくるムバッペくらいでした。

 

こんなに早く回転させる必要はあるのか…とは思いましたが、最終的には「まあこれもロシアらしさか」と謎の結論に達して静観してました。

 

他にもシャワーから出る水の方向がバラバラだったり、ベランダに出るための扉がなぜかアルミホイルで封印されていたりと、広いぶん他の部屋よりツッコミどころは沢山ありましたが、細かいことは気にしない僕からすればどれも大した問題ではありませんでした。

 

その後1日パソコン&スマホと向き合ってクロアチア代表くらい疲れた僕は夕方から夕飯とビールを買いにホテル付近を散策することに。

 

せっかくキッチン周りの環境が整っているので「そうだ料理しよう!」と思ったのですが、よく考えたらもまともに料理するためには調味料もある程度買いそろえる必要があると気づき2秒で諦めました。

 

一応Googleで「調味料 使わない 料理」と調べたのですが、「果たしてそれは料理と呼ぶのか」ともう1人の自分に問いかけられたのですぐ辞めました。

 

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というわけで今回は近くにあったこのお店で買い物を済ませることに。コンビニと呼ぶには広すぎて、スーパーと呼ぶには狭すぎるくらいのちょうどいいお店でした。

 

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ということで今回買ったもので軽く晩御飯を作ってみました。とはいってもほぼ何もしてない。そして毎度のことザグースカ。今回は買ったものをレジに置き忘れることはありませんでした!!

 

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そしてこの日はおなじみの「バルチカ」の7を買ってみました。なるほど!3の時よりちょいアルコール強めでキレがより鋭い感じ。でもやっぱウマい。お酒あまり強くない人ならこれ一本で十分酔えそう?

 

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ついでにロシアのインスタント麺のまた違うやつを一個買ってみました。これもめっちゃウマかった。味はハッキリは覚えてないけどちょっとアジアンテイストのラーメンって感じ?

 

この日は久しぶりに試合のない1日だったので「ゆっくり出来た!」というロシア現地組は多かったと思います。

 

てな感じで丸一日ホテルでダラダラ過ごしましたが、これもこれでいいな〜と思いました。

 

 

 

 

 

    

 

ロシアW杯【11日目】〜灼熱の地・ヴォルゴグラード!敵はポーランド&謎のトラブル〜

こんにちは。タッキーです。

 

そろそろ普通にお〜いお茶が飲みたいし、なんならはなまるうどんに行きたいなあとか思い始めたロシア11日目です。

 

これは6月28日についての記録です。

 

 

⚫️ヴォルゴグラード到着〜いざポーランド戦へ

 

寝台列車で目覚めてからしばらくすると、いつの間にか第3戦・ポーランド戦が行われる、ヴォルゴグラードに着いていました。

 

おそらくこの時日本のニュースでも頻繁に報道していたと思いますが、このヴォルゴグラードは今回の日本戦開催地の中でも特に暑い都市だと言われてました。

 

おまけにこの時ブヨが大発生しており、「暑い」上に「虫が多い」という今回最大の〝試練の地〟と化していました。

 

でもまあここまで10日間もロシアで過ごしてきたわけですから、それくらいなんのそのです。

 

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こちらは駅到着直前にチラッと見えた「ヴォルゴグラード・アリーナ」です。いずれ登場しますが、反対側にはヴォルゴグラード で最も有名な観光地、「ママエフの丘」があります。

 

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ということでヴォルゴグラード到着です。天気が良い!!笑

 

確かに暑いですが、湿度はそこまででカラッとしており、日本の身体中にまとわりつく暑さよりはマシだなと僕は思いました。ただ痛いような日差しの強さは日本より上です。帽子&サングラス必須です。

 

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この時なんとなくiPhoneで気温を確認したのですが、昼前で32度でした。予報では日本戦が行われる夕方17時頃には40度近くなると言われてましたが、この時はそこまででした。

 

それよりもさすがロシア!広大な面積を持つため同じ国内でも同じ時間でこれだけ気温差があるんだなと思いましたね〜。エカテリンブルクが恋しい〜(笑)。

 

寝台列車で現地に到着したその日に試合というサランスクでのコロンビア戦と同じ日程だったので、とりあえずホテル行こう〜と思ったのですが時間もあったため列車で同部屋だった日本人の方と一緒にとりあえず駅近くでご飯を食べることに。

 

後々この選択が不運を招くことにこの時はまだ気づいていませんでした…(笑)。

 

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ということでちょっと調べてみて駅近くで良さげだったステーキの店に来ました。開店が12時からだったため店の前で少し待つことに。いい雰囲気のお店です。

 

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時間になり店内に案内されました。席のすぐ横のテレビでは前日のドイツの衝撃的な敗退について徹底討論?みたいなことが繰り広げられていました。前回覇者の敗北は確かに衝撃的だったとはいえ、他国の敗退でここまで報道するのですから、ロシアでのサッカー熱の高まりが強く感じられました。

 

 

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サラダとステーキを頼んだのですが、最初にきたこのサラダがもうロシアに来て口にしたものの中でイッッッッチバン美味しかったです。美味しすぎて心の中でずっと「ハラショー!」と叫んでいました。

 

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その後きたメインのステーキも絶妙なレア加減で超ウマかったです。

 

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切ったらこんな感じです。思い出しただけで腹が減ります。

 

なんとなく調べてやってきたお店でしたが、どうやらヴォルゴグラードでも特に人気のお店みたいで、僕たちが入った後もあとから続々と試合観戦前の日本人がやってきました。本当に来てよかったです。

 

 

⚫️今回最大のトラブルに出くわす

 

レストランを出て一緒だった日本人の方に「また後で〜」と別れを告げ、いざホテルに行くことに。

 

元々予約していたホテルはまたも中心地から少し離れた郊外で、スタジアムから若干距離はありましたが、近くにトラムの駅もあったため、それほど不便ではないだろうと思っていました。

 

そのためトラムかなんかで行こうかなーと思っていましたが、暑くてしんどかったこともあり最初なのでタクシーで行くことに。

 

ということで改めて予約したサイトと印刷して持ってきたそのホテルのバウチャーを見て住所を確認し、いつも通り配車アプリにその住所を入力したのちタクシーを呼びました。

 

なかなか見つかりませんでしたが、数分後に目の前に呼んだタクシーがやって来て乗り込みました。

 

トランクにキャリーケースを乗せてもらい、座席に乗ると、運転手に「ちょっとホテルの詳しい住所がわからないのでもう一回教えて」と言われました。

 

アプリで最初に呼ぶ時に入力するとは言え、こういうこともそれまであったのでそのサイトに書いてあった住所とバウチャーを改めて見せました。

 

それを見て「OK」と運転手が車を走らせ始めたので、しばらくくつろげるなあと思ってスタジアムの詳しい場所などを調べつつゆっくりしていました。

 

しばらくすると、タクシーが大きな橋を渡り始めて眼下にはヴォルガ川の広大な景色が広がり始めました。運転手もちょっと嬉しそうに「見てみな、ヴォルガ川だぜ」的なことを言っていました。

 

それをみて僕も「お〜すげ〜〜海みたいに広い〜」とか思ってしたが、この時ふと気づきました。

 

「ホテルに行くまでに橋とかあったっけ…?」

 

突然不安になり急いでGoogleマップを見ると、なんとタクシーはサイトに書いてあったホテルの住所とは真反対の方向へと走っていました。

 

一瞬意味がわかりませんでしたが、この時は「実はこっちから行ったほうが早いのか…?」と考えて何も言いませんでした。改めて今見るとどう考えてもそんなワケありませんが(笑)。

 

しかししばらくして、やっぱりどう考えても違う方向に向かっていると感じ、このままでは試合開始に間に合わないと思ったので、運転手の方に「本当にこっちであってますか?」と聞いてみました。

 

その時は「あってるよ〜(^ ^)」的なことを言われ軽くあしらわれましたが、その後橋を超えて広い道を走り始めた時に、サイトに書いてあった住所を入力したGoogleマップの画面を見せ、「ここに行って欲しいです」と伝えました。

 

すると運転手もどうやら何かおかしいと思ったのか、近くに車を停め、その画面をまじまじと見ていました。しかしその後、「でもここには〝Volzhskiy〟と書いてあるよ」とハッキリ言われました。

 

サイトに書いてあった住所を入力して出て来たGoogleマップの画面には、間違いなくヴォルゴグラード・アリーナから北に少し向かった場所が示されていたのですが、確かにその下の詳しい住所の表記の部分には〝Volzhskiy〟と書いてありました。

 

Volzhskiy(ヴォルシスキー)は、ヴォルゴグラードから橋を渡って反対側にある別の都市です。

 

その後も何度か「本当にこっちであってるの!?」とやりとりをした後、運転手は僕がちょっと焦ってるのを悟ったのか、ホテルの連絡先に電話をかけてどうやら向こうに直接住所を聞いていた様子でした。その後、「やっぱりこっちであってるよ」と言われました。

 

僕は何が何だかわからず、でもこんなよくわからない場所で降りてもしょうがないし、「もうどうにでもなれー!うわー!」って感じで運転手に全て任せることにしました。

 

しかしその後追い討ちをかけるように、運転手から「このままホテルに行ってもう一度スタジアムに向かうと、おそらく開始時間には間に合わない。それでもいいか?」と言われました。いや確かに!

 

もう焦ることをやめてどうでも良くなった僕は「いいよ〜」と返事しました。すると運転手は「その後スタジアムに向かう時も俺が連れてくよ」と言ってくれました。結果的に合ってたのに運転手さんこの時はごめんなさい(泣)。

 

今考えると、確実に自分が泊まるホテルに向かうとは確信は持てませんでしたし、どうなるのかもわからなかったのですが、この時余計に焦って他の解決策を探そうとしたりして無駄な時間をかけずに済んで本当によかったです。

 

この時ばかりは自分の楽天家ぶりに感謝しました。いや本当に結果論ですが(笑)。

 

でもよく考えれば、本当に何かのトラブルに巻き込まれていた可能性もなきにしもあらずですし、もしかしたらただの誘拐だった可能性もあるのでそう考えたらやばいです…。前言撤回!やっぱり極端に楽観主義すぎるのはダメです!(笑)。反省!

 

とそんなこんなでその場所に到着しました。付近に明らかにホテルっぽいものがなく、目の前にはいくつかの集合住宅的な大きいアパートしかなかったので、正直この時「終わった…」と思いました。

 

しかしその後、運転手が再びホテルの連絡先に電話をかけると、目の前のデカいアパートの入り口から1人の女性が出て来ました。

 

その後その女性に連れられて一旦自分が泊まる部屋に向かいました。その間運転手の方はずっと下で待ってくれている様子でした。

 

その部屋で電気のスイッチやエアコンの付け方などを教えてもらった後に、今回支払う金額を請求されました。

 

そう、これが結果功を奏したのですが、その時泊まったホテルは今回の旅で唯一、現地で当日最初に現金で支払う形でした。

 

その時その女性から支払うよう言われた金額が予約したサイト(agoda)に書いてあった金額と全く同じだったので、ここでようやく「あ、泊まるホテルここで合ってるんだ」と確信しました。

 

それを確かめようと思って、向こうから言われるまで敢えてお金のことはこっちからは何も言わなかったのが自分で言うのもアレですがナイスな判断でした。

 

逆にそこでを払うよう言われた金額が少しでもサイトの金額と違ったらもう120%詐欺なので何も払わずに市街地まで戻るつもりでした。まあそんな手のこんだ詐欺するようなやついないでしょうが…。

 

なんと今回泊まるホテルは、フロントとかないアパートタイプのめっちゃ広いやつでした。なんていう名前なのかはわかりませんが、その辺の大きいアパートの一室がホテルの部屋みたいな感じのやつです。

 

そんなこんなでこの時もう既に試合開始まで1時間近くとなっており、急いでお金を払いました。

 

その後、試合後に一度連絡する必要があるため、「WhatsApp」というアプリをインストールして登録するようにその女性から言われました。

 

その登録に手間取っていると、時間は試合開始まで残り1時間を切っていました。

 

急いで必要な荷物を持ち、下に降りてまた同じタクシーに乗り込みました。その場所まで片道40分近くかかったので、その時点で本当に試合開始の時間まではギリギリでした。

 

運転手の方ももちろんそれを察して急いでくれました。その途中に「今日は日本を応援しているよ」と言ってくれたり、後から考えれば「向かってる場所が違う!」とか言ったりしてめんどくさい客だったかもしれないのに、本当に優しい方でした。ごめんなさい(泣)。

 

もちろんその運転手の方は何も間違ってなかったのですが、結局何が問題だったのかよくわかりませんでした。

 

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とりあえずサイトに書いてあったホテルの住所を入力して出てきた地図は全く違う場所であり、しかしそこに書いてる詳しい表記は〝Volzhskiy〟で、実際に泊まるホテルはそこでした。なにがなんだか!!

 

結局誰が悪いのかもわかりませんが(サイトが悪いのかな?)、とりあえずその時はもう試合に間に合うかどうかしか考えてなかったので、既にその犯人探しはもうどうでもよくなってました。

 

日本の決勝T進出がかかる試合に間に合わないかもしれないということで、その時が今回の旅の中で最も焦っていたのですが、昼に食べた超ウマいサラダの味をすっかり忘れてしまうほどでした。

 

しかし今考えれば、あの時レストランを出た後、公共交通機関を使わずにタクシーを使う判断をして本当によかったです…。偶然ですが…。

 

トラムなどに乗って一度その場所に行って「あれ!?ホテルがない!」てなって、その後タクシーで本当のホテルの場所に向かっていたら間違いなく試合開始には間に合ってませんでした。

 

後日その住所で出てくる場所に行ってみたのですが、そこにはホテルらしきものは何もありませんでした。なんじゃこりゃ!

 

 

⚫️運命のポーランド戦へ

 

タクシーにはスタジアム付近でできる限り行ける場所まで行ってみたのですが、その場所に到着した時にはもう試合開始約20分前でした。

 

運転手の方に「本当にありがとう!」と別れを告げ、小走りでスタジアムまで向かいました。

 

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スタジアムまでの道のりには噴水があったりして何だか良い雰囲気でした。今考えたらなんで呑気にこんな写真撮ってんだ。

 

その日はそれまで着ていた武藤シャツではなく前回のブラジル大会の時のユニフォームを着ていました。その時は後ろのネームに「TAKKIE」といれていたので、小走りの時も後ろに居たポーランドサポーターから「たっきー!たっきー!」と呼ばれてなんか変な感じでした。

 

とはいえ嬉しくなってそのポーランドサポーターとも写真を撮りました。すると嬉しそうに「たっきー!!イエエアエエーー!!」と言ってました。いやこんなことしとる場合じゃない!!

 

汗をかきながら走っていると、その綺麗な道を抜けてようやくスタジアムの前にたどり着きました。

 

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スタジアムに向かって右側を見れば大きなヴォルガ川、そして反対側を見ればママエフの丘がありました。なんだか壮大な景色の中にこのスタジアムは佇んでいます。

 

とりあえずビールだけ買い、急いで席に向かいます。ゲートのところでまさかの再び先ほどのポーランド人の2人組みに出会い、また「たっきーーーー!!(喜)」と叫ばれました(笑)。もうその時は放課後一緒に帰ろうと別のクラスから来た同級生みたいなテンションの呼び方になってました。

 

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急いで走ってようやく席にたどり着きました。この時試合開始3分前でした。国歌とかは聞けませんでしたが本当に間に合ってよかったです…。

 

真横に熱狂的なポーランドサポーターの集団がいたのですが、既に敗退していたにも関わらずその熱狂振りは凄かったです。キックオフの瞬間にその盛り上がりっぷりからもう疲れはヴォルガ川の方に吹っ飛びました。

 

試合はご存知の通り1-0で敗れましたが、様々な議論を残す形で日本は決勝トーナメント進出を決めました。

 

日本での反響も大きかったようですが、試合後スタジアムの外を歩いていると、東京新聞?かなんかの人にインタビューされました。

 

そのことについての自分の考えは既にこのブログに書きましたが、僕個人としては、「日本がW杯で決勝進出を決めるところを生で(しかもめちゃ珍しい形で)観ることが出来た」ってことで最高でした。実際周りの日本人は見た限りでは大体喜んでいましたし。

 

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試合後は市街地に向かい例のコミュニティで開かれた打ち上げの飲み会に参加しました。信じられない量のロシア料理でしたがどれも美味しかったです。

 

食べながら観ていたイングランドVsベルギーは中々の落ち着いた試合でした(笑)。欲を言えばこの2チームがバチバチで闘う試合が1試合くらい観たかったなあ…まあしょうがないけど。

 

この試合の結果、勝利したベルギーの決勝トーナメント初戦の相手が日本に決まるのと同時に、僕がロストフで観る試合のカードも決定しました。

 

お腹パンパンになりその後再びタクシーでホテルまで向かいましたが、色々あった疲れからかすぐにグッスリ寝てしまいました(笑)。

 

いや今振り返ってもこの日が一番今回の旅の中で色々あった1日だったな…。

 

ではまた。

 

 

 

ロシアW杯【10日目】〜良い旅に良い出会いアリ〜

 

こんにちはタッキーです。

 

「スパシーバ」って言いすぎて日本人に道聞いた時にも普通に「スパシーバ」って答えてしまって恥ずかしい思いをしたロシア10日目です。

 

この日は狂ったように写真を撮りまくったモスクワ観光の1日が終わり、再びカザンスキー駅に戻り今度はヴォルゴグラード行きの寝台列車に乗り込む所からです。

 

ちなみに6月27日のことです。

 

 

⚫️モスクワ〜ヴォルゴグラード寝台列車

 

駅ナカのホテルを出てすぐさまカザンスキー駅に向かい(というかそこがカザンスキー駅)、ヴォルゴグラード行きの列車の乗り場へ向かいます。この間約10分でした。めちゃ近い。

 

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乗り場です。

 

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今回乗る寝台列車です。

 

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今回乗る寝台列車の中です。

 

結局確信は持てなかったのですが、「モスクワから各地に向かう列車」と例えばサランスク〜エカテリンブルクなどの「地方都市間を移動する列車」では、同じ階級でもなんかちょっと仕様が違う感じがしました。

 

例えば、モスクワから各地に行く寝台列車には各部屋に必ず一つはコンセントがついていて、逆に地方都市間を移動する寝台列車には廊下に何箇所かあるだけで部屋にはなかったり。

 

あとはソファーや布団の色がちょっと違って新しかったり。小さい部分ではありますが少なからず違いがあるようです。

 

そんなこんなで乗り込んだ今回の列車の同部屋には、日本人の男性の方1人と、ロシア人の若い男性の方1人がいらっしゃいました。

 

今回のこの同乗者の方もすごくいい人で、というか良い人以外は寝台列車に乗っちゃいけない決まりでもあるのかというくらい毎回良い人しかおらず、いつも通り快適に過ごすことができました。

 

いつも通り途中の大きな駅でとまったのですが、その時降りた後に近くにいた日本人の方に話しかけられその方とも仲良くなり、「後で食堂車に行こう」と誘われました。

 

列車の階級によってあったりなかったりする食堂車ですが、今回いい機会だということで、同部屋の日本人の方、そして先ほど話しかけられた方とその人が誘ったまた別の日本人の方の計4人でいざ行ってみることに。

 

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ジャジャ〜んとこちらが食堂車です。なんだかんだ初めて来ました。

 

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メニューはロシア語と英語でしたが、なんとなくはわかりました。

 

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ビールと軽めのパスタを頼みました。味はまあ普通に美味しい。いつも思うのですが、新幹線の中だったりコインランドリーだったり銭湯だったり、家とお店以外の普段と違う場所で飲むビールはなぜか格別にウマいです。

 

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これはちょっと大きな駅でとまったときの写真です。グリャージという場所でした。

 

実際に滞在した場所だけでなく、こういう一瞬降りただけの場所も含めると、今回本当にロシアのいろんな都市に足を踏み入れたことになります。

 

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この駅の発車間際、両側を車両に挟まれるという珍しい状況に遭遇しました。だいぶどうでもいいですが。

 

そんなこんなでゆっくりしていると、日付も変わり、ヴォルゴグラードに徐々に近づいていきます。

 

後日談ですが、この時同部屋だった日本人の方とは日本に帰ってきてからもお会いし、スポーツバーで一緒に準決勝を観ました。

 

本当に「良い旅に良い出会いアリ」です。

 

 

⚫️ロシア小ネタ:常にユニフォームを着ていることのメリット

 

今回も寝台列車での1日なので内容が薄いためいつも通り小ネタです。

 

日本出発の日からもう既に日本代表のユニフォームを着ていた僕ですが、今回この「ずっとユニフォームを着ている」ということのメリットを感じる場面がいくつかありました。

 

まず最初の空港で日本人の方に話しかけられたことは既に以前話しましたが、その後もたびの途中で色々な方に話しかけられました。

 

具体的には、ロシアについたときすぐに向こうの空港で現地通貨をおさなければならなかったのですが、色々なATMがあり国際キャッシュカードで現地通貨がおろせるATMはどれなのかがよくわかりませんでした。

 

ネットで調べつつ、いくつかATMを回ってみたもののおろせずに困っていると、後ろから「日本人の方ですよね?」と声をかけられました。

 

振り返ると同じ旅行者であろう日本人の姿が。そして僕が現地通貨をおろせるATMがわからずに困っていることをすぐに察したのか、「あそこの緑のATMでやってみたらおろせましたよ!」と指をさして教えてくれました。

 

なんて優しい人!おそらく僕の顔を見れば日本人だと変わりますが、もちろん別のアジア人の可能性もあります。日本代表のユニフォームを着ていることで「この人は確実に日本人だ」とわかったため、彼は話しかけてくれたのでしょう。

 

その出来事があって以来、僕は試合のない日でもなるべく日本代表のユニフォームを着て外に出かけるようにしました。持ってきたほとんどの私服がただの荷物になってしまいましたが、それでも今回そのことに早めに気づけてよかったと思います。

 

実際に旅のあらゆる場面でこちらから声をかけずとも、向こうから声をかけていただき助けてもらえることが何度かありました。

 

もちろん日本人の方だけでなく、街を歩いていれば(特にモスクワの中心街)色々な国の方に「日本のサポーターだね!」と話しかけられます。

 

FAN IDも常に首からぶら下げているため、それだけでももちろん「多分アジアのどっかからW杯を見に来たサポーターだ」ということはわかるでしょうが、やっぱり遠目に見てもわかるユニフォームを着ていることは大きなメリットがあると感じました。

 

当然日本代表のユニフォームを着ているからといって「日本から来た日本人の日本代表サポーター」とは限りませんが、9割は大体そうです。

 

最初は「常にW杯のお祭り感を感じていよう〜!」という子供みたいな理由で試合のない日もユニフォームを着て外に出ていましたが、そのことにはれっきとしたメリットがあることをハッキリと感じました。

 

実際にピッチ上に立って戦う選手たちの「ユニフォーム」であると同時にそれを応援するサポーターたちにとっても重要な「ユニフォーム」であるということを改めて感じました。

 

何が言いたいかというと、つまり「W杯最高」ということです(3865回目)。

 

終わり!